カレンダー

プロフィール

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

カテゴリー

コメント

検索

契約満了、契約更改

2005年12月08日

十数年前にベストセラーになった柴門ふみの『恋愛論』に(そんなものを読んだことがあると告白するのはかなり恥ずかしいのだが(笑))、芸能人の恋愛や結婚は一般人の参考にはならない、芸能人は特殊な世界の人々なのだからその恋愛や結婚に関するエピソードは一般人には当てはまらないとの「教え」があった。

プロサッカー選手の世界についても、同じだと思う。いや、恋愛とかなんとかじゃなくて、特殊な世界である、という意味で。

今朝の北海道新聞に、野田達郎は大学進学を希望との記事があったが、なるほどなと思う。契約期間満了で更新せずというのは、かならずしも、クラブが一方的に更新しなかったとは限らない。斉川雄介のごとく、本人が「このままプロでやるのは無理だ」と判断して、事前に話し合いをした結果の「契約更新せず」となった-可能性もある(それじゃHFCは野田に対して1年間無駄な投資をしたのか、と、ケチをつければキリがないのだが)。

そういうことも含めてクラブが情報開示をすべきだ、というのは、一見、もっともなようにも思えるが、僕は賛成しない。

単純に、契約満了選手だけを発表すれば、野田に関する推測のようなことがあったとしても、単純に「若手を切り捨てた」との事実しか出てこなくなる。では契約を更新しない理由を説明すればいいだろう、は、さらに短絡的な考え方で、「A選手は怪我が多くて使えないと判断しました」「B選手は練習態度が悪く成長が感じられません」などといちいちやったら、彼らの次の職探しに悪影響を与えてしまう。

ファン(サポーター)を大事にすべきだとは思うが、チームあるいは選手あってのファン(サポーター)であり、いちばん大事にしなければいけないのは、結局、選手だ(選手がいなくなればファンも存在できないのだから)。契約=自分の生活に直結する微妙な話題なのだから、選手自らが「発表してください」と言わない限りは、あえて契約を更新しない選手を発表する必要はないのではないか。

契約更改のサインするしないも同じこと。選手は自分の能力を売って生活している個人事業主であり、暗黙の終身雇用が保証されている社員とは違う。クラブからの契約条件の提示は、来年1年間の給与の「通知」ではない。自分自身の生活に関わることであり、交渉の余地のある話なのだから、最初の提示を持ち帰ることはなんら不思議なことではない。

サッカー選手としての資質を考えたならば、言われた条件をそのまま「はいわかりました」と飲んでしまうのは、むしろ、まずい。自分の頭の中で咀嚼して、消化したうえで納得する、あるいは(相手を納得させられるだけの材料を揃えて)反論するぐらいでなければ、ゲームの中でも自分の判断で動くことなどできないだろう。



post by issey11

09:35

コメント(1)

この記事に対するコメント一覧

kaz8@秋田

Re:契約満了、契約更改

2005/12/09 09:43

>単純に、契約満了選手だけを発表すれば、野田に関する推測のようなことが >あったとしても、単純に「若手を切り捨てた」との事実しか出てこなくなる。  という部分が理解、というか納得できません  「来季は野田選手との契約を行わない」という公式発表の有無と、マスコミ報道や、ファンやサポーターの推測や憶測は無関係ないのではないですか?  そもそも >なるほどなと思う。(中略)本人が「このままプロでやるのは無理だ」と判断して、 >事前に話し合いをした結果の「契約更新せず」となった-可能性もある  というのも >野田に関する推測のようなことがあったとしても、単純に「若手を切り捨てた」との事実しか出てこなくなる。  というのも、あなたの憶測に過ぎませんよね。  憶測や推測が必ずしも悪いことだとは思いません。(それをあたかも事実や伝聞であるかのように吹聴することは悪ですが)  ただ、コンサドーレがプロの球団であるのなら、ファンから吐き出されるそれらすべてを受け止める義務があります  必ずしも、「契約を更新しない理由を公開しろ」とは言いません。しかし、野田選手の件に関しては、ファンやサポーターから「若手を切り捨てた」「選手を見る目がない」と言われるのは当然です。チームに出来ることは、来年以降、良い選手を育て、良い結果を残すことで、この選択が正しかった、ということを証明し、ファンやサポーターを納得させることだけです。  私はそれよりも、契約非継続選手を発表しないがために、退団したという事実さえ曖昧にされた選手(西田吉洋、尾崎祐司など)がいることに憤りを感じます。少なくとも、それが「選手を大切にしている」こととは思えません。

コメントする