コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2016年12月12日

海外のサッカーはワクワクしてJリーグはワクワク少ない理由

お久しぶりです!
実に半年ぶりの更新になります。笑

この間コンサはもちろん毎試合見てはいたのですが、
考察できるほどしっかり見ていたわけではないので、考察は控えていました。
ツイッターの方ではグチグチつぶやいていましたけど笑

今回はオフシーズンということで思ったことをてきとうに考察していこうかと思います。

実は私海外サッカーもちょくちょく鑑賞するのですが、
やはり迫力が違いますよね。
ゴールに迫る時のワクワク感。
Jとなにが違うのでしょうか。

ということで今回はレバークーゼンvsモナコの得点シーンを見ながら、
迫力の違いを考察していきます。

先にポイントだけおさめておくと、
違いはトップスピードでゴールに向かっていく数であり、
そのために必要なのは
予測スプリントです。

どういうことかを画像を見ながら解説していきます

これはこないだのチャンピオンズリーグのレバークーゼンとモナコの試合ですが、

斜めのパスが入る一個手前のシーンです。

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入る前からサイドの選手と前の選手が動き出してますよね。
これが予測です。
間で前を向けると予測ができているから、前に動き出すことができます。

そしてこの後、前の選手がスプリントするのですが、

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このスプリントのおかげでDFの重心が動き、



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左にボールが出る時最短距離でのアプローチができなくなります。


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あの前の選手のスプリントのおかげで、トップスピードでペナに進入でき、ビックチャンスを迎えることができるわけです。
ちなみにこの後はもう一度前の選手がスプリントをし、裏を取って見事ゴールを決めています。


次に似たようなシーンで、鹿島の場合はどうなるのかを載せていきます

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土肥が縦パスを受け、


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見事前を向くのですが、
この時誰一人動き出せいないんですね。

結果、
ミドルシュートを止められて終わります。

では前を向くのを予測できていたならばどうなっていたか。


1481470304-IMG_0118.JPG

例えば、金崎がダイアゴナルに走りこんでいたとすれば、
①のスペースが空き、
そこに侵入していけば、左サイドの選手が対応せざるを得なくなり、
②の裏を取れていたかもしれません。


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また左サイドの選手がU字で動き出す準備をしていれば、

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赤のスペースを活用できて、二人がトップスピードで飛び込めていたかもしれません。

動かなかった結果、選択肢はミドルシュートしかありませんが、
動き出していればトップスピードで裏を取れていた可能性があります。

スプリントがなければトップスピードでゴールに向かっていくための選択肢は出てきませんし、
予測がなければそもそもスプリントできないんですね。

このゴールに向かっていくスプリントがjリーグは少なすぎるんですよね。
カウンター時くらいしかこういうの見受けられないですから。
だからセットされた時、個人技でしか崩すことができないチームがほとんどなのです。
コンサもポゼッションサッカーを志向していたときもほとんどセットした守備を崩せなかったですよね。
その理由が、
トップスピードでゴールに向かっていけなかったから。
です。
トップスピードでゴールに向かっていけない理由が
いつ味方が前を向くか予測ができていないから。

予測ができていない理由が
チームで、どのタイミングでどうやってで前を向くかが決まってないから

そしてどのタイミングでどうやって前を向くのかの方法こそがチームの色
となるわけです。

例えば、
グアルバルサのように0トップで中盤で数的優位を作って、
間受けで前を向いたり、も一つの手です。
そのためにイニエスタ、メッシのように相手を集めれる選手を置いたり、
斜めのパスを入れられる選手が選手を最終ラインに集めたり、という色が出てきます。

また、ハイプレスを仕掛け、中盤で奪いきり、即前向き、というのもいいでしょう。
その場合は中盤で奪える選手を多く置いたり、ラインを高くするためにできる裏のスペースに対応できる足の速い選手を置いたり、という色になってきます。

そして、対戦相手はその色を分析し、消すために、選手を変えたりフォーメーションを変えたりするのです。
それが駆け引きです。

今のJリーグは駆け引き以前に、色があるチームがみうけられないチームが多すぎます。
だから守備が整ってるチームがある程度勝つのです


今年のコンサはある程度守備が整っていて、
ショートカウンターが狙いだったため予測もできていたので、
ショートカウンター時は迫力がありました。
終盤、最終ラインがガタガタだったため、チームとしては機能していなかったですが、
シーズン中盤時のサッカーをさらに磨ければ色として確立できると思います。

そういう色があるチームはまだまだ少ないので、
来年のコンサにはまずはバリエーションよりも一点集中の色を出していってほしいですね。


長くなったので最後にまとめますと、
ワクワクが少ないのはトップスピードでゴールに向かっていくシーンが少ないから
トップスピードでゴールに向かっていくシーンが少ない理由が味方が前を向くタイミングを予測ができていないから
味方が前を向くタイミングを予測できていない理由がどのタイミングでどうやって前を向くかがチームで決まっていないから

どのタイミングでどうやって前を向くのかというのがチームの色
であり
来年のコンサは
ショートカウンターで前を向くという色を強く出していってほしい!
こんな感じです!

では今日はこの辺で!!


posted by gahara18 |00:09 | コメント(0) | トラックバック(0)