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2007年12月20日
10年ぶりに改訂(第6版)される、あの権威ある「広辞苑」に「まなら」が北海道方言として新たに加わることが決まっています。(もう改訂版でてるのかな?) ところで「なまら、○○だべさ」と言うときの「なまら」って、北海道方言だと言われていますが、それって正統な北海道方言ですか? おじさん、数10年、道産子やっていますが、若い頃、こんな言葉、使いませんでした。 この「なまら」を最初に聞いたのは、たしか1970年代だったような気がします。「なまら」は、その当時、若者の間で流行した「若者言葉」だった記憶があります。 最初に「なまら、○○だべさ」と聞いたとき、「なまらって、どういう意味よ?」と聞き返した記憶もあります。 いま手元に「ほっかいどう語 -その発生と変遷- 」という本があります。 北海道は全国各地から移住して来た人たちによって開拓された地ですから、そのとき全国各地の方言も北海道に集まってきて、その多様な方言が北海道という地でどのように融合し、どのように変遷して「ほっかいどう語」になったのかを記した名著(と思う)です。発行は昭和45年(1970年)です。 その本の巻末に、あいうえお順の「方言集」が載っていますが、そこに「なまら」はありません。 「なまら」が現在、北海道でしか使われていない言葉なのは確かなようですが、ある時期から、それも近年ともいえる時期から使われだした、若者しか使っていない言葉を北海道方言というのには、少し違和感を感じます。 方言とは、ある地域で共通に使われ続けている特有な言い回しであって、一般的には、お年寄りの世代が多用していても、若い世代になるとだんだん使われなくなるという文化的傾向にありますが、「なまら」は、逆に一定程度以上の年齢のお年寄りは使いません。 「なまら」を全国各地からの移住によって開拓されてきた北海道の歴史から生まれた「ほっかいどう語」と同列に並べるのは、間違っているのではないでしょうか。 と、おじさんは、思うわけです。
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