2007年10月18日
コンサドーレ札幌と北海道フォーク
福沢恵介さんの手によって、コンサドーレ札幌の新しい応援歌「12番目の風になって」が発売されたそうです。 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/55409.html?_nva=28 まだ手に入れていませんが、嬉しい話題ですね。 サポーターソングといえば、札幌の応援って、コール系ではなく、サンバ系でもなく、ソング系で、それもスポーツの応援には不釣り合いなほど情緒と哀愁を感じるものですよね。 私はここに古の「北海道フォーク」の伝統を感じてしまうんですよね。 最近の人はちょっと分からないかもしれないけど、かって「北海道フォーク」という呼び方がありました。 それは、「ふきのとう」に始まって(と言ったけど、私もこのあたりになるとさすがの私も知りません)、五十嵐浩晃、倉橋ルリ子あたりから、松山千春、中島みゆきで頂点を迎えた系譜。 この時代の北海道出身のフォークシンガーやミュージシャンにのつくる歌には、素朴でありながら、哀愁を帯びた、共通の匂いがあって、それを北海道フォークと呼ぶ時代がありました。 良い悪いは別にして、私は、その北海道フォークと共通するものを、コンサドーレ札幌のサポーターソングに感じるんですね。 福沢さんの「12番目の風になって」はまだ聞いていないんですけど、過去にも何度か、応援歌の決定版みたいな感じで、何曲か発表されたことがありました。 道新が中心となって鳴り物入りで発表した「With」だとか。 でも、そのどれもがスポーツのテーマソングにはふさわしくないノリの悪い、北海道フォークそのままの曲ばかりで、北海道の人が歌を作ればやっぱり「北海道フォークになってしまうんだな」と、苦笑したものです。 さて福沢さんの「12番目の風になって」は、どうなんでしょう。タイトルにある“風となって”というフレーズに、早くも北海道フォークの伝統を感じてしまうんですけど。 ps ところで「北海道フォーク」という言葉はもう死語かと思っていましたが、これ書くためにいろいろとググっていたら、道北の和寒町で「北海道フォーク大全集」というイベントがつい最近、開かれたんですね。 http://www.town.wassamu.hokkaido.jp/kakuka/k_sk/folk/folkdaizen.html けっこう行きたかったかも。
posted by hibari |23:35 | コンサドーレあれこれ | コメント(5) | トラックバック(1)