コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年05月23日

コンサの守備ってなにがいいの?(画像付き)

こんばんは!

さていきなり本題ですが、
コンサの守備は何が良いのかということで。
時間が無いのでぱぱっと進めますw

過去記事で、守備とは
「時間」と「スペース」を作らせない
ことが大事だということを述べてきましたが、
最近のコンサはそれがチームで出来ています。

ではどのような形なのか。

完全な「守」の時間の時、
コンサには2つの特徴があって
ボランチ二人(イナと宮澤)は相手のボランチが最終ラインまで降りたとしても、そこまで行ってプレスを掛けます。
そしてもう一つが、
5バックになることです。
これがコンサの主な特徴でしょう、
この二つの特徴がコンサの守備を機能させています。

では一つ目の特徴はどのような効果があるのか。



4-5-1



これは今主流の4-5-1でやっているチームの、降りてきたボランチへのプレスへの生き方なのですが、
白の斜線がボールを持っている選手のパスを出せる範囲です。
横からプレスをかけれるためサイドチェンジはできません。
しかしながら、肝心のバイタルエリアのパスコースは消しきれていません。
そこはボランチのポジショニングでコースを消す、そういった流れになっています。

では次にコンサの守り方。

1432389994-myboard16.jpg

ほぼ正面からプレスに行けるため、縦へのコースはほぼ消せます。
よって相手は横に繋ぐしかないのです。
今年のコンサはよくゲームが停滞しますよね。
この守備があるからこそ相手はなかなか前に運べず、
相手の攻撃をつまらないものにしているのです。

そして二つ目の特徴ですが、
これもコンサの守備が機能している要因となっています。


1432391108-myboard13.jpg


これは相手が基本的にとる動きです。
ボランチの片方がほぼ前線まで行くのですから、その後ろにはスペースが出来ます。
そのスペースをFWが使おうとするわけです。
基本的には、パスコースを削られているので一発目ではパスはでないですが、
横パスからでコースを作ったり、ドリブルで剥がしたりとそのスペースへのパスコースを相手は作ろうとします。
が、そこでパスが通ったとしてもコンサのCB(今だったら櫛引)がインターセプトを狙っているというわけです。
危ないところは出させない、出されたとしても後ろが狙う。
そういう形が出来上がっています。

なぜ、CBがボランチの位置まで上がってインターセプトを狙えるのか。
さっきの画像で白丸で囲ったところが、今の流れで生まれるスペースです。
では4バックだったらどうなるのか。


1432391670-myboard17.jpg

降りてきたボランチへトップ下の選手がプレスに行き、こっちのボランチがパスコースを限定していますが、
こっちのボランチの後ろのスペース(グレーの円)は後ろに目が無い限りケアできません。
ということはそこに降りてきた選手はCBの選手が出て行くわけですが、
その一連の流れで生まれるスペースが白丸で囲ったところです。
ほとんど同じ流れにもかかわらず、白丸の大きさは圧倒的に5バックの時の方が小さいのです。
それがコンサが後ろのスペースを取られない理由で、CBが前に強くいける理由でもあります。


おわかりいただけましたでしょうか?
これが今のコンサの守備が機能している主な要因です。
もちろんこれが全てではありませんし、
ここでは4-5-1が機能しないかのように書いていますが、
4-5-1にはそれなりにメリットもあります。

簡単に守備のやり方をご紹介しましたが、
明日のゲームでイナと宮澤が結構高い位置までプレスに行っているんだ、
後ろは5枚になったいるんだ、
そういったことに気づいていただけたら、嬉しいです。

では今日はこの辺で。


posted by gahara18 |22:50 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:コンサの守備ってなにがいいの?(画像付き)

こんばんは、bizラボのscaです。
札幌の守備のよいところは、3-4-3の前3の両サイド(2シャドー?)が、裏を狙った縦パスとサイドチェンジを簡単にやらせないこと。
財前監督のときの4-2-3-1の3のところも同じ役割がありました。
そこが緩いメンバーだと後ろに負担が増し、内村のような機動力ある選手だと、相手に考える余裕を与えない。
その前提の上で、CH2人のいずれかが引きずり出されたスペースやサイドのスペースをCBが埋めたり、
刈り取りでCBが前に出てしまったときに最終ラインを埋められる能力の高い人材が揃ってない現状が守備の穴だったわけてすが、
その穴を埋める選択肢として、5バックの採用というのは、
いまのJ2としては理にかなった選択なのでょう。
以降については、ブログ主さんと同じ見解です。

内村ニウドのときと、それ以外のメンバーのときで、
裏を狙った縦パスとサイドチェンジの数に違いがあるのか調べてみたいですね。
個人的に今見たい前3人は、今季まだ実現してない内村-ナザリト-ニウドなんですが、しばらく見られなさそうです。

posted by sca| 2015-05-25 23:24

Re:コンサの守備ってなにがいいの?(画像付き)

>scaさん
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおり、両サイドのプレスは機能していると思います。
ただ、それが個人戦術によって機能しているのではなく、チーム戦術ではないかというのが僕の考えですね。
内村、ニウドの守備も良いですが、去年のやり方で彼らが機能するとは思いません。
5バックが機能しているからこそ、彼らは守備(縦パスを入れさせないなど)ができるのではないかと考えています。(どう機能しているかは次回の記事にできたらと思います)

その3トップは見てみたいですね。
ただ今のコンサに都倉は不可欠なので実現することは当分なさそうです。

posted by gahara18| 2015-05-27 12:51

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