2007年10月20日

自分たちのサッカーをした福岡の自爆

負けが込んだ札幌の戦術をオイラは「解かれたパズル」と
呼んで非難した。正直今でもそれは的外れではないと思って
いるのだが、前節の草津の前半、そして今日の福岡はその
「解法」を自ら捨てていた。
特に今日の試合は、スカパで札幌を応援していながら、
福岡はなぜ…?と首をかしげていた。

福岡はなぜかボールを奪ってもカウンターをかけようとしない。
なぜか押し上げにこだわって最終ラインで組立を図る。
おかげで札幌はかなり楽に守備陣形を立て直せた。
そして福岡はサイド攻撃をひたすら続ける。確かにこれは
効果的ではあった。前半の右の田中、後半の左の久永には何度も
脅かされ、西嶋も容臺も必死のクリアを強いられたが、
オイラはむしろ、全部のボールがいったんアレックスに集まる
時点でリズムが切れてしまうこと(おっかないんだが、逆に
守りに入りやすい)や、そこから中央をリンコンや城後に縦に
切りこまれたらヤバイと思っていたが、それがあまりなかったの
も意外だった。

何より、バイタルエリアで福岡は「パス」を選択すること
が多かったね。ドリブルで縦や斜めに切り込むことをしない。
わざわざ札幌の弱点を回避して戦っていたような気がする。

自分たちのスタイルへのこだわりが、今日の結果になったような
気がした、復習戦観戦後の感想。
しかし、やはり息が詰まる後半の時間経過ではあった(汗)

posted by FT |21:46 | 071020vs福岡in博多の森 | コメント(2) | トラックバック(0)

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/minerva/tb_ping/453
この記事に対するコメント一覧
Re:自分たちのサッカーをした福岡の自爆

パズルを解くのが一番早かったのが草津であれば、福岡も決して遅れをとってはいなかったはずです。
第2クールのリンコンの先制点の場面とか、第2クールと第3クールの田中の突破は十分効果がありました。
だけど、昨日の試合は特に田中には恐さを感じませんでした。
札幌CBとの競争が見られなかったのも助かりました。
なりふり構わずゴールを奪うという姿勢を感じなかったですね。

次からはじまる四国チームとの2試合、確実に徒競走サッカーをやってくるので福岡の何倍も恐さを感じます。

posted by equip | 2007-10-21 11:21

Re:自分たちのサッカーをした福岡の自爆

レス遅れすみません(汗)

福岡は「札幌の弱点を徹底的に詰める」のではなく
「自分たちの本来のサッカー」であくまで挑んで
来たようです。元J1の矜恃なのか、京都や、
去年の東京Vなどもそういう雰囲気がありました。
札幌が去年から上位キラーだったのはそのせいかも
しれませんな。

一方、言っちゃ悪いが「後先考えず走るサッカー」
…いやあ「徒競走サッカー」とは見事なネーミング。
下位に弱かったのは、これにずっとやられてきたん
ですよなあ、札幌は(汗)

posted by FT| 2007-10-23 01:01

コメントする