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2007年02月05日

Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅵ~ボルタさん

こんにちは(^o^)丿

birrlaのミラノシリーズ第6弾でーす。

コモ湖の展望台でフニクリフニクラを体験したあとはコモの町を散策だ!
下りのフニコラーレからご一緒させていただいた日本人のYさん。
彼がTEMPIO VOLTIANO ボルタ博物館に行く予定だというので、何も考えていなかった私も付いていく事に。
わずかな期間だけど、日本語が喋れるってのはラクチンなんだわ~。



ボルタって誰?っていうと、電池を発明したあのボルタ電圧のボルトの元になった人ね。


てくてく二人で湖畔を歩き、博物館へ向かいます。イタリア人は痩せてる人もいるけど、結構ムチムチしてる人も多いのよ。でもみんなへその下5cmくらいまでジーンズを下げてたりして、はっきり言うと『そこまでしなくても。。』状態。みんな自信家なのかなぁ~。




ご一緒させていただいたYさんは話に聞くと北海道の北見の大学を卒業後、広島へ。そこの大学でなにやら研究をしてるとか。

その研究の学会があのミラノの『レオナルド・ダ・ビンチ博物館』であるらしいのよね(゜o゜)!

私が『ミラノでレオナルドの博物館は面白いですよぉ!』と勧めたら、『あ、そこそこ。そこで学会なんですよ!』だって。私の知らない世界がたくさんあるんだなぁ~。

Yさんが北海道に居た事で、接点があり話が出来てよかったなぁ。



ということで、ダラダラのんびり歩いていったのですが、なんと博物館は昼休み~。次に開くのは15時。

しょうがないから博物館の周りの公園でベンチに座りマンウォッチングをしながらなんだか世間話をしていました。

イタリアのあらゆるところに水のみ場があるんだけど、それがちょっと凝っていて、龍(?)の顔になってるんだよね~。

スプレーで落書きもたくさんちゃってる~。どこでも同じなのかしら。



湖では桟橋が湖の内側の方までぐいっと伸びていて、ずんずん歩けるようになっていました。

なんだか水があって、近くに小高い山があり、なんていう風景が小樽にも似た感じで、なんとなく懐かしいような気もしたな。
と、だんだん観光客の数が多くなってきたな!!



ちょっとした木立の遊び場では子供が元気に遊んでいます。

小さい子は『Piccolo、piccolo~』と呼ばれていました。日本で言うと『ぼくちゃん~!』みたいな感じかな。

子供を見守りながらいる大人たち。どこの国も一緒なんだよな。しっかしイタリアは原色を着てる人が多い!もともと日本と光の屈折具合が違うんじゃないのかと思うくらい、街の色も違うけど。。


旅の楽しみの一つは旅の途中で知り合いが出来る事。
ここでこんなにのんびり会話をするなんて、旅の始まりには考えてもみなかったことなんだよね~。
その場限りの会話をしたとしても、それはそれで異国の地で出会った貴重な宝物になるはずなのじゃ~。

さて、ボルタの博物館に再度挑む私たち。今度は大丈夫!!恰幅のいいマンマって感じのおばちゃんに『何語のガイドブックがいい?』と聞かれ、私はイタリア語、Yさんは英語のをもらいました。どうせ英語だって専門用語書いててよくわかんないだろーし。ヨーロッパはさすがにいろんな国から人がやってくるので、英語・仏語・西語あたりは案内書や券売機なんかも普通に対応してるのでーす。
Aressandoro Volta ボルタはナポレオンの時代に生きた人。カエルの筋肉に金属をつける実験をヒントに金属に電気が貯まると考え、電池を発明したんだよね。この博物館は遠くから見ると柱なんかで四角く見えるけど、中に入ると何と円柱!

展示物は時代ごとセクションごとになっており、その時その時に実験した道具とか、
発明品がきれいに並べられておりました~。写真とってなかった。。
最初の電池はでっかい酒樽みたいなのを何個も並べたもの。いまやボタンサイズになろうとは
当のボルタも想像してなかったろうね。
実験されたカエルがミイラになってたのも一緒に展示されてたな。。
中央にはナポレオンの前で電気の実験をして、ナポレオンがびっくりしてる絵画などもありました。
このナポレオンは超いい男に描かれてた。。権力って事実曲げるなぁ(ーー;)
Yさんは専門家なので、その実験の様子とか、あの時代の道具とかに目をキラキラさせ、
一生懸命私に解説してくれました。本当にその道を貫く人って言うのは凄いなぁ。。



ボルタ博物館を出てからはコモのDUOMO 大聖堂へ!!そっちの方はいつの間にか凄い人が集まってきており、建築物に囲まれた大きな広場は人で一杯!
ここでみるとあんまり人が居るように見えないけど、ホント凄かった!


ドゥオーモの中は非常に天井が高く、上を見てたらひっくり返りそうになっちゃった。前のエントリーで、フニコラーレの山頂から見た景色にクーポラが見えると思うんだけど、それがこの天井の一番高いところになります。
しかし、本当に柱なんかのちょっとしたスペースがあれば聖人やら天使やら模様やら色んなものを彫りこむのが好きだよなぁ~。面白いからいいんだけどさ。


上の写真が正面から見たもので、ちょっと横に行ってみると、その素晴らしい正面は
かなり薄く造られており、『張りぼてか(ーー;)!?』と思うほど。
その後ろにはご覧のようなクーポラが控えています。
このドゥオーモは14世紀から着手され、18世紀にやっとクーポラが完成したんだってねー。
            
            
 
しっかし、こんなでっかい建物を石で造るなんてねー。
昔の人はどうやって造ったのか見てみたいものです。



なんだなんだ?

この視線の先に何があるんだ~??

何となく人がわらわらと集まってきてる場所がありました。

足をとめ、手をとめ、自転車もとめ見守る先には。。。




ドゥオーモの横には屋根のついたところがあり、そこには楽器を持った人が詰まっていました。

これから何か音楽が始まるみたい(^◇^)




結局どういう人がやっていたのかわからないんだけど、Yさん曰く『市民音楽会みたいもんじゃない?』

なんとなくそれっぽい感じ。

ほどなく演奏の開始~。ま、市民の演奏なので上手い下手は抜きにして、なんとなくほのぼのした感じで進行してたなぁ。



音楽を耳にしながら、周りをくるっと巡ってみると。。。

後ろのほうでものんびり聴いていた人もおりました。

なんか時間がゆっくりと流れているような。。。
こういうところでこうしていると、同じ人間でもずいぶん生活の仕方が違うんだなぁなんてあらためて思ったりしてね。



この周りをもっと先に歩いていくと、結構観光地のお土産やさんみたいのがあって、『しょうがないなぁ』って感じ。
そいういうところでいやげものを捜すのもまた楽しいんだよね~。でも、今回はちょっと控え目に。。

あぁ、なんだか昔見たイタリア映画のセットみたい。。。
あれはひょっとして、セットじゃなかったのかな。ずっとセットだと思ってたけどね。


もうそろそろ電車の時間だぁ~。同じミラノに帰るのだけど私は私鉄、Yさんは国鉄で往復を買っていたのでここでお別れということになりました。

色々ありがとうございました~。ということで、記念に一枚。
Yさんからはその後ミラノでの素晴らしい写真をメールで送ってもらい、びっくり仰天!私が歩けなかった夜のライトアップされた街とか。。


ここでご紹介できないのが本当に残念!


帰りの電車の中はかなり混みあい、赤ちゃんのいる家族と相席に。
ニコニコ笑う赤ちゃんにまわりの大人は顔をくしゃくしゃにしながらあやしていて
なんだか微笑ましかった~。赤ちゃんは『PIPPO』と呼ばれ、インザーギを思い出したよ。
私も見てるからにはあやさなくちゃいけないみたいな雰囲気になり、日本語で
『ピッポ~!!こんにちは~!!』と言ってみたり、『Ciao,ciao~!!』と言ってはみたものの、
あとが続かず(ーー;)動物的本能で立ち向かえば良かったか!?
あとは人があやしてるのを観察。。でもやっぱり疲れてたのかいつの間にかこっくり眠っていました。
気がついたらピッポ家族は途中で下車したようで、何となく取り残されたような寂しさが漂う私。

ニコニコしてて可愛い子だったなぁ~。

そしてミラノに到着した私はなんとなく街をぶらぶら歩き回り~。トラムやバスに適当に乗ってみては
適当に降りてみて場所を地図で確認したりということをしてました。
その時一番欲しいものはそれらの運行地図だという事に気づいた私。
どっかの旅行会社でおまけにつけてくれないかしら。。

最後に向かったのは前日食材を買い込んだスーパー!!
『うまいもん、うまいもん~(>口<)ノ』とつぶやきながら向かった私!
行ってよかった~!!なんと1階だけのスーパーだと思ったら、地下に大きなスペースがあり、
アンチョビ野菜のオイル漬けビールまで置いてあるよ~\(^o^)/
おやつもたくさん売っていて、ちょっとしたものを買い込んだところ、大きな袋に一杯に。。
袋に穴が開かないように祈りながら、DUOMO駅から3つ先のPORTA ROMANA駅まで地下鉄にのり、
重たい荷物をゆっくり運び、ホテルに帰りました。

部屋に戻ってから、誰も居ないのを確認して、ケースも開けられていないのを確認し、
入り口にまた飲まないドリンクをゴロゴロ転がし、シャワーを浴びてお湯につかる~。
これもまた旅の楽しみの一つなんだよね~。。

何となく前日よりはグレードアップしてるのがわかるでしょう~♪♪ビールも冷蔵庫に最初に入ってたのと同じのを買って、冷えたのを飲んだのよ~。
ちゃんとコルク抜きつきの栓抜きも買ったもんねー。食材は前日の残り物もあるけれど。。美味しかった~!!アンチョビバンザイ!お店のちらしもいただいてきて、安売りがあれば明日もGOだぜ!


それを下に敷いたらなんとまぁ~。。。豪華に見えるわぁ!!


お腹も一杯になり、そろそろ眠くなってきたようで。。。

この日に歩いたのは23,775歩!

さてと、とうとう明日はセリエAに行く日なのだ!!
優勝がかかったミランローマの対決。とは言えいろんな疑惑でもめているサッカー界。
それに。。シェフチェンコミランを離れるというのに最後は出ることが出来ず。
ちょっとまたそれも残念だけど、違う選手をたくさん観れるかな?

わくわくしながらお休みなさ~い\(^o^)/


ということで、次回もまたお楽しみに~。


posted by birrla |00:03 | てくてく☆Winding Road | コメント(5) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅵ~ボルタさん

1枚1枚の写真に見とれてしまいます。
特にイタリアの日常っぽい写真がいい感じですね~(^ ^)
テーブルの豪華な食材も『海外!』って雰囲気出てます!
あ~うらやましい……私には一生縁の無い世界!
ってこともないのだろうけど
今回も楽しく読ませていただきました(^o^)

posted by hiroki | 2007-02-05 21:45

Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅵ~ボルタさん

こんばんは~
ボルタ!かえる!懐かしいですね。
カエルで実験やったっけ、今の子供らはやってるのか?
大人になって冷静に考えると結構グロいような気もするけど。

しかしイタリアは原色の国ですね。皆ベネトン着てるのかって感じ。
でも皆さん似合ってますね。ジローラモだらけ。

いよいよセリエAですね。楽しみに待ってまーす。

posted by kenji | 2007-02-05 22:36

Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅵ~ボルタさん

ミラノは都会だしオサレな人多いけど、南では『ピ、ピエロ?(>_m<)
デリ好き~(^O^)外食ではルッコラ以外の新鮮な生野菜サラダって少ないしね!!街中のフルッタスタンドも大好き。
でも野菜は安いけど、生花は高いのよね…。最初、花屋のオヤジにボられてんのかと思ったもん←『プリンチペッサ~♪』とか言ってピンクの薔薇くれたが(-▽-;)…そう、伊オジ連に何故か好かれる私。伊語教師曰く『そのエキゾチック(平面的)な顔は伊男にウケる!!』…って。喜べっかー(-_-#)凸ガデーム!!

posted by リラ| 2007-02-05 23:53

Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-?O~ボルタさん

こんばんわ。ジョン・トラボルタにしようと思ったけど、マルチェロ・マストロヤンニです。

イタリアの子供って特別可愛いですね。ひねくれ者がいないイメージ。
それと、普通の子がやたら芝居が上手い。
ニューシネマパラダイスのサルバトーレ¨トト¨カシオとか、古くは鉄道員や自転車泥棒(ビットリオ・デ・シーカ監督はメインキャストを素人で固めることで有名)に出てた子とか。

太陽の国はオープンマインド。気持を素直に表現する天才の国

OWLSは日本人を貫きますです。

posted by OWLS| 2007-02-07 20:31

Re:Bacione!(~3~)-☆Milano-Ⅵ~ボルタさん

みなさんこんにちは~。

コメントレス、遅くなってごめんなさい!

>hirokiさん

私の写真の腕前は全然なんだけど、写真師匠のhirokiさんに言っていただけると
大変嬉しいです(^o^)
昔は自分が景色をバックに写す写真ばかりだったのに、ある時から
色んな風景を収めておくのは楽しいことだと気づき、ちょこちょこ撮ってま~す。
次回の写真は色がきれいかなーと自分で思ってます。

食事は全然豪華じゃないってば(^_^;)!!
普通のスーパーで買ったやつですよ~。

>kenjiさん

人間の繁栄には色んな犠牲が伴っているのですよ(>人mm<)!
私も純和風平面顔で、(鼻だけでかいけど)言われた事ないよ。
街を歩けば『コニチワ~』とか言われるけどね!
やっぱりアイラインをキツネ目風に引かないとダメなのかしら?

>OWLSさん

なんでトラボルタなのかと思ったら、ボルタにトラをつけたのね。
トラボルタもイタリア系だったかな?

人に言えるほど伊映画は観てないけど、ニューシネマパラダイスは大好きな映画!

トトとフィリップ・ノワレ演じるアルフレードとのエピソードは『心温まる』
だけでは収まらない感動がありますよねぇ。。
最後の映画館の上演シーンは大好きです(^◇^)
あれを素人の子供が演じていたからこそ、素朴な感じが出せたのかしら。

自転車泥棒は観終わったあとにちょっと悲痛な感じになりました。
あれは時代が悪いのか~??
子供には見せたくないものを見せた親の気まずい哀しさも後を引きました。

あれは親子で素人だった!?びっくりです!!いい作品ですよね~。

私だって一生日本人ですよん(^◇^)

posted by birrla| 2007-02-10 17:28

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