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2023年06月19日

神戸戦でのトラブルについて

ずーっとモヤモヤ考え続けてきました。あまりに情報が錯綜しており、どこまでが事実がわからない中、感情的な意見ばかり目にして、うんざりしたのが正直なところです。それに自分の感じ方、考え方は少数派というか、今の時代には合わないのかな、ということも痛感しています。

神戸戦はDAZN観戦でしたが、ホームを圧倒するような札幌の声援ボリュームに、「気合い入ってるなあ」と感動していました。あの素晴らしい応援の裏でこんなことが起きていたというのは、残念というか、複雑な気持ちになります。

まあ指定席を勝手に自由席にするという方法は、あまりに乱暴すぎて、擁護するのは難しいのですが、それでも私は「ではどうすればよかったのか」ということを考えてしまいます。

コロナ禍以降、スタジアム観戦はご無沙汰で、近年のゴール裏事情に疎いのですが、アウェーのサポーター席を指定にするのって増えてるんですかね?何のために?

熱狂的に応援したい人たちは一か所に集まった方が、あるいは集めた方が、運営側にとってもいろんな意味で効率的だと思うのですが、なぜそれを阻害する指定席制を神戸は導入しているのでしょう。ヴィッセルのHPには「お客様の座席位置を特定するため」の全席指定席導入と書いてありますが、真意がよくわかりません。うがった見方をすれば、アウェーサポの応援を分断したい意図があるのかも、なんて陰謀論的な妄想も頭をよぎります。

理由はともかく、この事態にどう対応するか。ルールに黙って従うというのは大人の対応かもしれませんが、何とか自分たちの応援スタイルが可能になるような措置をとれないか交渉するのはあり、だと思うのです。

アウェーサポだって座ってみたい人もいれば飛び跳ねたい人もいるはず。指定席で隣の人がずずっと座っていたり、あるいは前の人がずっと立ってて試合が見えない、いきなり耳元でトランペット鳴らされるみたいな混在状況はむしろ混乱を招くリスクがあり、棲み分けが現実的だと私は考えます。今回の騒動で、そもそも組織的な応援は必要ないとか、自分が見たいところで見たように見るのが権利だ(これはホームのゴール裏でも時折目にする意見ですが・)という声もありましたが、それは極論だなと個人的には感じました。

札幌の公式声明でも、ゴール裏の団体と応援方法についてkミュニケーションしていた、という記述があるので、なんらかの交渉は事前にあったのでしょう。それが決裂して見切り発車したのか、OKが出たと勘違いするようなやり取りがあったのか、なかったのかはわかりませんが、少なくとも、札幌の運営が全く知らないところで勝手にやったわけではないということで、事態をひきとって声明・謝罪していると私は受け取りました。

で、結局、どうすればよかったのか。考えられるのは真摯に席の交換をお願いする、くらいなのでしょうかか。丁寧に事情を説明して、席を替わってもらう、責任を持って席を探してあげる、趣旨に賛同して別の席に移った人は、本来の席の持ち主が現れたら交渉の上、不調に終われば自らが引く、みたいな感じで、それぞれが譲り合い、おとしどころを見つける成熟した関係。

まあ綺麗事だと思います。現実的には不可能なことかもしれません。でも、中央に密集せよと呼びかけるのは、その分周囲に空席をつくるためでもあるでしょう、罵声を浴びせる人だけでなく、席を探してあげるサポもいたはず、いてほしいと思います。

まあ、これほどゴール裏団体に反発している人が多いということもショックではあったのですが、その言い方が、ミスしたり、結果を出せない選手に対し「いらない」「さっさ契約を切れ」といった言葉を浴びせる人とオーバーラップして、ブルーな気分が募るのでした。





posted by yama-k2 |22:01 | 応援のこと | コメント(0) | トラックバック(0)