コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2016年07月12日

今年のコンサの必殺カウンターはなぜ破壊力があるのか

こんにちは!!
土曜日の首位攻防戦勝利、とはならなかったものの、価値ある引き分けでしたね!!
球際も激しく見応えのある試合でした。

本当でしたらここでセレッソ戦の戦評となるのですが、
結局守備が機能しているかどうかの話になってしまうので、
それでは見てくださっている方々もつまらんだろうと思い、
お題をツイッターで募集したところ、

「セレッソ戦のトランジションの所で戦術的意図はあったのかどうか考察してほしい」

とのお声をいただきました。
この時点でなんかサッカー未経験者の方は
「ナンノコッチャ」
といった感じになってしまいそうなので、
今回は何回かに分けて、戦術的なことをあまりご存じない方もわかるような内容にしていこうと思います。


というわけで今回はセレッソ戦限定ではなく、
トランジションとは何か?
試合の流れ(オフェンス時)とどう繋がるのか、
ここからいきます!


トランジションとはつまり(切り替え)です。
攻から守にかわる時、
守から攻にかわる時、
この二つの場面のことをトランジションと言います。

そして攻から守にかわる時のトランジションを「ネガティヴトランジション」
守から攻にかわる時のトランジションを「ポジティブトランジション」と言います。

そして現代サッカーではこのトランジションがかなり重要になってきます。
なぜならそこのプレー一つでその後の攻撃、もしくは守備が優位なものになるかどうかが決まるからです。
ではどうなれば優位な攻撃にもしくは優位な守備に繋げられるのでしょうか。

結論から言うと、攻撃は勢いを持つこと。
守備はその逆、勢いを無くすこと。

ですが奪ってただFWに縦パスを送っても、勢いは出ません。
どうやって勢いを出すか、今までの得点シーンから検証してみます。

ホームのセレッソ戦ではボールを奪った稲本から都倉→ジュリ→内村ときて最後また稲本でした。
稲本が奪って都倉に入るだけではスピードは上がりませんが、近い距離で、少し後ろからジュリが絡めたからこそ、内村が勢いををつけれました。

長崎戦の1点目は福森が奪ってヘイスがフリーの深井に落として、深井が顔をあげれたことで、都倉が勢いよく前へ走れました。
2点目は都倉が粘ったことでヘイスが前向きになり、マセードがスピードアップできました。

これらの得点から共通していえるのは、
1:良い守備
2:前向き
3:後ろからダッシュ!!

この3つです。
例外もありますが、カウンターできるときは、ほぼこれらの要素があります。
これがいい攻撃に繋がる、勢いを出すための条件です。

例えばセレッソ戦でいえば
良い守備→稲本
前向き→内村
ダッシュ→稲本と都倉

長崎戦の1点目でいえば
良い守備→福森
前向き→深井
ダッシュ→都倉と福森

長崎戦の2点めは
良い守備→都倉
前向き→ヘイス
ダッシュ→マセード、ヘイス、内村

とまぁこんな感じになります。

ここでわかるのはダッシュする選手が2人以上いるということです。
このことからも、札幌はチームみんなででカウンターを狙っているということがわかりますよね!

これが、今シーズンの札幌のトランジション時の戦術的意図と言えるでしょう。

度々、増川や進藤、宮澤など、様々な選手が駆け上がるシーンを今シーズンはよく見ますよね。
このことからも、よもさんは選手全員にその意識を持たせているとことがわかります。


少し長くなってきたので、本日はここまでにします。

今回の話を要約すると、
1:トランジションとは切り替え
2:チャンス(誰かが前向きでボールを持ったら)になったらみんな走れ!!!!っていうことが今年のコンサは出来てる
この2つです。


当たり前の話なのですが、その当たり前を今年のコンサはできているということを、様々なシーンを少し分解して検証してみました。


次はネガティブトランジション時、どのような意図があるのかについて検証していきます!!

ぶっちゃけ個人的にはここがかなり好きです。
なぜなら、ネガティブトランジションとはチームの色もよく出ますし、最も考察していて面白いところだからです。

わかりやすく、かつ深い話にしたいですが、正直今は僕の仕事が繁忙期を迎えておりますので、もしかすると、かなり先になってしまうかもしれません(笑)

その際はご了承ください(笑)

ではまた。


ps
なにか興味のある題材があれば、コメントしていただけると幸いです!!
ぜひそれについて考察させていただきます!!

posted by gahara18 |22:37 | コメント(1) | トラックバック(0)

2016年07月04日

足りない!!まだまだ足りないぞ!!!

こんにちは!!!
コンサがついに前半戦を首位ターンキタ━(゚∀゚)━!

昨日も五発快勝!!
素晴らしい試合でした!!!

ですが、私少々物足りなさを感じてしまうのです。

常に考えているのは、
このまま昇格したとして、果たして残留できるのか?
です。

2007年も、2011年も、
昇格したのはかなり嬉しかったですが、正直残留は無理だろうと踏んでいました。
どちらも、なにか見えない力が働いているとしか思えなかったですからね(笑)

そう考えると、今年は例年とは違う力強さを感じます。
ですが、正直まだまだです。
相手の、個人のクオリティの低さ、組織の未熟さに助けられている部分がかなりあるからです。

例えば昨日の横浜FCなんかは個人のクオリティも組織の連携にしてもかなり低かったです。
正直勝って当たり前でした。

コンサは今だと、個人のクオリティがJ2の中でそこそこ、組織の成熟度もまぁまぁといった感じでしょうか。
これではもし仮にJ1に上がったとしたら、
個人のクオリティは底辺、組織の成熟度も普通レベルでしょう。

個人のクオリティに関しては、正直残念ながら難しいので、残留するには組織の成熟度が必要不可欠となります。
そう考えると、今までよりは良いのですが、まだ物足りないかな、そういう感じです。

ではどこが物足りないのか、
それがこのブログで何度言ったかわからないですが、
守備が機能しているかどうかです。(もちろんそれ以外にもありますが)

そして守備が機能しているかどうかを判断するのが、
「相手に自由な時間と自由なスペースを与えていないかどうか」
です。

そこから判断すると、最近の草津戦くらいまでは、5-2-3のスリーラインの2の横に自由な時間とスペースが出てきてしまっていました。

今まではウイングがそこを見て、それより後ろになるとWB(石井や堀米のポジション)がプレスに行っていましたが、最近ウイングの可動域が狭いため、そこのプレスを誰が行くのか曖昧になっていました。

昨日の前半はかなり良かったのですが、(昨日はWBが長い距離を走ってそこをケアしていた)
それはあまりにも横浜FCの出来が悪く、いい形で何度も奪えていたという精神的余裕があってのことなのか、それともよもさんが改善してきたのか、どちらなのかは正直わかりません。

もし、よもさんがそこを改善していたとして、それをセレッソ相手にも継続してやり、それが通用するのであれば、正直かなり期待できます。

やり方を変えるのか、または今日のやり方をやるのか。
5-2-3の横のスペースをどうするのか、そこがひとつ注目するポイントでしょう。


あとは、試合の終わらせ方です。
5-3-2に変更して、中盤の2を3に変えて、スペースのケアをしても、ここ三試合それが機能していません。
数を増やしても曖昧になっているのです。
そこもよもさんはどのように改善するのか、
そもそもそこに着手するのかどうか、
そこが見ものです。

ちなみに僕の改善案は
5-2-3の時は後ろから出す、
5-3-2の真ん中から出す、と約束事をするということですね。


来週のセレッソ戦が本当に見ものです。






iPhoneから送信

posted by gahara18 |12:42 | コメント(0) | トラックバック(0)