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2006年07月02日

死亡フラグ:第24節東京ヴェルディ1969戦

今となっては詮無い事ですが、
昨今よく言われる「死亡フラグ」について考えてみたいと思うのです。

ご存知の通りコンサドーレ札幌は、嫌になるぐらい
「連勝中の浮ついた雰囲気」「連勝記録への期待、渇望」「負け」に直結します。
この試合で4連勝した札幌ですが、湘南戦に向けて、チームを取り巻く環境の中に
そんな「死亡フラグ」(≒「負けフラグ」)を立てるような事はなかったか。
それを探してみたいと思います。

(この試合自体は大変に良いもので、守備が破綻する事も無く、
 相手の攻撃を水際までそれほど持ち込ませる事無く防いで、
 攻撃においては中盤をシンプルに繋いでスペースを作ってフィニッシュにも ってく。
 みたいなカッコいい、小気味良いサッカーをしてたように思います。
 あとヴェルディの斎藤vs芳賀の真性ヤンキー気質溢れる
 「ガンのくれ合い飛ばし合い→斎藤が緊張感に耐え切れず敗退」は
 現地で見ていたら恐らく失禁するほど興奮したと思います。)


おだつと負ける!札幌死亡フラグを立てた記事一覧

札幌4発、強さ本物 東京Vを完封4連勝、5位浮上
(攻守ともに軸が定まらず、グダグダ感溢れるチームをボコったぐらいで
 10戦勝ち無しのビハインドが消える訳でもないのに「強さ本物」
 ・・・おだってます←最近意図するところを知りました)

3試合連続上位撃破 信頼と自信攻守一丸
(湘南に負けた今とあっては腹立たしいほどの美辞麗句。
 期待を打ち砕かれる事に慣れた、さながら賽の河原の石積み童のような
 生粋のドMであるところの札幌サポーターは、きっとこの文面を読んだ時
 何かいい知れぬ「悪寒」や「嫌な予感」を感じたのでは無いでしょうか?)


繰り返しになりますが、東京Vとの試合は緊張感もあり、
「負けられない」「勝たなければいけない」という雰囲気があった試合でした。
ただ、敢えて言えば持っていた危機感を予期せぬ大勝で霧散させてしまったのかもと
そう思わない向きもなかったのです。

真に勝つチームになるなら、こんな大量得点の後に
「これはこれ。次は次。」
と、選手もサポーターも報道も切り替えていかないと
いかんのだと思います。
上位との勝ち点差はまだ絶望的なほど開いているのに、あっさり浮かれる。
こんな体質を何とかせんといかんと思った一週間でした。

繰り返しますが、試合は良かったです。
ただ、東京ヴェルディはJリーグ開闢以来の超変態的昇格フェチ「マルクス」を獲得しました。
次の東京戦では、何も出来なかった西が丘の悔しさを忘れず
サポーターがガッチリ緊張感を作っていかないといかんと思います。

posted by アラブの旅人 |19:23 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)