2006年11月06日

何が残されているか

連休は東京行き。疲れました(汗)

さて、天皇杯が近づいているが、戦うモチベーションは何か。
チームとして選手各自がどう自覚できているか。

相手は千葉で、向こうのホーム。
日本選抜組が多く、ナビスコ杯優勝で気勢も上がる。
リーグ戦もまだ上位を狙える。好成績はそのままナショナル
チームへの召喚と活躍のステップになる。

翻って札幌はリーグ戦から脱落し、来季の展望も見えず、
まさしく袋小路にある。
天皇杯で唯一残ったJ2組とはいえ、おそらく相手は何らの脅威も
感じてはいまい。負ければ「これがJ1」「順当勝ち」と言われ、
よしんば勝ったとしても足を掬われた千葉が非難されるばかりで
札幌の殊勲を誉める論調はおそらく生じないだろう。

上位食いを、単なる札幌サポの憂さ晴らし以上の試合にするには
どうすればいいか。
また、負けたとしてもそれを「貫禄負け」の一言で切り捨てられない
ようにするにはどうすればいいか。

とにかく勝て、という声がブログ上でも散見されるが、
果たしてそうか。

試合は週の谷間、オシム監督はフクアリに来るのだろうか。
愛媛に苦戦した横浜Mの試合に、オシムは「何もない、普通の試合」
と切り捨てた。要は、横浜Mの苦戦はもとより、愛媛の健闘も
また日本選抜監督にとっては見るに値しないことだったわけだ。
札幌がよしんば千葉に勝ったとしても、同じように
「何もない、普通の試合だ」とオシムに言われたら、それは意味がない。

札幌はJ2に低迷するのが間違っている、と言われるだけの
レベルを披露しなくてはならない。
日本選抜チームに最も近い千葉の選手たちにも、J1の試合を
見慣れた千葉サポにも、そして日本サッカーに関わる全ての人にも。

それでこそ、J2の鼎の軽重を問われないだけのプライドを示せる。
今それをやれるのは、札幌だけ。

選手たちに、その自覚はあるだろうか。
とてつもない重い試合だと、オイラは思っている。

posted by FT |21:51 | 061108vs千葉inフクアリ | コメント(0) | トラックバック(1)

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