2006年06月03日

第19節・札幌2-2山形

 もどかしい。これが力がなくてのトンネルであればあきらめもつきますが、持っている力を出し切れていないのだから、これほどもどかしいことはありません。しかも今日はおそらく体力的に相当消耗したにもかかわらずの勝ち点1。次節のフィジカルが心配です、がそんなこと言っていられないのも事実。以下、雑感。

【ゲームの入り方】
 前半の立ち上がりと終了間際、後半開始直後の時間帯、ここで1点も取れなかったことがゲームの趨勢を決めた気がします。特に前半立ち上がり、休養十分で体にキレがあったフッキがエンジン全開。左右両サイドで一度ずつチャンスを作ったにもかかわらずわずかなズレで得点に至らず。これが痛かった。しかもその後もう少し押せば良かったのにあっという間にゲームが落ち着いてしまいました。勝負所を感じて一気呵成に攻める、「ゲームを読む力」はまだまだまだまだです。

【守備】
 失点は反対サイドだったのでよく見えなかったのですが、1点目は加賀ですか?間違っていたらどなたか指摘して下さい、なんせ録画失敗したもので(汗)。レアンドロの逃げ方・シュートともに上手かったが、いつもやられているパターンだろうが。あとやはり気になるのはサイドでの守備です。今日も前半、サイドで挟み込んでも取れないケースが多発。
 後半は山形が死に体だったというのもありますが、それでも良い守備をしていたと思います。相手を待っての守備ではなく、積極的にボールにアプローチしていたと思います。まああれをずっとやるというのは無理なので、前述のサイドでの組織的な守備でしのぐ時間と使い分けることが必要なんですが…

【攻撃】
 前半、ちっともボールを運べずにイライラした方が多いでしょう。早い時間帯に失点して、低い位置に守備ゾーンを構える山形にしてやられた感じ…ではいつまで経ってもおんなじ。あえて厳しく言うとFW二人!もう少し動きだしを早くしてボールを引き出せ。中で一回受けてやらないとサイドにボールが入らない。曽田が持つと悲鳴が上がる一因はオマエらにもある。
 目立ったのはフッキ。光ったところとヲイヲイなところが半々。光ったのは突破力。何度も厳しいところを突破して数的優位を作っていました。「ヲイヲイ」は、やはり周りを使えよ!と思う場面が少々と、後半ちょっと引き気味だったこと。もう少しゴールに近い場所でプレーして欲しい。

 もどかしい。今日はミスをした選手が自分で必死になって取り返しに行っていた。サボっている選手はいないように見えました。それだけにもどかしい。相川もいつもより体を張っていただけに、加賀だって故障を押して出場したのに、大塚も開幕時のフォームを取り戻しつつあるのに、芳賀も調子を落としているなりに頑張っているのに、もどかしい…。次節はアウェーで厳しい戦いが予想されますが、何とか勝って帰ってきてくれ。あ、あれだけ不安定なジャッジで選手から文句言われてカードが3枚の審判もある意味頑張りました(猛毒


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#10フッキ:マルカトーレ[◯](4)
  • 今節のマルカトーレ:#11相川(4)

posted by tottomi |20:30 | コンサドーレ | コメント(5) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:第19節・札幌2-2山形

ほぼ同感なんですが、オイラには選手が
頑張っているように見えなかった。
勝ちに行く執念があれば、もう少し前半、
足の踏み出しも一歩早いはず。
前に攻めに行く気迫があれば、だらだらと
パスを回すことはないはず。
失点は許さないという決意があれば、もう少し
気迫のある寄せをするはず。

前半の選手たちは、オイラにとって
応援の価値に値しないと感じました。

守備の失点、一点目は確かに加賀です。
水戸、柏に続き、これで3度目(汗)

フッキの得点については、まさに同意。
あれはチームの得点じゃない。
フッキ一人の成果です。
アクションサッカーの名が泣きます。

posted by FT | 2006-06-03 21:01

Re:第19節・札幌2-2山形

>FTさん
こんばんは。ご無沙汰です。
まず前半ですね。確かに運動量が全くもって足りませんでしたが、山形が上手く守っていたことも事実ですからね。数的不利のサイドにいきなりボールを入れても囲まれて取られるだけだし、ウラに蹴ってもスペースはないし、攻め方は難しかったと思いますよ。前半ですから極端にバランスを崩して攻めるわけにも行かなかったでしょうし。とにかく先に失点しちゃイカンということですね。
中盤での寄せはその通りで、カガケンについては情報ありがとうございます(笑
それとフッキ。確かに彼の突破でPKとった(アシスト:審判)のですが、一方で周りが良いタイミングで動き出しているのに使わないこともしばしば。今日は少々強引でも突破できていましたが、それが通用しない時・それをすべきでない時の判断はもう少し、と思います。
>アクションサッカーの名が泣きます。
まあ落ち着いてください。「個人の力で点を取ったらアクションサッカーじゃない」というわけでもないのですから。90分ずっと上手くいくことなんてブラジルでもありえません。上手くいかない時にこそ、ですよ。もどかしい気持ちはよぉく分かります(笑)。来週もゴル裏で頼んますよ。

posted by tottomi| 2006-06-03 21:31

Re:第19節・札幌2-2山形

同感ですね。
前半、久しぶりに寝てやろうかと本気で思った。
後半、なぜ攻め続けられたのか、前半、何が良くなかったのか。
守備はDF3人でやるもんでもなければ、攻撃はFW2人でやるもんでもないですよね。
僕はどうしてもボランチの運動量の少なさに目が行ってしまうんです。アクションサッカーの生命線はボランチだと思うんですよね。でも、代えませんよね(苦笑)。

収穫:フッキがカードを貰わなかったこと。
損失:加賀。

posted by kabao| 2006-06-03 22:30

Re:第19節・札幌2-2山形

今日は時差テレビ観戦(後半を先に見る)でした。
なので多分現地で見た方とはかなり印象が違っていると思います。

フッキはやはり選択肢がまず自分で行くが80%くらいのような感じですね、特にゴール前だとその割合がますます上がる感じ。
引き付けて出すというのができれば、と3ヶ月間思い続けてますがなかなか思いが届きません。

posted by kenji | 2006-06-03 23:01

Re:第19節・札幌2-2山形

>kabaoさん
特に4バックの相手の時に言えることですが、ウチのアウトサイドは一人しかいないので早めにボランチか砂川が挟みに行ってやれればベストなんですが、今のところ上手くいっていませんね。中盤四人のラインをもう少し下げてDFラインに近づければスペースも減ってプレスも掛かりやすくなるのでしょうが、今度はボール奪取のエリアが低くなってしまう。DFラインを上げるのが一番良い対処法なのでしょうが、カウンターを怖がって上げられていない…。難しい問題です。

>kenjiさん
ただ、フッキが強引に仕掛けた時は多くがシュートまで持ていけているのも事実です。それでも周りを使えと言っているのは、多くの人間がボールを触るとそれだけで守備側はイヤになってしまうんですよ。「やられている」という感じがある。これで圧倒したのが湘南戦で、私はその幻影を求めているのかも知れません。というか生で見た勝ち試合はあれだけですから(苦笑

posted by tottomi| 2006-06-04 08:14

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