2011年12月04日
「見る」を通した1年は…結果、素直に嬉しかった。
昨日は素直に、大変嬉しい1日となった。 札幌ドームを埋め尽くしていたサポにも感動した。 私にとっては試合を「観る」ではなく「見る」で1シーズンを通すことは、 ある意味でとても新鮮であった。 7月31日のvs岐阜(厚別)、8月17日のvs千葉(札幌ドーム)に参戦することもできた。 しかも幸運にもその両方が勝ちゲーム。 オホーツクから「希望(?)」or「英雄(?)」(=奈良)も誕生した。 そして昇格。しかも競り合いながらの。 J2リーグ自体が、非常に「面白い」シーズンだった。 シーズン当初、「線」になってきたものが、「点」になってしまった…と つい悲観的にもなってしまったが…。 「観る」ではなく「見る」にしたため、根拠ない物言いにしかならないが、 石崎監督の3年間は、しっかりと「線」になっていたと言ってもよいのではないか。 今シーズンのコンサは、 チームとして適切にサッカーの「引き出し」をあけて、使うことができていたように思う。 守備面では、前からプレスに行ける。 でも、流れに合わせてブロックを形成しても堅く守れる。 強いて言えば、もっと「セカンドボール」を拾えれば、戦いはスムーズになったであろうか。 ただ、球際ではしっかり身体を張れていた。 攻撃面では、ゴールに繋がったのが「カウンター」気味なものが多かったように思うので誤解しそうだが、 「カウンター一辺倒」のチームであったとは思わない。 もちろん「ポゼッション」「パスサッカー」という視点では、まだまだ向上しなければならないが。 大切なのは、何を「志向」しているかということ。 しかし「志向」していることがうまくいかないことなんて、サッカーには当たり前にある。 そんな時に、違う「引き出し」を開けられるかどうかが、肝心なときに物を言うのではないか。 それが「カウンター」だった(と勝手に思っている)。 もっとも、攻守は表裏一体なのだから、前からの守備が上手く行かない時にリトリートして守るのであれば、そこから攻撃に移れば、当然カウンター気味になることが多い。 結果、「堅守」とは言われながらも、本来やりたい守備はできないことが多かったと、そう言えるのかもしれない。 大きな課題は、「縦にボールを入れる」部分であろうか。 ジオゴ云々という話ではなく、ここについては「他チームの方が上手」と感じることが多かった。 チームとしての「引き出し」を、適切に使えたから、チーム力の競っている(FC東京を除く)接戦J2の中で、勝ちを拾って来られた(負けが昇格チームのわりに多いが…)。 そしてそれが昇格につながった。 そういってよいのでは無いだろうか。 そして、その「引き出し」を与えてくれたのは、間違いなく石崎監督である。(前任の三浦さんはもう少し、前前任の柳下サッカーを活かしてくれればよかったのですが…)「バルデス」も「エメルソン」もいなければ「ダヴィ」もいない。 強力な外人助っ人FWがいない中で、 たとえ3位通過であろうと、昇格できたことの「価値」は大きい。 このサッカーが、コンサが長期に渡って目指さなければならない方向ではないだろうか(今までは当り外人FWがいないと昇格できないというイメージだったのでは?)。 「日本人ベース、しかも若手育成型で安定して戦うチーム」ということ。(ただ、色々な「しがらみ」もあるから…簡単な、単純な話にはならないとは百も承知だが)昇格は非常に嬉しいできごと(私的には間違いなく今年NO1の出来事)。 ただ、本音を言うならば、心のどこかで、 「プレーオフ導入元年」の来季を、J2で昇格争いしている姿を見たかったような気がしている。 今までの「歴史的な流れ」を振り返ると、 J1昇格時には「安易な補強」に走ってきているような気がしてしまう。 でも、それでは「日本人ベース、しかも若手育成型で安定して戦うチーム」になるのは難しい。 ユースから5名が昇格したが…彼らに「経験を積む機会」は適切に与えられるのであろうか。 ピンポイントの補強(今年の外人補強については…失敗の要素が大きい)、そして数年を見通しての「選手育成」(=もちろんトップチームでのという意味での)。 それがなされる2012年になることを、心から期待している。 その上で、残留できるのならば…もちろん万々歳。 だが、サッカーが、J1がそんなに簡単ではないことは、よく理解している(つもり?)。 天皇杯が終わっている(コンサは)ので、オフシーズンに突入だが、 また色々と妄想するのが楽しそうな展開を迎える。 これをサポとしては「幸せなこと」なのだと思いながら、 残りの2011年を過ごしたいと思う。 追伸 コンサに関係する全ての皆様、2011年、本当にお疲れ様でした! 追伸2 個人的には…全然、更新していないことを猛省。そして、他所へのコメントも数えるくらいしかできず…(web上だろうと人間関係は大切にしなければ)これまた反省点。 「観る」をさぼったら退化するのだから…と自分に言い聞かせる(が、あまりにも忙しくてまさに「忙殺」)
posted by はげお |16:42 | "観方"覚書 | コメント(2) | トラックバック(1)
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Re:「見る」を通した1年は…結果、素直に嬉しかった。
私も甲府のように変化を求めると失敗すると思います
posted by そよ風| 2011-12-04 20:10
そよ風さんへ
はじめまして。
お返事がものすごく遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
>変化を求める
これは、難しいことですが必要なことと思っています。
ただ、盤石な礎があって、そこに変化を上乗せすることが大切なのではないのかと考えています。
礎につながる確固たる継続性がまずあって、求める「変化」がその「継続性」の中に意味をもって位置づけされる。
これがないならば、うまくいかないのではないでしょうか(浦和がその典型ではないかと思っています)。
posted by はげお| 2012-01-06 21:03