2009年03月22日
連載小説5
小樽の1次会を終えた岩崎は、キャプテンに指名した下里とコミュニケーションを取るため、手稲のワンディースパで裸の付き合いをすることにした。 手稲駅からの無料バスに乗るため、小樽駅へ走った。スポンサーが劇団ひとりに決まったとはいえ、金はない。なんとしても13時20分発の無料バスに乗らなければならない。 やった、ちょうど快速が来た。これなら間に合う。ラッキー。乗ったらゼーゼー。二人とも普段の運動不足が響いた。 ここで、下里は「トイレ」と言う。車内を見回したが、731系近郊型電車にはトイレがないのか?車両を移っても見つからない。しかも、信号待ちで、定刻より4分遅れで発車。ま、手稲駅でなんとか時間があるか? 手稲駅について下里はトイレへ。「バス乗り場は南口だぞ」と岩崎は伝えたが、迷ういそうなので無料バスを探しながら、やっぱり先行せずに待つ。案の定、下里は北口と南口がわからない。 合流して下へ降りるとバスは見えるが、駅前のローターリーのため遠回りしなければいけない。ここで慌てて、ロータリー突っ切り作戦に出る。プロのサッカーチームの監督とキャプテンがこんなことしていいのか!「もうしません、すみません」と叫びながらなんとかバスに乗り込むのであった。 温泉では麒麟麦酒とさっぽろクラシックがチョイスできる。当然クラシックの方を選んだ。まずい!これではまるでコンササポの行動ではないか。我々は小樽のケンサドーレの監督とキャプテンだ!続く。
posted by yordel1 |11:46 | コンサドーレ |