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2006年03月04日

期待と結果のバランス

あそこがダメだ、ここも出来てない、去年と変わらない、
等々と苦言を吐くほど見巧者ではないし、見巧者を気取っても
恥ずかしい(自称天邪鬼としてはふさわしいかもしれないが)
ので、まずは勝った、しかもずっと相性の悪い鳥栖相手の
アウェイで勝ったのは上々の滑り出しだと素直に喜ぶ。
 
Jリーグセットに入ったばかりでいきなりブルーになって
視聴料損したと思わなくて済んだだけでも、今日の勝利はありがたい。
 
もちろん、心臓に悪かったよ(笑)
開幕戦の興奮もあって相乗効果で動悸が激しくなって、
あわてて救心を飲んだ(汗)中継アナも解説も言っていたとおり
試合は鳥栖ペースの場面が多かったし、致命的なシーンも
数多くあり、終了間際はほぼ引き分けを覚悟した。
 
まあ、それでも劣勢をしのげた。
結果として勝ちを手に入れた。
運があると思った。
そして、期待した戦力とその完成度に「今の時点では」
見合った、順当な結果をちゃんと出したと思うのだが。
 
いくつかの見巧者のブログさんではすでに今日の出来を
一刀両断、ケチャンケチョンにこき下ろしているところも
あるが、オイラとしては現有戦力のことを考えれば、
そこまで貶すのは穏当か、とも思うのだが。
 
公平に見れば、札幌はこれからも、どのチームと対戦しても
今回のような薄氷を踏む試合をしていくだろうと思う。
それは最初からわかりきっていたことだし、そういうチームを
応援しているオイラは、全体を見渡す冷静な目を維持しつつも
チームの勝利には素朴に喜び、幸運に感謝し、チームをねぎらい
たいと思う。
 
負けたときにどうするかは、チームを貶すまでもなく
チーム全員がわかっていることだろうし。


posted by FT |16:57 | 060304vs鳥栖in鳥栖スタ | コメント(0) | トラックバック(1)

2006年03月02日

感動を金で買う悲哀

映画のCMで、観客の「感動しましたっ!」的コメントを
並べる手法はいつからやり出したんだろう(汗)
あれってすごく不愉快。その映画を見てオイラが
感動するかどうかはあくまで個人の問題なのに、
他の観客のコメントを先にぶつけてあらかじめ感動する
ことを強制している押しつけがましさが不快。
しかもヘタをするとその感動とやらも宣伝広告の
フレームアップでしかなかったりする。
 
ああ、ファシズムっていうのはこうして作られていくんだ
なあ、とつくづく思う。そのCMの背後に「この映画を見て
感動しない人はおかしいですよ」という文脈が隠されている
ことに毒されていくと、感動すらも一元化されて、異を唱える
者を排除する社会になっていくのだなあ、と。
 
札幌の応援には、そういうフレームアップの介在もない状態
で、憂いなく没頭したいものです。
 
同じ理由で、「感動をありがとう」っていう言葉、あれも
すごく気持ち悪い。完全に受け身になっているお手軽さを感じる。
感動は自分の内奥から生じるものだと思うのだが。
 
しかし、偉そうなことを書いたオイラも、商業化された感動を
売る社会の仕組みにはまってしまっている現代人の一人。
さきほどスカパー!の「Jリーグセット」を申し込んでしまった。
(ついでにサムライTVも。月5千円弱の出費になる、嗚呼)
鳥栖戦は何とか滑り込みでテレビで見られるか。
アウェイサポ、遠征サポには心から頭を垂れて慚愧いたします。


posted by FT |23:40 | 応援方法 | コメント(0) | トラックバック(0)

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