コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2011年03月28日

それでも 天を恨まず

ある日の厚別の空

昨夜の「FNS音楽特別番組」は、とてもいい番組でした。。
たくさんの歌手が被災した人たちを励まそうと
ほんとに心をこめて歌っているのが伝わりました。
聴きながら涙した曲もありました。
歌の力を感じ、「歌手ってすごいな」と改めて思わせてくれました。
久しぶりにちゃんとした歌番組だったと思います。


その番組の中で、さだまさしさんが
「それでも天を恨まず、という言葉が忘れられない」
と話しました。
それは被災した中学校の卒業式の、答辞の言葉でした。

答辞の言葉を書き留めてたかたがいらっしゃいましたので
写させていただいて、ここに書き記します。



気仙沼市階上(はしかみ)中学校
卒業生代表  梶田 裕太君


階上(はしかみ)中学校といえば避難訓練教育と言われていました。

内外から高く評価され充分な教育を受け訓練もしていた私達でした。

しかし、自然の前に人間の力はあまりに無力で、

私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。

どうすることも出来ませんでした。

天が与えた試練としては、あまりにもむご過ぎるものでした。

辛くて、悔しくて、たまりません。

しかし苦境にあっても運命に耐え、

天を恨まず、助けあって生きていくことこそ

これからの私たちの使命です。




彼は、涙を堪え、歯を食いしばり、答辞を読み上げました。
この卒業式の模様はNHKニュースで放送され、
さださんもそれを見たのだと思います。
たくさんの人がニュースを見て、「天を恨まず」と言った彼の言葉に衝撃的な感銘を受けたのです。


15歳の子が発した言葉。
なんて立派なんでしょうか。。。

大人はこの言葉を深く受け止めなくてはいけないと思いました。
他人に文句ばかり言ってる大人とか
議員バッチつけてるくせに「政府が悪い」とか平気で言ってる大人とか
この答辞を聞いて、いったいどう思うか聞いてみたいです。


被災地の子達は、たくましく立ち上がろうとしています。
彼らなら大丈夫。
復興は必ず成し遂げられます。成し遂げさせたいと思います。



アウェーゴル裏でトラメガ持ってるあのかたが
こんな支援方法をはじめたそうです。
ご協力できるかたはよろしくお願いいたします。

ついでに宣伝してみましたよ(^^)


posted by ほほやん |21:27 | -TEAM AS ONE- | コメント(2) |

2011年03月24日

支援

20110324-00.jpg

何年か前に、松島へ家族旅行で行きました。

松島の観光船に乗ると、こんなふうにかもめが追いかけてきました。
えさを手に持って差し出すと、とっても上手にくちばしで取っていきます。
ちなみに船内で売っていた「かもめのえさ」は、かっぱえびせんでした…

かもめの陰になってますが、養殖の施設の杭が整然と並んでました。
不思議な形に削られた岩が、美しい景観を作っていました。


ニュースで松島の今の様子を見たのですが
美しい海の真ん中に海上保安庁の船が座礁したまま横たわっています。
養殖の杭などは津波に流され、ただの残骸になってしまいました。
船着場のすぐそばに見事なお寺があったのですが
そこも被害を受けたようです。
私たちが泊まったホテルはどうしたかな、と思ってHPを見ると
「当分の間休業します」となっていました。
とっても立派なホテルだったのですが…


さて、26日土曜日に宮の沢で、USが札幌市の集める支援物資を、小口で取りまとめしてくださるというお知らせをいただきました。
段取りをつけてくださったUSさん、ありがとうございます。
是非参加させていただきます。

持っていけるものは、札幌市が集めるものに限られます。
注意事項をよく読んで、ご用意ください。


うちで出せるものをバタバタと用意してみました。

「使い捨て歯ブラシ」
ホテルの歯ブラシで封を切ってないものが、9本ありましたよ。
旅行やら、アウェー遠征で宿から持ってきてるかたいませんかー?
1本でもみんなのを集めれば、まとまった物資になると思います。
でも中に入ってる歯磨き粉は固まってるかもしれないなー…
あとは箱ティッシュと女性用品を持って行こうと思います。
あとは…水かな。いくらあっても困らないでしょうから。


仙台のユースの選手が、自らも津波に巻き込まれながら
母子を救助したというニュースを見ました。(仙台公式)
またグルージャ盛岡の選手達が、泥だらけになりながら鮮魚店の片づけを手伝う姿がありました。(チームワークでボランティア)
被災したサッカーチームを、なんとかサッカーファミリーとして
支援できたらいいと思います。


posted by ほほやん |22:08 | -TEAM AS ONE- | コメント(2) |

2011年03月18日

どうぞのいす

20110318-00.jpg

この前、「くまはくま1ぴきぶん」の話のことを書きましたが(あきっくさんありがとう!)
私も大好きな絵本があるので紹介しようと思います。
これは大人になってから見て、とても気に入って買った本です。


どうぞのいす  作/香山美子 絵/柿本幸造


うさぎさんが小さないすを作りました。
さてどこへ置こうかな?と考えて
いいことを思いつきました。


20110318-01.JPG


この場所へ、最初に来たろばさんは、
「なんてしんせつないすだろう」
そう言って荷物をいすに載せて、木陰でお昼寝をします。

次に来たくまさんは「どうぞならばいただこう」と
いすに載ってたろばさんのどんぐりを全部食べてしまいます。
「でもからっぽにしてしまっては、あとのひとにおきのどく」
そう言って、いすにはちみつを置いていきます。


20110318-02.JPG

こんなふうに、いろんな動物達が次々に通り過ぎるのですが
みんな「どうぞならいただこう」と食べたあとで
「でもあとのひとにおきのどく」
と言って、自分が持っていたものを置いてゆくのです。


「あとのひとにおきのどく」という言葉は繰り返し思い出され
時に強欲(?)になろうとする自分にブレーキをかけてくれました。
なんて奥ゆかしい、優しい言葉。


今、このような大変な状況の時、
人が心の中に「どうぞのいす」を持っていたら
自分も、相手も、きっと救われるんじゃないかな、と思うのです。

あとから来る人のために。
そう考えられる心の余裕を、常に持っていたいものです。


posted by ほほやん |21:02 | -TEAM AS ONE- | コメント(0) |

2011年03月17日

募金について考える

あちこちにたくさんの義援金受付口座ができています。
募金をする場合は、それが信頼できる窓口か、よく確かめて募金していただきたいと思います。


19日に選手会も参加して行われる「共同募金会」の募金活動はオフィシャルな活動ですので、
是非たくさんのかたに募金いただきたいです。
それとは別に、募金活動と称して、実は被災地へ送金する気はないようなものもこれまでにありました。
何の団体かよくわからない募金箱へは入れないほうがいいと思います。
目の前を素通りするのが心苦しければ「振込みします(しました)」と言えばいいと思います。

募金活動を名乗る「振り込め詐欺」もあるそうですので、みなさまご注意を。
災害を利用し、人の善意を利用する、許しがたいことです。


インターネットバンキング・モバイルバンキングを利用できるかたは
日本赤十字社のホームページから「ペイジー」を利用して募金ができます。
トップページの

このたび東北関東大震災の専用口座を開設いたしました<コチラ>にてご案内いたします

から入って最後まで進むと、ペイジー払いに必要なコードがもらえます。
募金額は2千円以上から受付できるそうです。
これだと振込み手数料はかかりません。


ヤフー募金がかなりの金額になり、
「日本赤十字社への1回目の送金を4億円行います」と発表されました。
地震後すぐに募金を募集していたので、いち早く募金口座を作ったのだな、
と思っていましたが、どうも違ったようです。
ヤフーの場合は「ヤフー基金」という口座が以前からあり、
募金額の「一部を」災害義援金として送るのだとわかりました。
しかも過去の義援金実績が公表されてますのでそれを見てみると
災害に対する義援金はとても少ないです。
100万とか、200万とか。
全額被災地に送られる、とは書いてありません。
基金の目的などは全部公表されてますので、よく読んでいただいて
納得の上で募金していただきたいと思います。


かつて無いことで、募金も早いピッチで集まっていると思われます。
できれば片っ端から使って、不明者を探したり、被災者を守るのに今すぐ使って欲しいと思います。

身の危険のあるなか、難しい仕事に立ち向かっておられる現場の方々。
寒さに震え、移動もできない被災者の方々。
募金はどうぞ「早く」「有効に」使ってほしいと願います。

そして、被災地復興は相当な長期戦になるでしょうから
今だけの募金ではなく、長く支援を続けたいと思うのです。

posted by ほほやん |19:05 | いろいろ | コメント(0) |

2011年03月15日

再開するには

20110315-00.JPG

私のカレンダー、3月は「円陣」。
さぁ開幕だ!という気分で選んだ、お気に入り写真です。
なのですが…


地震と津波で仰天していたところへ
あろうことか放射能汚染の恐怖まで加わるとは。
被害状況が明らかになるにつれ、
または影響が更に広がるにつけ、
私たちは今年中に平常な生活に戻れるのだろうか、とさえ思います。


Jリーグは4月第一週からの開始も厳しいようです。(毎日新聞)
今日、鹿島アントラーズがトップチームの活動をしばらく休止すると発表しました。
べガルタ仙台は、練習どころかチームの活動も営業も一切できない状態だとのことです。
宮城県の被害についてはもう、言葉もありません。


ユアテックスタジアム仙台、
宮城スタジアム、
茨城県立カシマスタジアム、
ケーズデンキスタジアム水戸、
栃木県グリーンスタジアム、
ナック5スタジアム大宮
これらのスタジアムは地震の被害を受けています。
カシマスタジアムで改修に三ヶ月かかる見込みだそうです。


今年、リーグ戦できるんだろうか…
と、呆然とする思いですが、でも、なるべく早く再開すべきだとも思います。
Jリーグ開催によって生活の糧を得ている方々もいるでしょうし、
なにより各クラブが試合未開催では1年も持たないでしょう。
貯金で食べていけるクラブなんて一つもありませんから…


こんな状況で、でもなるべく早く開催したい。
でもいったいどうすればいいんだろう。
仙台のように被災したチームはどうしたらいいだろう。
みんなで知恵を絞って考えなくちゃいけないと思います。



自分にできることをしようと献血に来る人が多いらしいよ、と会社で話してて
「それなら私もすぐできる」と、献血センターに同僚が行ったそうです。
そしたら2時間以上待ち、だったと。
たくさんの人が静かに自分の順番を待っているのに感激した、と言ってました。(札幌での話です)
被災しなかった我々は、色々できることがあるはずだなぁ、と改めて思いました。

以前あきっくさんがブログで書かれていた絵本の話に感動したのですが、
「くまはくまいっぴきぶんのできることをやればいい」というお話、
あれを何度も思い出します。
わたしはわたしいっぴきぶんのできることを考えたいと思います。


posted by ほほやん |22:01 | いろいろ | コメント(3) |