峠の茶屋

曽田選手の引退発表には、私もほんとうに驚いた。
サテライトの試合に出てた時
「ああ、問題なく動けるんだ。復帰ももうすぐだ」
と単純に思っていたのに、その後も出てくる気配もなく…
今になって、本当に辛い状態で闘っていたのだと知り、
改めてショックだった。


曽田選手は、私にとっても、とてもインパクトのある存在だった。
大学生の時にコンサの練習に来ていて、ちょうど最後の日に居合わせた事がある。
今日で最後です、ということで選手達に挨拶をして去るところを
当時の岡田監督が握手し、当時の守護神・佐藤洋平さんが近寄って、
わざわざキーパーグローブを外して握手を求めていた。
練習生にそこまでするのは、あんまり見たことないように思った。
それを見て、「曽田という選手は相当見込まれてるんだな」と感じた。


そしてコンサドーレに入団し、「あの、曽田だ」と思って期待した。
この人には、コンサドーレ札幌の名物選手になってもらいたい、と思った。
札幌と言えば曽田がいるチームだな、と人々に思われるように…


長身で、独特の雰囲気があり、目立っていた。
ＦＷからＤＦにコンバートされた後、室蘭で見た試合で
曽田さんが前線に送る長いパスがビシビシと決まって
「なんて視野が広くて素晴らしい」と感激した覚えがある。
長いパスが通るたびに、わーっと歓声が上がったものだ。


ヘディングで競り勝つ姿がカッコよかった。
相手と競り合うので、流血することもしばしばあった。
止血のために頭をぐるぐる巻きにして出てくると、なぜかチームは勝つことが多かったような気がした。
友人達と「曽田が巻いたぞ」「よし！もらった！」などと言って喜んでいた。
こんな話があること自体、すでに伝説的だ。
サポーターがつけたあだ名が「神」というのも、いかにもレジェンド。


ミスが失点に繋がるポジションだけに、批判されることも多かった。
でもいつしかプレーが安定し、「うまくなったなぁ」と思った。
これだけの身体能力があれば、長い選手生活を送れるのではないかと
はなはだ勝手に思っていた。


ブログに高尚なことを書いたり、易しいことも書けたり
相手に合わせて対応できる曽田さんも
地下鉄で宮の沢に通っていた曽田さんも
頭にホチキスでとめた後がついていた曽田さんも
後にも先にも
こんな選手は、曽田さん、あなたただ一人だけ。
私が思っていた「名物選手」に、ちゃんとなってくれた。
できればもうすこし選手でいてほしかったけれど…


引退記念のＴシャツが「ラストファンタジーＴシャツ」だなんて
このネーミングはきっと、ご本人がつけたんだろう。
ＴＶで告知する時、くすっと笑っていた。
最後のジョークかな。なんて粋な。



引退後の曽田さんが、健康で幸せで
ご自身が決めた道を洋々と歩んでいかれるようにお祈りしています。


９年間、お疲れ様でした。

そして、
ありがとうございました。

俊ｐ初ゴールを祝って（←こじつけ
新しくオープンしたビル内の「GODIVA」を見に行って
ホットチョコレートを飲んできた。

おいしかった～
甘いもの好きの俊ｐにもお薦めです。



ＢＳでＷ杯予選の「ポーランド対スロバキア」をやっていたが
雪が積もって更に降り続ける、というコンディションだった。
選手の足跡がつくので、緑のピッチに白い雪が、一面のまだら模様を描く。
黄色いボールを使っているけれど、はっきり言って見えません！
観客目線では、ボールどこだ～？という状態。
いやはや…


宮の沢の練習は、いつまでやるのかな？
雪次第、かもしれないな。

降り止まない雨、息も白くなる気温
そんな日に、練習試合が見たくて、厚着して宮の沢に行ってきた。


お昼に“おうるず”で食べた秋限定メニュー
鮭と帆立のフライ、衣にゴマ入り、かぼちゃのスープ付き
道産子な私は、帆立って本当においしいと思う。
かぼちゃスープも好き～
なぜか“おうるず”はビジネスマンでいっぱいだった。


練習試合は前半だけしか見てないのだけど、
上原のクロスの精度が格段に良くなっていて、嬉しい驚きだった。
夏場にサイドバックをやらされていたｗ頃は
危なっかしくて見ててハラハラしたものだったが
練習したんだねぇ。
練習はうそをつかない　からね。

上原のクロスはどんぴしゃで得点となり
純貴が「シンヤ凄い、シンヤ凄い」と喜ぶのがかわいかった。
楽しそうな顔が見られてよかった。


努力を怠らないで続けていた人を見るのって、ちょっと感動的だ。

サポ的には、選手が上手くなったのを見るのが
至福のひとときなのだよなぁ。


残り３試合でも、何か見せてもらいたいな。

ストーブも登場の11月8日の厚別。
お天気はまずまずだったが、体感気温はやはり寒かった。
ハーフタイムに無言でストーブを囲む人々…
物思う秋は深けゆく。


負けはしていないのだけど、またしてもガッカリ感漂う試合内容。
とぼとぼと帰宅したが、アフターゲームショーを見ていたら
今日の失点とそっくりな失点を、清水がしていた。
ああ、同じ…って、だから良いということでは全くないよ。
チームには良い時も悪い時もあるのが当たり前なんだと再認識をした。
天皇杯で我々がなすすべなく負けた清水が、今日は柏にコテンパン。
同時中継の各地の映像見てたら
うちの試合を悲劇だと思っていたのも、大げさな気がしてきた。


試合後にコールリーダー君がたくさん話していた。
いつもはよく聞こえないのだけど、今日は近づいて聞いてみた。
あまりにもガッカリしてたので(笑)気持ちがささくれ立っていたのだけど
話を聞いてるうちに、なんだかほぐれてきた。
そうだよな、来年はたくさん喜びたいしね。



仙台とセレッソ大阪が昇格を決めた。
仙台は6年ぶりのJ1だ。
思えば去年は参入戦で惜しくも敗れて昇格が叶わなかった。
でもあの時の戦いぶりは、川口能活を号泣させるほどのものだった。
仙台の監督がインタビューで「あれで選手のメンタルが成長した」
と語っていた。
やはり厳しいところを勝ち抜かないと強くなれないのだ。
前にも書いたが、今年、昇格争いに絡むことさえできなかったのが、
ほんとに痛恨の極み。


来年は厳しい世界に笑いながら挑戦する　のが目標です。
やっぱり楽しまなくちゃ。

日本平に行って、なにもかもまだ甘いんだと思い知らされ
ガッカリも不満も抱えて帰ってきた。
気持ちとしてはもう、今年の総括に入っている。
だけど、リーグ戦はまだある。
最後まできっちりやっていただきます。
残りの試合、どうかお客さんが喜ぶような試合を見せてほしい。


リーグ戦が終ると同時に今季終了、というのがはっきりして
チームは来季に向けて動き出している。
2010年シーズンは、もう始まっているのだ。
「始まった」という空気をひしひし感じる。


残りの試合で、私が見たいものは
勇気を持ってチャレンジする姿勢
ここまできて怖気づく理由など無い。

目標はシンプルに
「全員でゴールを目指す」
それでいいんじゃない？

サッカーって楽しいなぁ　と
見てる人に思わせて。
サッカーが大好きでプロになったんだ
そういう顔してプレーしてもらいたいなぁ