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2005年12月05日

草津戦の「エール」

 こういうありふれたタイトルを付けるのは好きではないのですが、こう書くとちょっとは見てもらえそうなので書きます。

 当日はいつもと同じくアウェイ側B自由席に居ました。結論から言うと、やはりあの「エール」は疑問です。

 まず、エールの「交換」という表現を使っているブログがあったのですが、草津コールをされた方は「交換」という認識だったのでしょうか?だとしたら、残念ながら草津側は応えてませんでした、私の記憶では。
 あの時、草津のサポは一年間闘ったチームに対する想いを伝えるのに必死だったように見えました。小島のオッサンのこともあったのでしょう。引き上げてゆく選手達にずっと声を送り続けていました。彼らは「自分たち」のチームに、選手に対し一所懸命でした。試合中も必死でしたよ。

 「温かさ」というのは札幌サポの個性であると思うし、それをなくせ、と言っているのではありません。ただ、あのエールは、「温かさ」を示して自己満足に浸りたい、それだけのためのものに感じました。さっきも書きましたが、当の草津サポに伝わってない程度の「温かさ」だったということです。
 うちには同情する余裕なんてあったんでしょうかね?ヒドイ試合だったのに。同情するなら試合中はもっとチームを奮い立たせる応援ができるようになってからにして欲しい。来年は、よそのこと構っていられないくらい精神的に厳しいシーズンになりますよ。と言うか、そうしたいでしょ?ぶっちぎりで昇格?無理無理。

 アウェイB自由席の住人だからこそ敢えて言わせてもらいます。一連の意見を見るまで、贔屓目に見て「あの試合のゴール裏はドローかな」などと思っていましたが、違う。「ボロ負け」ですね。

 ホームのゴール裏に居るということは、チームと一緒に闘う資格があるということだと思います。せっかくだから有効に使ってくださいよ。選手はいつの試合でもゴール裏に挨拶にいく時が一番嬉しそうじゃないですか。それはあなた達に対して感謝の気持ちを一番感じているからでしょう?アウェイ側なんて、それはそれは素っ気ないものでしたよ、サンクスウォーク(笑)。イヤ、そう言っては選手がファンサービスしていないとの誤解を受けますね。言い換えます。アウェイ側やバック・メインにはファンサービスしに、ゴール裏には一緒に闘ってくれたことに対する感謝を表しに行っているから、表情が違うんですよ、きっと。

 ほんとはね、「エール」なんてどうでもいいんですよ。このことを、いや今年を、いっぺん自分がそこに居る意味を考え直すきっかけにしてみたらどうでしょう?あなた、闘いました?「自分たち」のチームを、選手を鼓舞すること、できました?エールやりたいなら存分に闘ってからおやんなさい。それも同情ではなく意味のある、相手に伝わるエールを。

 来年はもっと闘ってチームを押し上げるんだ、とお考えの方は、是非是非今よりもっと声出して頑張ってください。闘えないんなら余所から試合を見つめてみてはどうですか?それも充分立派なサポートです。断じて嫌みではありません、ある日「闘えない」と思ってしまった私もそうしているのですから。

 真ん中で闘っている皆さんには、どうか問題を「温かさ」と「厳しさ」の単純な二元論にしてしまわないように切に願います。当事者でない私が言う筋合いではないかも知れませんが、それではあなた達が孤立するだけです。ブログを読んでいると、あなた達がそう思っていなくても、二元論で理解しようとしている人が多い。何とかそういう人たちに伝わる方法を模索してもらいたい。好むと好まざるとに関わらず、「温かさ」は札幌サポの個性の一つになっています。これを上手く取り込む形での一体化を図っていただきたい。不可能ではない、と言うか、「あそこ」を目指すのならやるしかないでしょう。期待しています、本当に。


posted by tottomi |22:51 | コンサドーレ | コメント(24) | トラックバック(0)

2005年12月04日

今シーズンのベストゴール

 忘れないうちに。自分が見た中では、「11.23」・清野の得点

【理由】

  1. ボールを受ける前の動き出しが素晴らしく良かった。
  2. その後、相手DFと併走しながらのツータッチ目。これまでの清野ならば切り返して中を探していたかも知れないが、この時は一直線にゴール方向へボールを運び、DFを振り切った。
  3. シュートを左足で打っている。DFに寄せられ重心が後ろに行ったこととGKのコースの切り方を勘案して、引っかけてしまう可能性の高い右足ではなく、左足でいいコースを狙って打っている。

 受ける前の動き・ゴールだけを考えたボールタッチ・冷静なフィニッシュ、ストライカーに求められる三つの要素が全て詰まった、ここ数年でも最も美しいと思ったゴール。個人的には二番目のポイントを最も押したい。ごちそうさまでした。


posted by tottomi |23:22 | コンサドーレ | コメント(1) | トラックバック(0)

2005年12月03日

今日の言霊・12/3

 旅は人生に似ている
 どちらも何かを失うことなしに前に進むことはできない。


posted by tottomi |21:20 | 言霊 | コメント(2) | トラックバック(0)

2005年12月03日

第44節・vs草津

 勝ち点3を取った。ただそれだけの試合。以下、雑感。

  • 前半の失点は何ともレベルの低いミスから生じた。立ち上がりの時間帯、自陣・密集地帯・自ゴールに向かっている状況でつなぐ必要がどこにあるのか、理解に苦しむ。周りから声は掛からなかったのか?だとしたらもっと深刻。
  • 同点ゴール。取った時間帯は良かったが、これも草津のDFが信じられないかぶり方をしたため。ただのラッキーゴール。清野のトラップ?止めて当たり前。
  • 曽田。特に前半に消極的なプレーが多すぎた。もっと落ち着いてルックアップしてから蹴れ。きれいな球筋のロングボールを持つが故にそこに配置されていることを全く理解していない。それと浮き球を飛び上がって処理するのはやめろ。軸足が浮くと次のプレーに移るのが遅れる。インサイドキックは足を巻き込んで蹴るのではなくて真っ直ぐ振れ。
  • デルリス。ケガは不幸だった。が、これもサッカー。焦りからか周りとかみ合っていなかった。もし次のチャンスがあれば頑張れ。
  • 後半、逆転ゴールを挟んだ時間帯でもっと点を取らなければ。これが得失点差を争う上で重要な試合だとしたら…。今年の3位争いにおいて得失点差のなさでハンデを背負ったわけだから、取れる相手から、取れる時に取らなければ。
  • 石井。一対一を何回外せば気が済むのか。
  • だから最後の時間帯にズルズル下がるなって!

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posted by tottomi |21:11 | コンサドーレ | コメント(1) | トラックバック(0)

2005年12月02日

それぞれの最終戦

 いつもの用事を済ませるついでに、札幌ドームの近くまで行って来ました。青いイルミネーションが灯っていました。

 さて、と…


 2005年の最終戦は、2006年の始まりでもある。

 チームにとっての最終戦。何度も繰り返すが、ムダにしていい試合は一つもない。このことを今年一年通して実感したはずだ。去年はその実感すら味わうことができなかったのだから。まだTOP5はつかんでいない。実りある一年であったことを幸せに思い、最後の試合でも何かをつかもう。

 どこかで見ているであろうユースの選手にとってのトップチームの最終戦。彼らは今年、大きな自信をつかんだと思う。あの決勝、素晴らしかった。彼らにはそれぞれの進む道で夢を追って欲しい。トップチームに昇格しない選手も、札幌のことは忘れないで欲しい。

 クラブにとっての最終戦。明日、クラブはあやかちゃん・パキスタンに手を差し伸べてくれるという。知名度とか打算ではなく、これからもこうした社会貢献に積極的なクラブであって欲しい。
 現時点では最終戦に何人入るか、観客動員数が目標に達しているかは分からない…。ブログは今のところ盛況だ。世間を、スポンサーを落胆させる出来事もあった…。新しいスポンサーをいくつも見つけてきた。全てを糧にして、魅力あるクラブ作りに、これからも邁進して欲しい。

 サポーターにとっての最終戦。千載一遇のチャンスを逃して昇格できなかったと悔やむ人もいるだろう。一方で、「所詮昇格には力が足りなかった」と冷静に分析してみる人もいると思う。実際、オレの中にも11.23以来、両者が棲み着いている。いや、それ以前から棲み着いていたから11.23は起こったのかも知れない。
 どれが正しいかなんてわからない。わかっていることは、わからないということだけ。でも、その答えを求めようとしないものには、きっと、永遠にわからない。


 2005年の最終戦は、2006年の始まりでもある。

 去りゆく選手にとっての最終戦。この世界に飛び込んできた時から、彼らはこういうことを覚悟でやっているはず。傍観者の言葉など気休めにしかならない。でも、言わせてくれ。自分の為、それだけを考えて欲しい。今年満足にプレーできなかった悔しさ、授かった新しい命…。
 どこで、誰が見ているか分からない。明日、闘う機会が与えられたなら、とにかく自分の未来に繋がる試合にして欲しい。少なくともオレ達は見ている。You "are" SAPPORO. We "are" SAPPARO.


posted by tottomi |22:13 | コンサドーレ | コメント(2) | トラックバック(0)

2005年12月01日

読書管見・五木寛之『みみずくの夜メール』

20051203-00.jpg

五木寛之『みみずくの夜メール』
(幻冬舎 ISBN:4344407008)

頭がオーバーヒート気味・「ちょっと思い詰めすぎかな」と思った時にお薦めの本。


 タイトルは「ヨルメール」と読みます。朝日新聞に連載されていたエッセイの文庫版。
 この本を読んでまず感じたのは、五木寛之という作家は、結構いい加減な人なんだな、と(笑)。


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posted by tottomi |23:52 | 読書管見 | コメント(0) | トラックバック(1)

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