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公的支援の行方に関する私的見方

2008年01月18日

 今日の読売新聞に「北海道は、コンサドーレ札幌を運営する「北海道フットボールクラブ」に対し、経営陣の責任明確化などを求める文書を提出、18日にも道幹部と児玉芳明社長が面談し、道側は改めて責任明確化など融資継続の条件整備を求める」という記事が載っていました。

 道だって知っていると思います。
 1994年当時、Jリーグプロチーム誘致のため「30万人署名運動」が行われたとき、最終的に31万人を超える署名が集まったことを。
 当時、北海道初のプロチームであるJリーグを発足させるため、行政・企業・市民が三位一体となって運動を推し進めたことを。
 道内若手経済人たちの奔走によって道内企業から出資が寄せられ、悲願の(株)北海道フットボールクラブが設立されたことを。その設立を道としても、地域活性化と地域への経済効果のため歓迎したことを。

 経営陣の責任明確化を求める道だって知っているはずです。
 累積赤字がふくらんだのは、早期にJ1に上がることを優先するため外国人選手中心の補強を行い、その人件費の負担が大きかったことが原因であることを。当時、その方針に道として異を唱えなかったことを。
 その後、チームとしての成績が安定しなかったため入場料・広告収入が安定せず、赤字を積み重ねていったことを。
 プロ野球チームと違い、地域密着型を指向するサッカーチームの場合は、特定の親会社からの支援がないことから、経営的に黒字にすることが極めて難しいことを。あの浦和レッズだって経営が安定するまでは、大企業グループの支援を受けていたことを。
 経営陣の責任明確化を求めているけど、誰がどうやっても、親企業の支援のない道民・市民が支えるプロチームの場合、発足当初は赤字が避けられないことを。

 そのような経緯や現状を知っていても、それでも、厳しい財政状況にある道の立場としては、資本金の8割減資によって1億2千万円の税金が消滅する事実を納税者である道民に説明して納得してもらう必要があるので、HFCに対しては、新聞記事にあるような対応にならざるを得ないのでしょう。

 この新聞記事は、うがった見方をすると、道としては財政的に非常に厳しい立場にいるので、そのような立場の道の窮状を察して、HFCが道民の納得のいく回答を出してくれれば、道としては一種のアリバイを得ることができて継続的な支援の名目が立つので、だから、HFCさん、お願い、しっかりした回答をお願いしますね、という高橋知事からのメッセージではないのかな。

 と、おじさんは、思うわけです。


post by masa2007

20:11

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

luchun

Re:公的支援の行方に関する私的見方

2008/01/18 21:05

株主の立場としては、自分の出資金が5分の1になるという形で責任を負うわけですから、経営陣に責任の明確化と今後の経営方針を問うのは当然のことです。 道や札幌市のような大株主だけでなく、個人株主や持株会に出資したサポーターに対しても、具体的で納得のいく説明をしてほしいものですね。 (私が出資したわけではありませんが(^ ^; )

はすえいん

Re:公的支援の行方に関する私的見方

2008/01/18 21:47

 お初です。せいやあああ!!を開設している者です。今後ともよろしくお願いします。詳細述べると長くなるので、ようするに、これはすべて税金ですから、道への説明というよりこれは道民への説明なんですよね。 コンサの目的はというか、Jリーグそのものの「理念」は単にサッカー競技だけの普及促進ではなく、それを通じて青少年の育成や広い意味での社会貢献でありますから、単にサッカー競技であれば好き嫌い(実際こういうものそのものに価値を認めていないもんが結構おるし)もありますが、一競技をすることだけに税金投入をするんじゃないんだという「大きな名目」が大切です。ただ、税金というか公的資金を投入して援助することでスポーツ競技を育成することは大事なことで、特に日本では北海道に限らず、北海道は特にですが、スポーツ文化の地域での育成度はまだまだこれからであると思います。すべては企業が大きな母体を占め、市民全体を巻き込むようにという点ではまだまだであると考えます。典型は「プロ野球」がいい例です。 だからこそその投ずるを是とする大きな理由がいるんでしょう。

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