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2005年11月28日

ゴール裏でやれるあれこれ

今頑張らずいつ頑張る!

全力に悔い無し!

どちらも良い言葉です。全くもって。
これは選手のみならず、サポーターにとっても同様なのではないかと
京都戦、甲府戦で思った次第です。

力を全て尽くす。故に全力。

京都戦では皆選手に拍手を送った。
それは選手が全力を尽くしたようにサポーターが感じたから。
(甲府戦は・・・・まぁいいや。アレは色々あり過ぎる)
ともかく、あの試合を見て、選手もサポーターも全力を尽くすべきだなと、
全力を尽くした後は気持ちがいいなと。そんな風に思うようになったわけです。
至って当たり前な話ですが。

ではサポーターの全力とは何か?
サポーターの全力=90分フルタイム声援。
叫び続けろゴール裏!爆裂ゲバゲバ90分!違うな。なんだっけ?忘れた。ともかくそんな感じ。

具体的なゴール裏での行動指針は以下の通り。

1:溜息をつかない。
2:味方選手に野次をしない。
(相手選手への野次やブーイングは流れを読んで的確に。無理ならしない。
 物議を醸すのは大概空気が読めない奴です。鳥栖然り、俺然り)

でも、いきなりそんな事言ってもガッチリ身に付いた野次溜息癖は抜けない!
解ります。そんな諸氏には以下のように行動するよう薦めます。

1.
溜息をつきそうになったら、或いはついてしまった場合
「あぁ~~~~(溜息)  ぁぁぁああああ!!!!!!
  よっしゃもういっちょ来いや!!さっぽーろ!!さっぽーろ!!(絶叫)」

2.
野次をしてしまいそうになったら、或いは野次をしてしまった場合
「てめぇ砂○!どこにパスして・・・(野次)・・・・
   ・・・・でもいい狙いだったぞ!さっぽーろ!!さっぽーろ!!(絶叫)」

是非心がけてみて下さい。
野次を言ったり、溜息をついたりと一段高いところから見てるより
よっぽど楽しいし、心地よい疲労感があります。これはマジです。

「全力に悔い無し!」

追記。

1.の応用。
(中盤のパスが思いっきり相手に渡る)
「あぁ~~~・・・・あぁぁぁああああーかーとくーろーのほーこりを!

この時両手を握り、精一杯胸を張って広げてみましょう。
興が乗ってきたら片手を回すのもいいですね。
あっという間に貴方の周りは襷の中ライクな緊張感に包まれる事でしょう。

これは野次や溜息だけじゃなく、誹謗中傷弾幕を出しそうになった時や
或いは特定選手に応援そっちのけでブーイングしたくなった時にも有効です。
「飲酒運転撲滅!○○もJへ」などと書いてる暇があったら、思い直して
「残り2戦、目指せ5位!」とか、「尽くしてみないか!?全力を」とか
なんかそんなん書いておけばいい。
新居のMIP表彰でブーイングしてる暇があったら、選手に精一杯の声援を送ったり
札幌に居る友人に電話したりて、今の喜びを伝えればいい。
俺は友達居ないから出来ないけど。

ともかく、マイナスの感情を殊更に発露する事の無いスタジアム、
特にゴール裏になればいいなとそんな風に思います。
(まぁそれだけで済まない場所なのも承知してはいるつもりだが)

以上。


posted by アラブの旅人 |23:50 | 応援私案 | コメント(1) | トラックバック(0)

2005年11月27日

鳥栖のお話

福岡空港→博多駅→鳥栖駅までは、
早く繋がればホントに40分程度で辿り付ける。意外と近い。
来年も福岡空港にはお世話になる事になったけども、
「鳥栖はちょっとねぇ」
などと、参戦を躊躇ってる方がいらっしゃったら是非どうぞ。
本当に福岡となんら変わりません。
鳥栖駅ホームから見た鳥栖スタジアム
鳥栖駅の駅員さんはみんなサガン鳥栖のユニを着ている。
これ、札幌でも何とか真似したい。駅から遠いから余りアレだが。

試合会場に入場すると、
やはり2005年最後のアウエーと言う事もあるせいかとても集まりがいい。
口々に残念だったとか、来年は頑張ろうとか話しながら試合開始を待つ。
練習しに入場してくる選手に精一杯のコール。皆いい顔だ。
鳥栖スタ札幌側ゴール裏
いよいよ試合開始と言う段になり、襷を抱え気合を入れたところで
運営の方からとある弾幕をはがす様に言われた。
それが12netの方で言われてた、アレである。

文面を後で人伝に聞いたんだけども
全く笑えないし、何の皮肉にもなっていない。
知性の欠片も感じない、下品でしかない横断幕だった。

サポーターの中には(サポーターというのもイヤだが)、
悲しいかな頭の足りない子が居る。それはもう、厳然として存在する。
沢山の人が、いろいろ頑張って積み上げたもの、作り出した場を
面白半分興味半分で崩し、他とトラブルを起こす事に血道を上げてる人が、
マジでどうかと思うけど、居る。
恐らく本人は問題ではないと思っているのだろう。嫌な話である。

ちなみに試合は一進一退、
互いにビッグチャンスを作りあう好ゲームだったが
そのチャンスを2回モノにした札幌が2-0で勝利した。
選手の活躍と、来期陣営を思うと胸が痛む。そんなナイスゲームだった。

試合の後、鳥栖のセレモニーにおいても新居にブーイングし続けているKittyGuyのせいで
なんか鳥栖の方から腕白な人が多数歩いてきて一悶着。
警備員の対応とか、スタジアムの動線管理とか、KittyGuyの立ち居振る舞いとか、
色々あったらしいけどもリーダーの皆さんの尽力で事無きを得た。
これも本当に後味が悪い要因の一つ。

せっかくのアウエー最終戦。
砂川と池内が決めて2-0の文句無い勝利。
それが何人かの馬鹿のせいで、
本当に、今まで味わった事の無い、酷く快感の小さな勝利になってしまった。

鳥栖戦のまとめ

馬鹿にスプレーとトラメガを持たせるな!


posted by アラブの旅人 |05:33 | 由無し事 | コメント(4) | トラックバック(0)

2005年11月25日

歪む時間

2-1でリードしていた甲府戦だが、
まさか3分足らずの間に逆転されているとは思わなかった。
(記録では2分足らずだとか)

思い出せないだけかも知れないが、
点を取られ始めてから、試合が終わるまで
きっと5分以上はあったような、そんな感じだと今でも思っている。

点を取られた。ガックリするドーム。
終わっちゃ居ない。声を振り絞って声援を送る。
座るな!めげるな!凹むな!選手にも、サポーターにも諦めて欲しくない。
まだまだ時間はあると声を張り上げ、自分に言い聞かせながら応援した。
でもまた取られる。

正直言って、この段階(2-3)で勝ちは無いだろう。
無いだろうけど、俺達が萎えたらホントに終り。
ここまで死ぬ気で走って、筋肉は限界を迎え、精神的にもボッキリ折られた選手。
それを助ける、もう一度立たせる事が出来るのは、サポーターだけだ。
等と考えていたら、完全な終戦を印象付けるあのプレイ。
あれはもう誰も責められない。

ホイッスル。
目の前が急に歪み、しゃくり上げるのを堪えるだけで精一杯だった。
(結局堪え切れなかったが)

とまぁここまでが3分だなんて信じられん。
濃密な時間は実時間以上の感覚を与える。
来年は、悪夢じゃなくて、奇跡と呼べる「歪んだ時間」を味わいたい。

その為にも、もっと選手に力を与えられる、そんなゴール裏にしないといけないと
そんな事を思った。
明日は鳥栖戦。きっと必死さでは札幌以上だろう。
だが蹴散らす。そうさせる為に緩まない応援をしなければいけない。
サポーターはファンじゃない。一緒に戦って、一緒に勝つ。
また始発だ。頑張ろう。


posted by アラブの旅人 |18:38 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(1)

2005年11月24日

掴み取る者、手放してしまう者

勤労感謝の日。
例によって早朝の東京を駆け抜け、8時には千歳に着いた。
土曜日とは打って変わって、いい感じに晴れている。
何か吉兆と思えるような、そんな光の差し方だった。
北の大地に一筋の光

試合が始まる。今までに見た事も無いぐらい飛ばすイレブン。
圧倒的な勢い、裂帛の気迫でもって攻めまくる。甲府とは何かが違う。
そのうち清野が信じられないドリブル突破から、甲府ゴールに突き刺した。
ドームは大沸騰。びっくりするようなドリブルだった。
今年の始めに「無気力」「当たりに弱過ぎる」とか言われていた事が嘘のようだ。
あのドリブルからのシュートを見ていると、
素質というか、持って生まれたものというか、
そんなのが違う奴だという事を感じてしまう。なんつーか、バケモノ。

札幌はその後もボールを支配し、決定的なチャンスを作り続ける。しかし決まらない。
攻め続けて尚攻め続けた果てに、一瞬のスキを突かれて甲府に追いつかれた。
ドームのテンションはガックリと落ちる。
京都戦のような、なにくそ!という気持ちが萎え始めている。

後半が始まり、10分も経たないうちに札幌にチャンス。
前を向いて相手DFラインの隙間に走る選手が3人。
誰かから砂川に渡り、遠いかと思ったところで足を振りぬく。
信じられないファインゴール。
これまで札幌の攻撃を担い、甲府を押し込めてきた砂川のゴール。
サポーターはまた爆発した。ちょっと長いが多分大丈夫なんじゃないかと
その時は思っていた。

しかしそれでも甲府は諦めない。
徹底してサイドチェンジし、藤田にボールを預け、臆せずに上がり、
サイドのスペースを突き、その間に真ん中を押し上げる。
守備は体を張り、軽率なプレーをしない。
一つ一つのトラップと、パスの質が疲労によって落ちない。

札幌は自陣に送り込まれてるボールへの対応がいよいよヤバくなり、
沖合で阻止していた守備が、段々と水際になり、それが砂浜での上陸作戦阻止になり
終いには本丸まで攻め込まれるようになってきた。
ロスタイムの表示は3分だったと思う。
そこから先は、忘れようにも忘れられない。

ゴール右側に誰かが抜け出して、決められた。2-2同点。
甲府の選手、ベンチが沸き立つ。
この時の札幌はまだ死んでは居なかったと思う。だが、心身ともに疲労しきっていたのだろう。
疲労ゆえ再開後雑に攻めようとしたところ(これは仕方ない)すぐさまボールを奪取された。
真ん中にボールが行ったと思ったら、決められた。2-3。まさかの逆転。
完全に大部分のサポーターの気持ちは、切れた。恐らく選手も切れただろう。

再開。甲府もリスクはもう負わない。
林にボールが渡る。パントしようとしたら、項垂れたDFに当たり、押し込まれた。2-4。

試合が終了する。札幌ドームは力無くどよめいていた。
センターサークルで整列した後、チームをブーイングで迎えるサポーター(の半分)。
ゴール裏の真ん中辺りから、怒りに満ちた声が飛ぶ。

「お前らブーイング出来る程応援したのかよ!やれるだけやったのかよ!」

ちょっとした(看過出来んのもあるけども)ミスでスタジアム中が大きな溜息をし、
ゴール裏なのに応援を放棄して味方に野次を飛ばしまくる。
審判の判定に異議を唱え続け、負けて帰ってきたらブーイング。

負けたから思うのかもしれないが、甲府のサポーター、選手は諦めていなかった。
奪い取る、勝ち取る、掴み取る。相手が持っている「勝ち」をふんだくる。
それまでは絶対に諦めない。無様に見えても声を張り上げ前を向く。
そんな思いで一つになっているチームに、叶うはずも無かったのかも知れない。
2005年J2第42節札幌対甲府リザルト2-4
試合が終わった後は、結果やら何やら色々悔しくて動けなかった。
まだシーズンは終わらない。ある意味終わったが、まだ2試合ある。
この2試合、来年、どんな気持ちでサポートをするか、
コンサドーレに関わる全ての人、一人一人が試される。


posted by アラブの旅人 |17:51 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月22日

禁止禁止!野次溜息禁止ーっ!

禁止!禁止です!禁止ー!

中盤の組み立てで狙い澄ました強いパスが
ビックリするほど相手の足元にビタで入って
失望の余り溜息するの禁止ー!

禁止禁止!禁止ッ!禁止ー!

上から見てるとあからさまに狙えそうなスペースが右にあって、
でも選手が選択したのが
ギチギチに詰まって神でもない限りは(一人居るが)通せそうにも無い
厳し過ぎる左で、あっという間にカットされてカウンター喰らってる時に
「あぁっ!そこだろーがそこ!んっだよ畜生!右、右だよ!バッカ野郎!」
とか愚痴ったり野次ったりするの禁止!

禁止禁止!マジ禁止!ヤバいほど禁止!

もう負けも、引き分けも許されず、勝ちしかあり得ない状況。
どんな時間でも勝つこと、プラス、圧倒的ポジティブしか許されない
そんな状況でネガティブな感情を選手にぶつける事は全部禁止ー!

溜息禁止、野次禁止!札幌ゴール裏はダウナー禁止!
甲府戦も鳥栖戦も草津戦もその次の2連戦も
前向いて胸張って声張り上げ!喉が枯れたら音域変えてもう一発!
思ってる以上に喉は使える範囲が広い!
自分のプラス感情を全て、音と身振りで選手に伝えよう!

奇跡を自らの手と足と喉で起こすんだ!レッツゲットゴーイン!
叫び続けろゴール裏!溜息は勢いで殺せ!
つー事でちょっと寝てまた札幌だ。
ヒリ付く感情は人生の一大事のあの時のようだ。
少年のドキドキを今も感じて飛べ!熱烈だけといわず札幌ドームその全体!
宇宙船のような形のあの銀盤が、コンサドーレの力で宙を飛ぶ。
その瞬間を見届けろ!

奇跡を見るなら、今だ。


posted by アラブの旅人 |23:05 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月21日

安さがウリ!JALで行く札幌2日間

金曜夜21:00東京自宅 たった一試合への期待感で夜も眠れず。
眠い目擦りながらレッツスタートホームゲームフリープラン札幌二日間。

土曜朝4:00東京自宅 出発。
土曜朝4:30東京 山手線駅ホームにて京浜東北線を待つ。
土曜朝5:00東京 モノレール駅ホーム。始発は五時。
土曜朝5:30東京 羽田空港第一ビル団体受付でチケット受領。
土曜朝6:00東京 羽田空港第一ビル12番搭乗口で食事+燃料補給。
朝の食卓in羽田搭乗ロビー
土曜朝6:30東京羽田JAL1001便機内で爆睡。
土曜朝8:00新千歳空港着。
土曜朝8:30新千歳空港ローソンでクラシック購入+高速バス乗車+雪で50km/h規制
麦芽100%みぞれ100%


土曜朝9:30札幌ドーム北側通路到着。
土曜昼11:45札幌ドーム北2ゲート到達。
土曜昼12:00札幌ドームホームゴール裏@必勝弁当とクラシックで食事。
土曜昼14:00札幌ドームホームゴール裏@GO WEST
~~~~~~~~~二時間弱バモバモ+清野ゴール~~~~~~~~~~
土曜昼15:50札幌ドームホームゴール裏@拍手+他会場の結果にビックリ
土曜夕17:20狸小路西9ホテルチェックイン。
土曜夕18:00すすきの飲み屋でワッショイ。
土曜夜23:00すすきのオフサイド尚ワッショイ。
日曜朝4:30狸小路路上、雪で転んで大の字&左腕痛打。
日曜朝9:30狸小路西9起床&二日酔い&チェックアウト。
日曜朝10:00札幌駅ホームでエアポート乗車
日曜昼11:00新千歳空港搭乗口でぐったり+土産購入
日曜昼12:00新千歳空港出発

日曜昼13:30羽田空港到着。
日曜昼14:00羽田空港第一ターミナルにてモノレール乗車
日曜昼16:00帰宅

札幌滞在:28時間
家を空けた時間:36時間
遣ったお金:ツアー含めて大体35,000円
見たもの:清野のハットトリック、相川の捌き、一瞬のスルーパス。
     中山の競り勝ち(!)とデルリスの必死さ。
     智樹の守備、金子の運動量。西谷の煌き、和波の犬走り。
     砂川の落ち着きに岡田の切れ込み。
     池内のリーダーシップ、加賀のブチ切れドリブル、曽田のカット。
     林の鬼セーブ。

ありきたりだがプライスレス。
やっぱりホームはいい。
色んな人と話して色んな人と気持ちが一つになる。
試合後の拍手、諦めじゃなくて本当に感動したから出てしまったものだと思った。
これだけの試合を、諦めずにやれる。
気持ちを奮い立たせて、もう駄目だと思ったところでも頑張れる。
こんなチームを応援できて、俺は本当に幸せだと思った。
そしてこんな熱いチームを応援する事が、もう明後日には出来てしまう。
こんなしょうがなくかっこよくほっとけないチームと一緒に
手作りの奇跡を見る事が出来るなんて、本当に凄いと思わないか?
俺は思う。
何度も言う。俺は幸せ者だ。


posted by アラブの旅人 |22:48 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月18日

洗面器の水

とても苦しい。

苦しい状況のとき、どうするか。
投げ出して叫んでしまえば楽になる。
でもその先には何も無い。
人に当り散らすのもいいだろう。
でもその先には何も無い。

困難にブチ当たる。
生きていれば当たり前にある事だ。
上手くいかないこと、思い通りいかないこと。
どんな年代どんなシチュエーションどんな人生。
全てに等しくある事だ。

そこでキレてはいけない。
叫んでしまってはいけない。
たまには叫んでもいいだろう。泣いてもいいだろう。
河島英五ならまた一つ女の方が偉く思えてしまうところだが、
如何せん俺は河島英五ではない。セーフ。

ともかくも、サッカーであれ仕事であれ
上手くいかない事が近頃は多い。
ここでキレたら楽になる。でも先が無い。
アウエーの遠征にはお金がかかるのだ。
飛行機にも乗るし、泊まりもする。お酒も飲めば飯も食う。
まだまだ稼がないと。いくらあってもまだ足りない。

なんでこんな事を思ったかといったら、
コンサドーレが勝ち点的に云々とかじゃなく、
てっきり余裕だと思っていた鳥栖参戦の予定が
ツアー各社のチケット枯渇によって頓挫しそうだったからだ。
(コンサに関しては余裕で入れ替え戦だと思っている)
切羽詰った時に、何とか自分を落ち着ける為に、
こうやって自分を誤魔化す作業を怠らない。
大人とは、なんともズルく、矮小なものである事よ。特に俺。

阿ーーー!と叫ぶのもいい。でも今は吽と押し黙り
黙って定価でチケットを買う事としよう。
一泊もせずに往復35000円。どうみてもツアーの1.5倍です。
ありがとうございました。

チーム一丸巌となりて敵を砕け!覚悟完了!
待ってろJ1!チエリア(西区なんとかセンター)ァァッ!
地味で小粋な阿吽の吽


posted by アラブの旅人 |22:52 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月17日

千駄木のオヤジ

※全くコンサドーレ関係無し

今日は仕事の関係で、競合各社との飲み会に出なければいけなかった。

こんな時、個人的にはスレスレのビーンボールを(他社従業員に対して)投げたくなるんだが
いつぞやの山形でも訳わからん連中に〆られかけた(後で聞いた)ように
そんな事はしない方がいいんだろう。(現実先輩に口を押さえられた)
でもやってやった。場内は爆笑だったが、俺は色々言われるだろう。
いいんだよ受ければ。

ともかく、自分なりに色々気を遣い、与えられた場では弾けて
競合各社との飲み会は終了。
皆三々五々に帰途に就くが、俺は一味違う。
何と言ってもチャリンコ通勤なのだ。

来年導入のカッパに合わせている訳ではないが、
去年の今頃松井GKコーチと約束した「腹をへこます」という事に
先月ぐらいから若干なりと本気になっていると言うだけの話だ。

勤務地から自宅までは直通で45分程度。
酒に酔っ払ったせいもあり、皇居で芝生に転んだり(リアルで。芝生は柔らかいね)
車に轢かれかけたり色々あったが、まぁ自宅への目処がつく場所まで到達した。

自転車を漕ぎつつ、アンセブの甘過ぎる歌を絶叫していると
千駄木あたりで歩道にぶっ倒れて居る人を発見してしまった。
見れば、それ程臭くはない、至って普通なおっさんである。
酒が祟って死んでしまった親父を思えば、
こんなみすぼらしいオッサンでも放って置くわけにはいかない。

俺「おい!オッサン!大丈夫か?」
オッサン「おう!おう!おう!んだアンちゃん!オウ!?」
俺「んだよ!元気じゃねぇか!早く立て」(自転車を降りて無理矢理抱え起こす)
オッサン「(何故かガッツポーズ)」
俺「うるさいよ!家どこよ?」
オッサン「湯島。湯島かな?」
俺「聞かれてもしらねぇよ!じゃあこっから戻るんだな?行くぞ!」
オッサンはかなり蕩けて居て、もう話が通じない。
↓こんな感じ。
僕は神山満月ちゃん!

そんなドリフで言えば馬鹿兄弟的なやりとりをしてると、
通りがかりの兄ちゃん(明らかに俺より若い)が
飲み屋の軒先から出てきて声をかけてきた。

「いや、大変そうですね」
「だったら手伝え馬鹿野郎!この若造が!」

間髪いれずに言ったら若造は爆笑しながら去っていった。
東京砂漠である。俺も正直余裕は無い。

結局大トラのオッサンは、千駄木の南ぐらいで
タクシーを捕まえ去って行ったのであるが
個人的に父親を酒で亡くしている事もあり
知らんオッサンでも、自転車置き場で寝てるのをほっとける訳は無かった。
ほんの10分ほどの同行であったが、色々面白い時間だった。

そのオッサンは俺に「シャキシャキ歩けよオッサンよ!」
「家どこだよ!」「うるせぇ!とっとと歩け!面白い事いってんじゃねぇよ!」
などと罵られる度に、「うへへへ」と訳も解らず笑っていた。

このオッサンは全然俺の父親とは似てもにつかないんだが、
ふと、どうしてこんな気遣いを俺は父親の生前に出来なかったんだろうと
なんかそんな事を思った。
(俺のオヤジは凄い酒飲みで、それを俺は余り好きではなかった)

きっと色んな人が色んな考えを持って
その考えから逃げる為に、或いは考えている末に否が応もなく
お酒を飲むことになっていたのだろう。
弱いといえばそれまでだ。
だけど、他人の事情は他人の事情として尊重できる余裕が無いと
きっと何事も(いい意味で)看過したり、取り込んだりは出来ないんだろうなと
そんな事を思った文京区の路上であった。

以上。

まぁこの時期路上でぶっ倒れて居る人を見たら
声をかけるぐらいはコンサドーレ云々関係無しにしてあげよう。
死人が出たら気分悪いしな。


posted by アラブの旅人 |01:20 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月15日

シーズンは終わらない

どんな時期であれ、試合が終われば当然仕事が待っている。
ハッキリ言ってどんなもんであれ仕事は嫌いだ。
でも仕事をしてないと遠征にいけない。
故に、誠に遺憾ではあるがサボる訳にはいかない。全く酷い話だ。

負け試合のあとの仕事、しかも東京に戻った足で直接通勤となると
その疲労感と敗北感も相当なものだ。
人と一緒なら無理矢理自分を奮い立たせてポジティブな話も出来るが、
一人でしんみりモノレールの外を眺めていると
どうしても弱気の虫が顔を出す。like a サナダせんせい んん~ス・テ・キ☆

弱気の虫の言うままに来年の移動計画などを何となく考えていると
モノレール車内でやたら魅力的な広告を見かけた。

何この切れ味抜群なカウンター

一瞬、ホンの一瞬だが

「あ、結構ありがたいかも・・・」

と思ってしまった。
俺は、俺は、一体何を・・・・ 俺の馬鹿野郎!
来年は大阪に行く手段だけ考えてりゃいいんだよ!そうだ!そうに違いない!
あー来年仙台いけなくて寂しいなあ!!!!うおおおお!!!!!
山形と仙台両方いけないなんて、面倒がなくなるけど寂しいなあ!!あああ!!!!!

仙台「ねんがんの 3位のざ を てにいれたぞ !!」

そう?かんけいないね!
メ几
木又してでも うばいとる

ゆずってくれ! たのむ!

後は野となれ山となれ!有給ならまだ腐るほどは無いけどそれなりにはある!
絶対12月は有給使うぞ!


posted by アラブの旅人 |22:48 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(0)

2005年11月14日

今日の3失点は残り四戦で20得点の隠し味

夕焼けの向こうにはもう月が出ている。
冷えた空気に心地よい緊迫感。
博多の森は、両軍にとって負けられないギリギリの戦いを前に
どこか落ち着かない、張り詰めた空気が充満していた。

試合が始まる前、やや散らばり気味だったゴール裏は一箇所に固まった。
今日は決戦だ。とにかく集まって力を選手に送りたい。
打たれるシュートは声で跳ね返し、打ったシュートは声で後押し。
そんな気持ちが高まってきていた。

試合は一進一退の攻防。やや福岡が押し気味かと言う状況で
札幌の伝統とも言うべき、集中が切れた瞬間のセットプレーから失点を喫する。うむ、ドフリーだ。

その後札幌も福岡も相手陣内には行くものの弾き返される展開のまま
試合は折り返しを迎えて0-1。悔しいが、まだいける流れだと思っていた。
しかし、見ていればプレーの精度(当てる、下げる、開く、上がる)が違うのは目に付いてしまう。
ここが実力かと思わない向きも無い。でも無理矢理テンションを上げる。
いけるいけるいけるいけるいけるいける。全然余裕。超リラックス。

そう。俺達には相川と清野と言った飛び道具が居る。
ハマったときの奴らはあり得ないゴールをする。奇跡が起きる。
こんな奇跡を起こせるチームが昇格できるのだと自分に言い聞かせて後半。

結構押し込む。どうせ相手はバテるだろうから、札幌の時間もあるに違いない。
そう思っていたらホントに押し込んできた。凄いな札幌!最高だぜ!
と思ってたらゴォォォオオオーーーーール!!!!やった!ボケ!見たかコレ!
これが札幌の相川だよこの野郎!てめぇ水谷!変なスパッツ穿きやがってこの寒がり!
長ズボン穿きゃいいだけじゃねぇか!この面白ゴールキーパーが!

が、オフサイド。酷いよ。酷すぎ。残酷すぎる。これは映像見てないので何とも言えんが
まぁ完全に抜け出してたからきっとそうなんだろうな。ああ、残念。
だけども、結構いい感じに崩していたのでこれからもこういうチャンスはあると思っていた。

しかし四分六ぐらいで相手の流れの中、またFKのチャンスを相手に与えてしまう。
イヤ~ンな予感がしていたが、ホントに決められた。何この予知能力。

だがまだまだ。ここから逆転出来ちゃうのが昇格争いに勝てるチームなんだよ!
そう思っていても時間は過ぎる。
ヤバい。ヤバいが俺のこの不安は杞憂に終わる。そうに違いない。そうに決まった!
自分を鼓舞してたら、なんか向こうの方でバーに当たって落ちたボールがサイドネットに刺さっている。

?    ん?やられた!?マジ!?ショックでかまる!

ふと目の前を見ると、水谷(寒がり)がピッチを両手で叩いている。怒ってる?
ああ、なるほど。きっとオフサイドなんだな。水谷、3点目入らなかったぐらいで切れるなよ。
と、考えた瞬間水谷の野郎がガッツポーズしやがった。
なんだコイツ!紛らわしい喜び方してんじゃねぇよ!

結果としては0-3。完敗である。
福岡の選手は抱き合って喜んでいる。
ここまで急にボロボロやられ始めて、今日のこの勝利。産みの苦しみか。
あと一つぐらいで念願の昇格なのだからそりゃそうだろう。

数字上はかなり厳しい。だが未来の事は解らない。
何度も言うが、奇跡を起こせるチームが昇格をする。
これ以上奇跡と呼ぶに相応しいシチュエーションが思いつくかい?

奇跡は起きるんじゃなくて起こすもの。
その為にも試合中であれ、試合後であれ、選手もサポもチームもフロントも
みんな諦めちゃいかんのだ。
次は京都戦。ノルマ5-0。精一杯後押ししよう。
後半清野のシュートがちょっと枠を逸れそうになったら皆で押し込む方向に息を吹け!
それぐらいやって選手を後押しして行こう!うおおおお!書いてたら盛り上がって来たぁぁぁ!!!
断固昇格!断固昇格ぅぅぅうううっぅ!!!

追伸
空港から博多の森までタクシーに乗ったが、
運転手さんが思いっきり「やっぱり福岡でサッカーはねぇ・・・はやらんとよ」の人で
大変楽しかったです。
「井口はねぇ・・・ 所詮東京の人ったい」
「松中だの城島だの九州モンが頑張ると嬉しいがねぇ。みんな出て行ってしまうと」
大変、大変楽しかったです。こういうの聞くと地域に密着するって大事だなと思う。
(その辺の意味合いでアビスパ頑張れ。コンサも頑張らないと。)

※今回はフィクションは入れてないつもりです。

moon over the 博多の森アウエーゴール裏


posted by アラブの旅人 |16:49 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)