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2006年04月22日

第11節・札幌1-2柏


 試合のレビューでこの言葉を書くのは確か二回目だと思います。「自滅」。以下、雑感。ちなみに私は同じ過ちを三回犯す人間は嫌いです。

【ゲーム全般】
 狙い通り前半の早い時間帯に先制した札幌。この時点で柏は全体が押し込まれる、中盤の守備も人数をかけるがボールに行けない、最終ラインに危なっかしいプレーが多い、挙げ句CB岡山が負傷退場を余儀なくされるというまさに死に体寸前。にもかかわらず追加点をあげられなかった、これが最大の敗因です。終了間際の無様な出来事は追加点さえ奪えていれば起こらなかった。あの二人は許されないミスを犯しましたが、チーム全体も勝利に値する闘いをしていなかった。他の選手と彼ら二人の違いは、ただ次の試合での出場機会を失ったか否かだけ。
 後半立ち上がりに押し込んだ後は柏の出足が鋭くなり、逆に止まったままパスを受けようとする札幌の選手が足下に来たパスをカットされるという場面が目立ちました。すでに色々なところで言われていることですが、短いパスを多用して崩すスタイルにとって、選手が動きながらパスをつなげるか否かは大変重要なポイントです。前節の徳島戦、そして今節と、後半になってそれが出来なくなっている点が気になります。

 柏についてですが、今後の対戦の行方を占うに当たって今日はあんまり参考にならないでしょう。けが人が多く、出場停止もおり、今日は技術的に見るべきものを持った選手は誰もいなかった。次回以降の対戦ではメンバーが大幅に替わっていることが予想されます。ただ、前半は良くありませんでしたが、後半になって厳しくボールに寄せるようになり、また良く走っていました。チームとしてのまとまりとひたむきさを持っているという印象です。

【各選手の印象】

  • 曽田。無難にこなしていたのになぜああなってしまうのか。全くもって理解に苦しむ。浮き球を処理する時にぴょんぴょん跳ねる癖を何とかしろ、インサイドキックは押し出すように強く蹴れと書いたのは去年の最終節のレビューだったか。敵は一人、併走する味方の左には誰も詰めていないのにどうして足下に弱い球でつなごうとするのか。わからない。
  • フッキ。ボールがつながらない場面のいくつかはお前に責任があった。後半、左サイドに流れて中央の大塚に預けた時、大塚がボールに乗っかって転んで奪われたのを見てえらくキレてたじゃないか。でもな、てめぇが大塚がほしがっている足に出さなかったのも悪いんじゃねぇのか?こういう「ボタンの掛け違い」は試合中に何度も起こるモンだろうが。いちいちカリカリ来てたら味方の信頼も失うぞ。
  • 大塚。守備では効いていたが、自陣あるいは敵陣浅い位置でのパスミスが徳島戦よりさらに増えた。良い働きしているのは認める。でも、それが許されないポジションだから敢えて言う。つなぎを絶対ミスるな。
  • 関。攻撃面ではやはり物足りない感じがするが、守備では効いていた。守備のことを考えるならばここのポジションはスタート西谷より関の方がバランスが良い気がする。
  • 相川。あれじゃあ次節の出番はないんじゃないか?一からやり直せや。


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#1林:バツカトーレ[◯]
  • 今節のマルカトーレ:#10フッキ(3)


 スタジアムで出会った函館在住の知り合いの方の一言。「せっかくの函館なのにまた悪い所が出た」。せっかくの年一回の開催にこんなゲームかよ。



posted by tottomi |22:33 | コンサドーレ | コメント(6) | トラックバック(1)