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サケが帰ってくる川

2008年02月09日

 サッカー関係のネタが続かないので、ちょっと脇道にそれた話しを。

 以前、サケは生まれた川に帰ってくる、という説を何の疑いもなく信じていました。某新興宗教教祖の口癖で流行った言い方で言うと、それが定説です、といったところです。
 ある日、ふと、サケは標識も付けられないような小さな稚魚の状態で海に下るのに、どうして戻ってきたサケが、この川で生まれたサケだと断定できるのだろう? という疑問が頭をもたげました。その疑問は長く続いていました。

 ある日、次のような実験を見ました。
 近海で捕獲したサケを海水で満たした小さな水槽に入れます。サケは悠然と泳いでいます。そこにA川の水をドボドボと注ぎます。サケは無反応です。
 そのサケを別の水槽に移します。ここでもサケは悠然と泳いでいます。そこに、今度はB川の水をドボドボと注ぎます。するとサケは、異常に興奮し暴れ出しました。

 この実験は、サケが生まれた川の臭いを記憶していることを立証する実験だ、という説明を受けたように記憶していますが、この実験でサケが特定の川の水に異常反応する様子を見たことと、川に遡上してきたサケを捕獲して採卵し、孵化させた稚魚を放流すると、数年後、その川に戻ってくるサケが激増するという客観的事実から、やはりサケは、生まれた川に戻ってくるのかもしてないな、と長年の疑問を解いて納得したものでした。

 ところが最近こんなことがありました。
 知床が世界自然遺産に登録されたことから、サケなどの魚類の遡上を阻害している砂防ダムに魚道を整備することになり、一部の砂防ダムの魚道が完成して、先日、その効果を聞きましたが、なんと、魚道を通ってサケの遡上が確認されたそうです。それを聞いて、またまた、疑問が頭をもたげてきました。

 砂防ダムがあったとき遡上できないので、この川で生まれたサケはいないはずだよね?
 他の川で生まれたサケが迷い込んだってこと?
 サケが生まれた川に戻って来るっていう定説、本当なの?
 本当のところは、生まれた川付近の川に戻って来る、っていう程度がいいところじゃないの?

 と、おじさんは、思うわけです。


post by masa2007

20:07

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