コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2013年12月07日

Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その8/CM単価)

前回までの記事
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その1)
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その2/神奈川・千葉は放送ゼロ)
Jリーグが地上波放送されない理由(その3/札幌vs北九州どっちが放送多い?)
ホームゲームの地上波放送回数は規制されているの?(地上波分析その4)
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その5/地上波と放映数規制)
地上波のホームゲーム市場(Jリーグが地上波放送されない理由その6)|
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その7/制作費)
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その8/CM単価)
Jリーグが地上波で放送されない理由とは?(その9/時間帯)

J1の地上波放送回数
J2の地上波放送回数


■スポットCM単価とのからみ
地域密着してるが故、広告のターゲットが狭いことが広告効果として致命的なJリーグ。

サッカーの試合の場合、試合開始前とハーフタイム、試合中のテロップしか広告を置けないので、
広告放映が主体の地上波民放と非常に相性が悪い。
(ファウルで倒れて水補給し始めた瞬間にCM入れて、タイムシフトすればいい気もしますが)
となると、元々の視聴率の低さもさることながら、CMそのものが見られる機会も少ない。
これでは、広告主としては広告料を支払う気になりませんし、CMの単価も上がらない。

・試合が止まって審判が時計を止めた瞬間から、
 ネット配信の動画やスカパー無料時の左下のテロップのように、画面下半分を使ってCMを放映する。
・リプレイ映像のとき、スポンサーロゴを見せつつスライドインする。
など、アメリカンスポーツ中継から映像技術を流用するくらいしか思いつきません。

グダグダ考えてしまいましたが、理想はスタジアムチケットがいつも完売させて、
入れなかった人からテレビ放送の要望・機運が高まることですね。
アメリカでは、スタジアムが90%埋まらないと、テレビ放映できないという仕組みがあるくらいなので。
そうなれば、あとは広告も自然についてくると淡い期待を抱いています。

本腰入れるならJリーグ自体が放送枠を買って、広告代理店をやるしかないですが、
それやっちゃうと、大手広告代理店にボコボコにされるので辛いなあ。


これを踏まえて、motoさんのご意見にコメントを。

>「全日平均視聴率」が広告の中でも益率の高いスポットCM単価の算出基準になっている現状では、
>クラブやJがどうこうするというより「放送すれば数字が出る」という位にクラブやリーグの価値を上げるしかないでしょうか。
理想ですね。
でもこれは、10年20年かけようとも、大量の資金投入しようとも実現できない理想だと思います。

>いくら安く放送できたとしても、土日の昼間でよく目にする2時間ドラマやバラエティの再放送と数字的にどっちがいいか的な話になってしまうので、
>これはかなり現実的な問題でなんともいえません。
地上波民放は最近、ゴールデン向け放送の番宣放送をダラダラやってますが、
日中帯の穴の時間は、経費はかけずに自社のローコストコンテンツを垂れ流す方針でしょうから、
そこを埋めるための広告を増し増しで行けるかと言われると、妙案は浮かびません。
理想論に走ってしまいます。

posted by sca25 |10:45 | Jリーグ地上波放送分析 | コメント(0) |

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