コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年10月08日

コンサドーレ札幌から期限付移籍中の工藤小山内内山奈良阿波加の現状

2015シーズン、開幕前の発表で、工藤光輝がJ3相模原SCへ(その後J3盛岡へ)、
内山裕貴がシンガポール1部のHOUGANG UNITEDへ、奈良竜樹がJ1FC東京へ期限付き移籍し、
シーズン途中に阿波加俊太がJFL Honda FCへ育成型期限付き移籍、
小山内貴哉もJ3長野へ育成型期限付き移籍と5人も期限付き移籍している。
これまでの札幌では5人もの期限付き移籍はなかったことで、
下位カテゴリへの期限付き移籍が多いとはいえ、それだけ戦力が充実してきているとともに、
借りる側から供給する側(レンタル料支払う側からもらう側へ)シフトしているというのは、
クラブの育成の成果が出ている証拠だろう。
(レンタル料をもらってないケースもあるようだが、細かいことは割愛。)

そこで、2015年10月4日現在の各選手の出場記録をまとめたので、紹介しよう。


■期限付き移籍組
★
13 工藤 光輝  8試合 421分 1点(J3盛岡21節07/19~)
21節 22節 23節 24節 25節 26節 27節 28節 29節 30節 31節
追加 ―   ▲18 ―  ▽77 ▽81 ▽62 ▲1  ▲28 ○① ▽64

相模原では1試合45分の出場にとどまった工藤光輝。
相模原のホームタウン活動の写真に載ってたので元気そうだったが、プロは試合に出てナンボの世界。
盛岡で少しずつ出場機会を増やしつつある。次は得点という結果を残したいですね。
とはいえ自ら状況を打開して点が取れるタイプじゃないので、ツラいかもなあ。
阪南大での好成績も、周りが凄すぎたこと(泉澤、二見ら)が主因だろうし。
コンサユース卒で関西学生リーグに実績を残し、後進の進学の機会を大幅に増やしたのは事実。
もう一度化けてほしい。
一度道外へ出た選手は、北海道へ戻ってくるよりも、道外でバリバリやったほうがよいと思う。
北海道のゆるーい雰囲気にのまれてしまうので。確固たる地位を築いたらブレることはないだろうから、
そのくらい成長してから帰ってきてほしい。
と思っていたら、J3第30節ベストゴール級の豪快なミドルシュートでリーグ戦初得点!
ハイライトは必見です!
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/65156

★
27 小山内 貴哉  8試合 421分 1点 (J3長野17節06/21~)
17節 18節 19節 20節  21節 22節 23節 24節 25節 26節 27節 28節 29節 30節 31節
追加 ―   ―  ▽83①C ○  ▽63 ▽70 ▲7  ―  ―  SUB ▲10 ―  ▲15 ▽83

長野デビュー戦でいきなりゴールを決めて「持ってる」男っぷりを見せたが、
デビュー翌節のフル出場をピークに出場時間が減少中の小山内貴哉。
ケガ情報は特にないので、単純に出場機会を失っているようだ。
天皇杯でJ1甲府相手にCBで出て完封したり、J2開幕戦の磐田相手にCBで完封したり、
J3のJ-U22選抜で完封したり、活躍するときはいつもCBな印象があり、
守備力についてはそこそこ高い能力があると思うのだが、
SBとなるとオーバーラップやクロスのクオリティが決して高くない(=得点の匂いがしない)ので、
攻撃面の安定感に欠ける印象はぬぐえない。
その辺を、長野でどう改善してくるのか注目。

・・・小山内と工藤の出場記録が全く同じだw
13 工藤 光輝  8試合 421分 1点 (J3盛岡21節07/19~)
27 小山内貴哉  8試合 421分 1点 (J3長野17節06/21~)


★
内山裕貴(シンガポール1部HOUGANG UNITED 1節~)
出場12試合 1025分(フル11試合、途中交代1試合) 1得点1オウンゴール

東南アジア特有の「最前線はアフリカ系外国人」という環境で揉まれて、
対人能力の強さを高めてほしいなあと思うインテリ系CBの内山。
「デュエル」とか「球際の強さ」という言葉が最近は出回るようになってきましたが、
内山に欠けるのはまさにそこ。
J3やJFLへ期限付き移籍するよりも、よっぽど鍛えられると思います。
何より英語圏というのは、将来のことを考えると、とてもよい環境だと思う。
提携クラブではないから、さすがに1年限りだろうけれど、貴重な経験です。
ワールドカップ予選などでお休み期間が続いちゃいましたが、
休み明けは出番がなくヤバい!チームも成績が悪くヤバい!


★
奈良竜樹
ナビスコカップ 準々決勝2試合出場。リーグ戦はSUBが数試合。

カニーニがまさかの残留で半年居残り、1森重-2カニーニ-3吉本-4丸山-5奈良 という
4人のCB序列の後ろ5番手になったのが奈良本人としても誤算だったはず。
おそらく、カニーニが開幕前に移籍し、1森重-2吉本がレギュラーで、
J2湘南でレギュラーを張った丸山なら追い落として3番手に食い込めると判断し、
レギュラー2人のケガや出場停止で出場機会が得られるという打算があったのではないか。
リーグはベンチ入りもままならず、ライバル丸山がまさかの代表選出により、
公式戦の出番が回ってきたのは9月に入ってナビスコ準々決勝1stレグ。
代表戦のおかげで2ndレグも出場機会があったが、
ここで目立った結果を残せず、リーグ戦の出番は遠ざかるばかり。
そういう意味では、札幌サポも注目すべきナビスコ準々決勝なのであった。
でも、フランクフルトで試合したり、代表CB森重と争ったり、
上を意識できる環境に身を置いているのは、来年1月の五輪予選に向けたパワーアップと
コンディショニングを考えると、札幌よりは良い環境なのかもしれない。
トレーニングマッチの相手がJ1やJ2クラブというのは大きいなあ。

★
阿波加俊太 (JFL HondaFC 2nd Stage第1節~)
10試合 先発フル出場10試合 完封3試合 7勝1分2敗 9失点
1節  2節 3節  4節 5節  6節 7節 8節  9節 10節 
○勝0 ○負2 ○勝1 ○負1 ○勝1 ○勝1 ○勝0 ○分2 ○勝1 ○勝0

怪我人続出でGKが手薄になったHondaFCにシーズン途中から育成型期限付き移籍した阿波加俊太。
加入後は全試合フル出場してます。
カテゴリを問わず、GKは出場機会を得るのが難しいぽ

なお、Honda FCのホームページから、選手に応援メッセージを送れるみたいなので、
メッセージを送って、全試合フル出場継続中の阿波加を激励しましょう。
http://www.honda-fc.gr.jp/profile/player_awaka.html



■完全移籍組
榊翔太(SVホルン)
ちょこちょこ出てます。
リーグ戦で初ゴールと思ったら、味方に当たったためアシストになっちゃいました。
持ってないですねー
カップ戦で元C大阪の南野拓実がいるザルツブルグと対戦し、1ゴール決めました。
南野がゴール!のニュースのついでに載ってました。
↓SVホルンの日本語サイトあるので、私がまとめるまでもないですね。
http://www.svhorn.at/ja


おまけ
■2014契約満了組
19 松本 怜大 24試合 2,018分 0点 (J3町田1節~)
チームで6番目に出場時間が多い。レギュラー格。
完全移籍、期限付き移籍関係なく、最も出場機会を得ている。
背走するときのスピードに難あるものの、J3ならJ2ほど速くないし
前向いて刈り取る技術の高さや、クロスの精度がそこそこあるので、J3なら重宝されるかも。
怪我にも強そうなので、しばらくやっていけそうですね。
ちなみに町田で今季最多出場時間は、21 髙原 寿康 29試合 2,610分


33 上原 拓郎 9試合 280分 0点 (J2熊本1節~)
先発は3回、先発フル出場は2回。
SUBでベンチには頻繁に入ってます。 
なお、シーズン序盤にレギュラー争いをしていた鈴木翔登は、
直近13試合連続先発するなど、全国優勝した流経大出身の力を発揮し始めています。
3 鈴木 翔登 21試合 1,679分 0点
北海道を代表する強豪大学のキャプテンと
全国優勝した強豪大学のキャプテンがレギュラー争いをしている。
いい刺激になりそうですが、のんきなこと言ってると、またクビになっちゃいますよ。。
第35節では、セットプレーから相手が揃う前にFKを蹴り、
ピンポイントクロスでゴールにつながりました。
これはハイライト必見です。
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/66317

posted by sca25 |02:51 | 2015U23五輪代表・札幌関係選手 | コメント(0) |