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2006年07月12日

ま た 石 井 と フ ッ キ か !

 首位柏を相手に魂のこもったゲームを見せた札幌がこの写真の背景に映っている美しい夕日のように"レイソル"を沈めました。以下、雑感。

【見事な試合運び】
 札幌・柏ともおそらく現時点でのベストメンバーで臨んだ一戦。前線からの厳しい守備でペースをつかみ、7分、これまで「持ちすぎ君」呼ばわりされていたフッキが石井に絶妙のタイミングで「出来杉君」なスルーパス。これを石井がきっちり決め札幌が先制。その後も柏のFWに入ったボールに対し挟み込むディフェンスがしっかりできていました。攻撃面では石井がいつにもまして体を張ったボールキープでチームを助けていました。しかし21分、柳下のコメントにあるように気をつけなければならない西谷の裏をつかれて失点。あの場面、柏の左サイドでのプレッシャーがややルーズになり大きなサイドチェンジをされてしまったこと、西谷が準備できていなかったことが失点を生んでしまいました。
 その後、柏がリカルジーニョを中心にボールを支配し、札幌はかろうじてしのぐという展開に。この苦しい時間帯を切り抜けたのが今日の一つ目のポイントだったと思います。そして40分、砂川のスルーパスに抜け出したフッキがエリア内で倒されPKを獲得。これをフッキ自らが決めて札幌が再びリード。終了間際に続いたセットプレーをしのいで前半終了。
 後半、立ち上がりから15分間は札幌が押せ押せ。この時間帯に3点目が入らなかったことは今後の課題ですね。68分、フッキが2枚目のイエローで退場。前半から接触プレーに立て続けに警告を出していたので、退場者が出るかな、と危惧していたのですが現実になってしまいました。ただあれがイエローなら芳賀を倒した平山も2枚目だよな。
 一人少なくなった札幌は、少し前に入っていた和波を左SBにして、さらに砂川に代えて上里を投入。中盤をフラットな形にして守備固めに。この布陣が功を奏したのが二つ目のポイントだと思います。運動量の足りない柏は引きこもった札幌を崩せず。札幌DF陣の頑張りもありリードを守りきりました。

【選手個人の評価】

  • 石井。前述のように体を張っていたし、長い距離をよく走っていました。
  • 金子。10人になってからの布陣を陰で支えたのは彼。数的不利の状況では早いサイドチェンジから2対1を作られて崩されるのが恐い。しかし柏のDFラインでサイドチェンジが入ったときに必ず金子が走って数を整えていました。おかげで中盤の両サイド(西嶋・芳賀)はマークをずらして前に行く必要がなくなり、対面する中盤の選手に専念でき、その結果クロスに対してしっかりとコースを限定することができました。柏のDFラインから札幌ゴール前に斜めに入ってくるようなクロスは多分一本も入ってないんじゃないでしょうか。

 前半の失点はともかく、後半は最後まで集中を切らさないで頑張れた(除く林のポロリ)のではないでしょうか。前節見たかったのはこれなんだよ!次は酷暑の九州。しっかりリカバーして次節に備えてもらいたい。


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#18芳賀:バツカトーレ[◯]
  • 今節のマルカトーレ:#10フッキ(12)・#9石井(5)

posted by tottomi |23:09 | コンサドーレ | コメント(6) | トラックバック(1)