2010年08月15日
①完成度の差、②勘違い!?…で敗戦(=終戦!?)奇しくも今日は終戦記念日。
成果はいまいちなんですが… "オホーツク圏コンサポリサーチ" ご協力お願いします! VS 緑(第22節)2-1…負。 連勝に期待!だったゲーム。 相手は好調の緑。しかも国立…。 "試金石"ゲームだった今節。高木の出場停止で、前節と同じというわけにはいかない中で… 結果が出れば成長を大きく感じられる…そんなゲーム。 前半は生で…が後半、仕事の都合で録画観戦…個人的には最悪な観戦になった(苦…が仕方がない) 以下、覚書。 フォーメーションと配置。 内村 砂川 岡本 古田 芳賀 宮澤 西嶋 石川 藤山 藤田 高原 前節を大きく変えないことを選択した布陣。 内容的に前節の"良さ"を引き継げられるかが問われる試合になった。 今節については… コンサが×というより、緑が◎と認めるべきと思う。 チームとしての完成度が緑>コンサだった。 これがすべて。 そして、"勘違い"がゲームを大きく左右した…と個人的には思っている。 前半、立ち上がりはそれほど悪くなかったと観る。 主導権争いの中、先制点をGETしたのは…内村。 内村は、前節、質の良い動きを見せていたので、結果が出れば今後に+と思っていたので、衷心より拍手を。 ただ、その得点自体は、確率の高いものとは言えない。 確率の低いことに挑戦し、結果的に生まれたゴール。 ここで陥った"勘違い"(と個人的には思う)。 先制後、優位に試合を運べればよかったのだが…コンサの攻撃は"確率の低いこと"に終始してしまう。 一方、緑は、先制された後も、"確率の高いこと"に終始する。 最も顕著なのは…観られた方はおわかりと思うが、ビルドアップである。 緑は、ビルドアップの時点では難しいことをしなかった。 一方、コンサはビルドアップの時点で、難しいことを選択し続ける(これが"勘違い")。 結果… 3分後に追いつかれ、ゲームを支配され続けることになる。 緑はシンプルなビルドアップ。 サイドを使ってくる。 それに合わせて(先制したこともあり)、サイドが後手後手になってしまった(苦) サイドが優位に立てないと、サッカーは難しくなる。 実際、サイドで優位に立てないコンサは、後手後手になり、ブロックを形成することに終始した。 ブロックを組んで緑の攻撃を跳ね返すものの、セカンドボールが拾えない。 いい攻撃につなげられる道理がない。 それでも、前半はよく持ちこたえたと観るべきだろう。 攻→守の切り替えは及第点としても、守→攻の切り替えは"ひどかった"というべき状況だったのだから。 後半開始時点で、フォーメーションをいじった。 近藤 内村 古田 砂川 藤田 芳賀 宮澤 西嶋 吉弘 藤山 高原 3-5-2へ。 これにより、後半の立ち上がりは"悪くなかった"と言える。 システム変更とはいえ、石川のoutについては"何かあったのか?"と思ってしまったが…。 しかし… コンサがシステムを変えても、緑はやるべきことを"明確に"貫いてきた。 緑は、対応が変わり、多少の"ぎくしゃく感"はあったが、基本的には"やるべきことを貫く"姿勢を変えない。 結果、次第にサイドで優位に立てなくなった。 WB配置になった古田については、正直まだまだ課題がある。 WBはムズカシイポジションである。 流れの中で、砂川と古田が入れ替われれば…と正直思ってしまった(そこは砂川がベテランらしい判断をして欲しかった)。 平本に逆転ゴールを決められたが、あれは3バックの中央に入っていた吉弘を責めることはできない。 今回、コンサがしなければならなかったのは…守備ブロックを形成することではなく、シンプルなことをするのがムズカシイ…そんな守備をすることだった。 いわゆる…"前からのチャレンジ"である。 "夏場戦"ゆえにムズカシイのは百も承知だが、それでも"主導権"を握るためにやらなければならなかったこと。 そんな中、ムズカシイことを選択しながら、先制してしまった。 そこで生まれた"勘違い"が、コンサの攻撃を難しくしたように思う。 もっと確実なポゼッション&ビルドアップをするべきだった…と個人的には思っている。 ビルドアップ時のパスの選択が…シンプルだったのは緑>コンサ。 その差が、試合全体の中で顕著に出たと思う。 前半からサイドを使ってきた緑。 それに対して前に出られれば… マイボールになった時に、時間はかかっても、SBを押し上げられるような攻撃が意識できれば… あるいはこれほど一方的なゲームにはならなかったかもしれない(後半の立ち上がりはサイドが高い位置でやれていた)。 "リスクを冒す攻撃"は絶対に必要だが、"リスクを冒す"="確率の低い攻撃をする"ということではない。 今節は"確率の低い"攻撃で"先制"できてしまった。 ここが…結果的にはマイナス要素になってしまったような気がしている。 現状でのチームの完成度(目的を遂行する力)は緑>コンサだった。 この敗戦は…今季を"線"として考えたときの"明確な差"と思う。 なので、チームとしての成長が、現時点では、緑>コンサなのだということが感じられ、個人的にはかなり辛かった。 石崎体制は2年目。川勝体制は1年目…。 サッカーは"個人戦ではない"ということを再認識し、コンサの選手には"チームとして戦う"ということを、強く意識してほしい。 これは"知的"分野である(=これこそ"サッカーが上手い"ということだと個人的には思っている) 石崎サッカーは難しく、2年で結果が得られるようなものではないかもしれない。 チームも若い。 が、プロなのだから"若さ"はいつまでも"言い訳"にはできない。 "連敗しない"ことは、次節に当然求められるハードル。 その"ハードル"は是非越えてもらいたい。 追伸…"やけ酒"飲んで書いたので…後で見直すことにしよう(苦苦苦)多分…ひどい文章になっているはず。 もっと精神修行をしなければ!
posted by はげお |23:57 | "観方"覚書 | コメント(4) | トラックバック(1)
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①完成度の差、②勘違い!?…で敗戦(=終戦!?)奇しくも今日は終戦記念日。 - 観戦力向上覚書 | コンサドーレ札幌オフィシャルブログ
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Re:①完成度の差、②勘違い!?…で敗戦(=終戦!?)奇しくも今日は終戦記念日。
たぶん、石崎コンサは川勝ヴェルディとはさながら相撲の相四つのように“噛み合う”相手であったことと思います。映像は見てませんが、ヴェルディの良さは存分に出てコンサはまるでいいとこなしっていう試合だったんだろうと思います。
>チームとしての成長が、現時点では、緑>コンサなのだということが感じられ、
>個人的にはかなり辛かった。
勝ち負け以上にこの現実を見せつけられるほうがダメージがデカいですよねぇ・・・。
>サッカーは"個人戦ではない"ということを再認識し、
>コンサの選手には"チームとして戦う"ということを、強く意識してほしい。
しゅ~ちょ~さんのところでも書いたんですが、
山形がJ1で踏ん張れているのは個々の能力ではコンサとそれほど変わらなくても、
ここんところが優れているからだと思うんですよ。足し算止まりで掛け算になっていない。
とはいえ呑気に待っていられる状況でもないし、厳しいですね・・・。
posted by フラッ太| 2010-08-16 00:42
Re:①完成度の差、②勘違い!?…で敗戦(=終戦!?)奇しくも今日は終戦記念日。
前回対戦してドローだった時点から東京Vが完成度が上がり、コンサの場合には完成度はまったく上がっていないという現実を突きつけられた感じでした。
それでも前半からアリバイではない本当のプレスをかけ続け、主導権を握ったら違う結果になっていたかもしれないと思うと悔しい限りです。
後半は前半の動かされた疲れが出たのでしょうね。システム変更で流れを変えられるかと思ったのですが、ビルドアップができる上里をもっと早くに投入したかったという監督の言葉もわかるような気がしました。石川のアクシデントで残り1枚となったカードだったのでなかなか投入できなかったことも誤算でした。
中へ中へと難しいパスを選択したこともよくなかったですね。
サイドから攻撃したかったはずなのに、サイドからの攻撃の形が見えませんでした。
気になったのが前節の2点目の残像を選手が追っていたのではないかと思うことです。そして今節の1点目で確かにそれ以降の試合内容を難しい選択にしてしまったということは十分に考えられます。
ただ、単純なパスミスも多く、基本ができていないと感じるシーンも多々ありましたが。
いすれにしてもチーム力はついていないと言うことははっきりしましたね。昇格争いも風前の灯火ですし、何を目標にチームを立て直すか、改めてチームを作り直すかが注目ですね。
posted by 孔明 | 2010-08-16 01:06
Re:①完成度の差、②勘違い!?…で敗戦(=終戦!?)奇しくも今日は終戦記念日。
そもそも石崎監督って過去にパスサッカーを構築した実績があるんですかね?
前任の柏時代は縦に速いシンプルなサッカーをやっていたように思いますが
posted by 素朴な疑問| 2010-08-16 01:17
Re:①完成度の差、②勘違い!?…で敗戦(=終戦!?)奇しくも今日は終戦記念日。(お返事です)
フラッ太さんへ
>山形がJ1で踏ん張れているのは個々の能力ではコンサとそれほど変わらなくても、ここんところが優れているからだと思うんですよ。足し算止まりで掛け算になっていない。
掛け算どころか、足し算でも足し忘れがある感じでしょうか(苦笑)
昨日のゲームは緑を褒めます。
チームとしてやるべきことが明確で、それを終始実行できた緑が、勝つのは相応でしょう。
完成度負け…(苦苦)です。
孔明さんへ
>本当のプレスをかけ続け、主導権を握ったら違う結果になっていたかもしれないと思うと悔しい限りです
先制しながら主導権を握れない…続きますね、この課題。主導権をどう取るか、ここがチームとして狙うべきことだと思うのですが(苦)
夏場戦はキビシイですから、主導権を握ったチームが明らかに有利。守備に奔走する"後手"に回ったチームが負ける可能性が高い。
人数減っても主導権を握れた、横浜FC戦の後半をイメージできるとよいのですが…。
素朴な疑問さんへ
はじめまして。コメントありがとうございます。
実に理にかなった"疑問"と思います。
私が個人的に感じているのは…
石崎監督自身が"過去に創ってきたものにとらわれず"に"挑戦"しているということ。
"縦に速いシンプルなサッカー"というのもサッカーの試合の"局面"では必要ですが、それだけではJ1に定着し続けるのはムズカシイと感じていらっしゃるのではないでしょうか。
前に出て守備ができる。
ブロックを組んで守備ができる。
縦に速い攻撃ができる。
ポゼッションをしての遅攻ができる。
崩すパスサッカーができる。
これらは少なくとも、全てできるようにしたいと考えているのではないでしょうか。
その分、目指しているサッカーが明確に感じられにくく、観ている側としては悩ましいのですが。
posted by はげお| 2010-08-16 14:58