コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年07月04日

2年前、三ツ沢でビッカビカに輝きを放った深井一希が再び三ツ沢の地に。

2年前、名の知らぬひとりの選手に釘付けになった。
プレッシャーを受けても、全く動じずに相手をいなして前を向きパスを散らす。
セットプレー崩れでクリアされかけるも、敵陣ペナルティーエリア前でスライディングタックルしてボールを奪う。
とてつもなく冷静に判断している風であっても、常に何かを狙っている鋭い眼光。
体中に電気が走った。
いま自分は、近い将来に世界へ飛び出すであろう選手を目撃してる!
そう感じた。

「いいぞ!深井!」
試合中、札幌サポーターの声援で、彼がチーム関係者やライターから「別格」と言われている深井一希だと知った。

メディアの情報から、U-17W杯でベスト8まで行った選手が札幌にいるのは知っていたし、
それが深井一希という選手だと知っていた。
しかし、顔と名前が一致しておらず、情報として知っているにすぎなかった。

あれから2年、深井一希は2度にわたる膝の大怪我から、復活しようとしている。
一年近くかかる怪我をしたときの心境など本人以外語れるはずもない。
リハビリの辛さはやった者にしかわからない。
復帰目指してがんばれなんて自分には言えない。

過去記事でこんなことを書いた。
「 以前よりもっと筋力も負荷耐性も強くなった深井になるべきなのだ。」
http://www.consadole.net/sca25/article/373

これって数ヶ月のリハビリしてチームトレーニングに復帰がゴールでなくて、
試合に出られるレベルになってさらに1年2年と、積み重ねていくことを指している。
筋力の数値じゃわからない、負荷に対する耐性は、積み重ね続ける必要があるのだ。
シーズン終わったらリセットとか、シーズン前のキャンプがどうこうという代物ではない。

だからこそ、いまこのタイミングで先発(かもしれない)というのは納得してないし、
まだ早いと思う。
けれども、クラブも本人もどこまでやれるか試したいだろうし、間違った判断だとも思わない。
今日、何分出るかわからないけど、60分以上出るなら、中三日の次の試合は出てほしくないなあ。
もしくは、後半途中から。
試合にでるのは構わない。
でも、試合中に倒れて膝を押さえてピッチを殴りつけるシーンなんて、もう見たくない。


なぜ、こんなにも慎重にすべきと言ってるのか。

北海道サッカー協会の目標。
「日本代表とオリンピック代表を2015年までに輩出する!」
これは夢だと思っていたけど、深井一希を見たとき、私の中で現実的な目標となった。
来年1月のAFC U-23選手権、つまりまずは五輪予選に間に合ってほしいのだ。
深井一希は間違いなく候補に入ってる。
クラブも本人も、意識してる。
北海道の深井にとどまらす、日本の深井、世界の深井って呼ばれてほしい、飛び出してほしい。
再び歩み始めた深井一希の姿をニッパツ三ツ沢へ見に行こう。

posted by sca25 |05:41 | AWAY遠征 | コメント(2) |