コンサドーレ札幌オフィシャルブログ

2009年04月26日

産科医は酒を飲んではいけない??

全くコンサには関係いないことですが…(すみませんm(。_。;))m)
SMAPの草なぎさんの泥酔全裸報道があったからでもありませんが…
(私的には、彼の社会的に与えた影響は大きいかもしれないけど…起こした問題自体は「許せる」…というか「問題ないんじゃない?」なのですが…ね。)

書きたかったのは…
先日、酒を飲んだ後に分娩室に入りお産に立ち会っていたことを明らかにした病院があったこと。
世間においての「一般常識」…という範囲では医者が酒を飲んで酔っぱらっている状況で「医療行為」をするのは問題だということなのでしょう…。
仕事場で呼ばれたにしたとしても「お酒を飲んでいる」事はタブーという事がわからない訳ではない。
いや…万が一自分が運ばれた時に医者が酒の匂いをプンプンさせていたら…さすがに「なに??」と心の中に不信感が浮かぶのは正常な事だとは思う。
でも…それなら、医者は酔っぱらっちゃたりしたらだめなのか?
非番の日に「飲むなとは言わないけど…飲んだ後にいくら何でも患者を診ちゃダメでしょ」って言う意見が世間の答えながする。
しかし…うちの上の子の職場での事ですが…当直医は必ずいますが…それ以外に緊急で患者さんが運ばれて来たら…待機の医者を呼ぶしかない。
それは少ない医者の数で時間外の緊急患者に対応している病院が沢山有るという事を物語っている。
流石に当直医が酒を飲むことは許されないですが…緊急事態の時に応援で呼び出される、緊
急帝王切開になったり、早期胎盤剥離して大出血を起こしたり…1人で抱え切れない患者が運ばれて来たら…代わりの医者を呼ぶ。
その医者がお酒を飲んでいたら診療はしては行けないのか??というか…そう言う状況のになった時の為にお酒を飲んだりする事すら許されないのでは??
そうすると…今でさえ医師不足が表面化して大問題になっているのに…患者を見る医者がいなくなる事になってしまう。
あるいは …緊急時も当直している医師だけで最低限の医療を受ける、また医療すら受けら
れずに他の病院に回されてしまう事態になる。
直接的に処置を行なわなければ…よほどの泥酔(意識が無くなっている&自分の立場が認識出来ないなど…)出ない限りはおおめに見ないと医療が上手く回って行かない気がする。
現に上の子の病院では4ないし5人の医師が週2回の当直夜勤をこなしその後に日勤の仕事をこなし…家に帰ってゆっくりできるのはその後くらい。
そして、そのゆっくりしているその時間帯にも緊急の患者が搬送され、また病院に舞い戻り仕事をこなす…と言うハードなスケジュールをこなしている。
酒でも飲まないとやってらんない!!って気持ちが良く分かります。

助産師はその1勤務が終われば休みもあり…呼び出しもなく…次の仕事までゆっくり休む事ができるが…医師不足である産科の医者はホントに「有るようで無い休み」を仕事で潰されている。
現実は本当に厳しい、ハードな仕事で…なにかあれば「訴える」と言うリスクの高い仕事だ。産科はどの科目よりも「訴えられる」事のおおい仕事。
(だから…何時産まれるかわからない不規則な勤務である産科、何かあれば訴訟になる確立も高い産科を目指す医師が減っている原因なのでしょう…)
本当に「情熱と固い意志」がなければ続かないでしょう。
飲酒をして患者を診察した事が問題である…というのなら…
もっともっと行政で産科の医師を増やし、休みをきちんと休みとして出勤しなくても良い様に改革する事が大事な事だと思います。
お産の事だけでなく…老老介護、身寄りのない患者の将来的な事、医療を必要としている患者の入院&施設入所の充実など…問題は山積みだと思います。
これからの医療改革に期待したい…でも…今の大臣陣では医療のなにも見えていないので期待はできないのかな??

あぁ~明後日からは職場復帰…
なんだか気が重いな…。

posted by さーや |01:16 | 日常 | コメント(0) |

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