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2005年11月25日

歪む時間

2-1でリードしていた甲府戦だが、
まさか3分足らずの間に逆転されているとは思わなかった。
(記録では2分足らずだとか)

思い出せないだけかも知れないが、
点を取られ始めてから、試合が終わるまで
きっと5分以上はあったような、そんな感じだと今でも思っている。

点を取られた。ガックリするドーム。
終わっちゃ居ない。声を振り絞って声援を送る。
座るな!めげるな!凹むな!選手にも、サポーターにも諦めて欲しくない。
まだまだ時間はあると声を張り上げ、自分に言い聞かせながら応援した。
でもまた取られる。

正直言って、この段階(2-3)で勝ちは無いだろう。
無いだろうけど、俺達が萎えたらホントに終り。
ここまで死ぬ気で走って、筋肉は限界を迎え、精神的にもボッキリ折られた選手。
それを助ける、もう一度立たせる事が出来るのは、サポーターだけだ。
等と考えていたら、完全な終戦を印象付けるあのプレイ。
あれはもう誰も責められない。

ホイッスル。
目の前が急に歪み、しゃくり上げるのを堪えるだけで精一杯だった。
(結局堪え切れなかったが)

とまぁここまでが3分だなんて信じられん。
濃密な時間は実時間以上の感覚を与える。
来年は、悪夢じゃなくて、奇跡と呼べる「歪んだ時間」を味わいたい。

その為にも、もっと選手に力を与えられる、そんなゴール裏にしないといけないと
そんな事を思った。
明日は鳥栖戦。きっと必死さでは札幌以上だろう。
だが蹴散らす。そうさせる為に緩まない応援をしなければいけない。
サポーターはファンじゃない。一緒に戦って、一緒に勝つ。
また始発だ。頑張ろう。


posted by アラブの旅人 |18:38 | 由無し事 | コメント(0) | トラックバック(1)