2月22日の札幌ドームです。
2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会が開幕しました。
開会式と、その後行なわれた男女のスプリント競技を
準々決勝から決勝までと、表彰式を見てきました。
雪が搬入されてスキーコースとなったドーム。
外が見える風景が、とてもきれいで新鮮でした。
あと2週間後に、ここでサッカーの試合をするなんて、この状態からは信じられない感じがします。
開会式は簡素でよかったです。
君が代も子供たちのコーラスでした。
入場行進では「ブラジル」「クロアチア」からの選手もいてびっくり。
ブラジルでスキーしてる人がいるんですねぇ。
サッカー選手ばっかりいると思ってる私は、世界が狭いのでした(^^ゞ
さて、スプリント競技は距離が短いのですが、
予選、準々決勝、準決勝、決勝、
と、勝ち進んでいくと4回滑らなければなりません。
日本のエース 夏見円選手は、準決勝で劇的な逆転で決勝進出を決めましたが、
決勝ではパワーを使い果たしたような感じでした。
でもとっても頑張っていたのが伝わって、お客さんも感激してました。
進行役をグッチーさんとクリスチャンセンさんが掛け合いでしていて
とてもテンポがよくって楽しかったです。
そしてノルウェー勢の強さに圧倒されました。
あの力強さはすごいです。いやほんと、一流選手ってスゴイ!
で、とても気になったのが、途中で帰るお客さんがとても多かったこと。
おそらくは招待券のお客さんだと思いますけど、ほぼ満員だったドームが
開会式が終るとぞろぞろ帰り、
準決勝、決勝と上に上がっていくほどどんどん帰り、
夏見選手の出番が終るとごっそり帰り、
最後の表彰式の時には数えられるほどの観客しか残ってませんでした。
まぁ、交通機関の関係もありますし、ずっといると寒かったですし、
仕方ないとは思いますが。
ただ、世界トップの選手達にもう少し敬意を抱いていたら、
開会式だけ見て競技を見ない、なんてことにはならないと思うのですが。
式なんてほんとはどうでもいいんです、面白いのは競技自体なんだから!
一部のスポーツ選手を芸能人のように扱うこととか、
スポーツの種類によっては成績が報道されることすら稀であるとか、
ちょっとおかしいんじゃない?と思うことはたくさんあるのです。
コンサだって、私たちには一番身近だけど、敬意を忘れちゃいけない。
すべてのアスリートに敬意を持って接することができるようになったら、
その時が、スポーツ文化が根付いた時、なのかなぁ。
そんなことを思ったのでした。