2009年09月08日
低い位置から…
VS 愛媛(38節)3-2逆転勝利 試合がなかなか見られず…(苦) 昨日深夜に前半、今晩後半を観るという苦々しい展開(-_-;) 情報をシャットアウトするのに苦労…。みなさんの意見を見て回るのは、覚書を書いた後の私の楽しみである。 ブログを更新する暇もなく…ここに「試合前」、「昨晩」、「今晩」の考えや観方を、まとめて書かなければならない始末…。 まあ、仕方がない…。 ゲームの注目点をどこにするか。前節を見直し、そこから、探すことにした。 水戸戦、覚書にこう記している。 >前半、互角で膠着状態的な展開…と書きたいところだが、比較上やりたいサッカーをやれていたのは、水戸だと思う 私は水戸優位に観ていた。 しかし、J'sのレポにはこうあった。 >試合が始まってみると立ち上がりから札幌が一方的にゲームを支配する展開となる 面白い。"観方"が正反対だ。こういうことがないと修行にならない。 なぜ、私は水戸優位を感じたのか…。 確かに、"草津戦の前半のようなサッカー"を期待し、観るハードルを上げていたとは思う(苦笑) しかしそれだけではないはず…。 J'sの試合後の選手コメントに、気になるものを二つ見つけた。 >前半は相手のプレスが早く、押し込まれてしまって長いボールを蹴ってしまっていた。《下田(水戸)》 >相手が思った以上に長いボールを蹴ってきたので、押し込まれた感じもあった。《石川(札幌)》 二人ともDFである。 下田のコメントからは、コンサのプレスに脅威があったことがわかり、石川のコメントからは、長いボールが嫌だったことが読みとれる。 コンサにとっての悪循環か…。 前からプレスをかけると、ビルドアップが苦しい相手チームは、ロングボールを多用することになる。 ロングボールを多用されると、コンサのCBにとっては、嫌な面もある…。 縦ポンでけっこうやられている今季…。コンサにとって相手の"縦ポン"は"待ってました、ようこそ!"と言えるモノではない。 しかし、前から行けば、技術レベルの低いチームになればなるほど、ロングボールを蹴ってくる…。 注目点はこうなった。「ロングボールに対し、コンサはどんな現象を見せるのか」 力関係上は、コンサ>愛媛か。過去2試合から考えて、愛媛はロングボールを蹴ってくる可能性は高い(かな)。 以下、ゲームの"観方覚書"。 サブメンバーを確認してちょっと驚く。芳賀がいない…。 前半は…完敗。 愛媛はやはり、ロングボールが多かった。そのボールに対し、"直接競り負けること"が多いようには感じなかった。 しかし、セカンドボールの部分では、弱かったように思う。球際で戦っていないということか…。 愛媛の守備は積極的かつハードだったように思う。西、宮澤あたりのキーマンが全然目立たなかった。 そして、とにかく、中盤より高い位置で前を向けなかったように見えた。 ロングボールを受けて、低い位置でマイボールにする。そこからビルドアップしていくわけだが、全くうまくいかなかったと言ってもよいのではないだろうか。 パスコースが効果的に作れていないのか、後ろ向きの状態を愛媛がきっちり狙ってきていたからか…DFラインやダニからのパスが、うまく繋がっていかない前半だった。 挙げ句に失点…(-_-) 4-1-4-1が完璧に封じられたように感じ、重苦しさが残った。 前節でも感じた、コンサの課題「低い位置からのビルドアップ」。 後半はここに注目することに決めて、イライラ気味で就寝…。 後半…早々に宮澤交代→砂川投入。 変化に期待も、むしろサッカーを変えた感があったのは愛媛。ロングボール主体だったものを、つなぎも入れてくるようになった。 前半のロングボール戦術、ビルドアップがうまくいかないコンサもわりとロングボールを使ったため、スペースはあった。風向きも関係するか…。 そして、愛媛追加点(-_-)。崩されたと言っていい。録画で観ているので、もう観るのやめるか…とも正直思うくらいだった(苦笑) ただ、いい時間に1点を返した。セットプレーから西嶋の折り返しにキリノ。 コンササッカーに変化をもたらしたのは交代。古田→中山、上里→ハファ。2枚同時交代でシステムも3-1-4-2(かな?)へ。 このあたりから押し込めるようになった。 ただ、愛媛のトップのダニへのプレスが甘くなったり、決定的なシュートが枠に飛ばなかったりで、コンサの変化というよりは、愛媛の失速と言えるかも知れない。 愛媛の決定的なシュートで得点にならなかったものは3本あったが、いずれも枠に飛ばず。 コンサのそれは、中山、キリノに2回、ハファと4本あったが、いずれも枠に飛んだ。ここら辺は、地力の差か。 キリノ→ハファで同点。ダニのミドル(ここで出たか!)で逆転。 システム変更後から押し込んだコンサ。 しかし、それは"捨て身"的な戦術に特化し、かつ失点しなかっただけ…。リスクが高いサッカーをやっただけと言えるかもしれない。 実際、3バックの左右(石川、西嶋)はSBであるかのような動きも見せていたし、本来、西-宮澤で攻守のバランスをとっている部分は、西-ハファとなり、守備を一枚減らした印象もあった。 ハファは守備面では、まだまだという感は否めなかった。その分、FWDF中山は頑張っていたが…。 逆転できたことは、素晴らしいこと。ただ、3点とも、本来狙っている、パスをつなげて崩して取ったゴールではない(と思う)。 前からプレス、コンパクト、マイボール後の切り替えを速く、流動して攻撃。 これが本来したいサッカーと見る。 避けて通れないのが、"ロングボールをマイボールにした後のビルドアップ"。 今節は、全体を通じて"バタバタ感"を感じてしまったが、この部分がどう煮詰まっていくか。チームとしてどう煮詰めるのか。 前回も記したが、「自分たちがやりたいサッカーに、"運ぶ力"」をどう養うかが、残る今季の注目点になると思う。 追伸 今節のような、前半、後半を別日に観るようなことは、今後はやめようと思った。 覚書を書きにくいし、ゲーム後の情報入手を我慢するのもストレスだ。 何より、一試合を通じて"同じ目"で観るという部分がぶれてしまう気がしてならない。 観戦力を向上させたい身としては、それは避けたいことである。 では、ブログ巡りに出発!
posted by はげお |01:08 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(0)
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