2014年11月06日
コンサで体現されるオシムサッカー 申し子は中原
おはようございます! ツイッターでも載せましたが、先ほどフルハムの試合を観戦いたしました。 ブレンドフォードFC同様、平日でさらに二部に属しながらスタジアムは素晴らしい雰囲気に包まれており、やはり札幌、もしくは北海道に専用スタジアムを!という想いがよりいっそう強くなりましたね。 これからまた様々なスタジアムに行ってみたいと思います。 ちなみに内容は面白かったですが、やっているサッカーは正直言って面白くはありませんでした。 結果は2-2で、しかも0-2のビハインドから追いついたので、雰囲気としても最高潮でしたし、相手が一人退場したというのもあって後半はワンサイドゲームでしたが、やはりイングランドサッカー。 ゴール前の崩しをクロスからに頼ってしまうんですよね。 狭いエリアを崩すプランがありませんでした。 バイタル攻略人香川がプレミアでまったく機能しなかったあたりを考えると、選手がいないのではなく、そういう概念がイギリスにはないのかもしれません。 というのも、こちらの人は普通は座って観るのですが、ゴールへの期待値が高まると一斉に立ち出すんですよね。 その立つタイミングこそが高い位置でサイドの選手が受けたときがもっとも多いのです。 つまりサイドからの崩しがサポーターにとって最も望んでいることなのかもしれません。 まだまだ観戦数が足りなく、考察としては不確かなことですので、これからよりしっかりイングランドサッカーを検証したいと思います。 本日は3バックが機能する理由ではなく、今のコンサの「崩し」について考察したいと思います。 タイトルを体現されるオシムサッカーとしましたが、一体どういうことなのでしょうか。 このブログもよく載せていますが、崩しというのはいかにバイタルエリア(DFラインの前中盤のラインの後ろ)で前向きを作るかにかかっています。 その方法が今のコンサはオシムサッカーと通じるところがあるのです。 オシム時代の千葉の前向きの作り方1 巻のポストプレー コンサの前向きの作り方 都倉の個人技 わかりやすいところでいえばまずはここですね これに関してはとくに言うこともないでしょう。 ポイントは二つ目 羽生のフリーラン 羽生といえばまさにオシムの申し子というイメージがありますが、 彼はどのような点が優れていたのでしょうか。 彼は二列目からの飛び出しが非常に多かったですよね。 もちろんその飛び出し自体も脅威ではあります。 しかしながら本当のポイントはそこではなく、 それによってバイタルで前向きを他の選手に作らせていました。 これこそが、彼の最も優れていた能力であり、 考えて走るという本当の意味なのです。 自分一つのプレーが自分が裏にぬけたという一つの事象で終わるのではなく、 そこから第二の事象、第三の事象を引き出すことが出来たのが羽生でした。 さて、もう一つのタイトル申し子は中原とありますので、中原が羽生の後継者というのは想像がつくと思いますが、本当にそうなることができるのでしょうか。 コンサが湘南戦の前の数試合でOFが良かったのは間違いなくシャドーに入っていた中原のおかげです。 しかし湘南戦では51分、ヴェルディ戦では53分と非常に早い時間で交代しています。 湘南戦では疲労だと考えられますが、ヴェルディ戦は明らかに機能していないがための交代です。 ヴェルディ戦では明らかにフリーランが減っていました。 今回バイタルで前向きを作ったシーンはほとんどが個人技で持ち上がったものであり、 中原の「味方をフリーにするフリーラン」は見られませんでした。 岡山戦、富山戦で見せた運動量をこれからも維持することができるかどうか、 自分の能力をしっかり把握できるかどうか、 その二つが今後中原がどうなっていくのか影響していくのではないでしょうか。 少し短いですが今日はこの辺で。 最後に 中原、荒野、そして深井と小山内 今後この4人が中心として活躍できれば、 コンサドーレは黄金期を迎えることが出来ると僕は考えています。 ではまた次回。
posted by gahara18 |09:03 | コメント(0) | トラックバック(0)