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2006年09月19日

食育サッカー教室と地方自治体の支援

芽室町で行われた食育サッカー教室が大成功だったそうです。

食は大切です。大陸の方では、薬食同源といって、薬も食べ物も根っこは同じだ、という思想があるそうです。
まあ、確かに口に入れて体内に吸収して体の働きを整えたり、エネルギーにしたりという意味では、薬も食事も同じです。
食の大切さと、あわせて体を動かし、鍛えることの楽しさを子どもたちに教えていくことは、北海道にとって、社会にとって、大変プラスになることだと思います。

そこで、です。
教室が行われた芽室町、そして同様の教室をHFCに各地で行ってもらっている北海道は、HFCから、将来、町を、北海道を背負って立つ人材を健全に育てる手伝いをしてもらうという、多大な恩恵を受けているわけです。
いっくらそれがコンサドーレの宣伝になるといってもだ、それがまったくのタダ同然っていうのはないんではないだろうか。
受益者負担の原則ですよ。札幌駅近辺の駐輪場だって同様の原則で有料になりました。北海道や各市町村がHFCから恩恵を受けるのだったら、それ相応の報酬をHFC払って然るべきではないかと。

今は、補助金をもらっていますから、うるさいことは言わない・言えないにしても、補助金が打ち切られたあと、「こういうことをやっているんだから、それ相応の報酬をよこせ」は言っても構わないと思うんですよね。
仮に、教室の会場をタダで使わせてもらっているにしても、道や各市町村が受ける恩恵を考えたら、支払いとしてはあまりに安いのではないかと思うわけですよ。
それに、同じ税金を使うにしても、誰も遊びに来ない遊園地(どこのとは言いませんが)にお金を使うよりは、このような教室にお金をだした方がよっぽど有意義じゃないですか。

札幌交響楽団も、札幌市内のあちこちの小学校を回って、1年で、市内の小学5年生(だったかな?6年生かもしれない)全員にクラシック音楽を聴いてもらおうという方針でやっているそうですが、これは、ちゃんと市だか道だかから、教育に貢献しているということで、お金もらっているそうですよ。但し、フルオーケストラで、尾高忠明という札響の音楽監督(クラシック界では世界的にも結構有名な指揮者)が指揮棒を振って、やっと昔もらっていた補助金と同程度出るくらいらしいですけどね。

ですので、HFCとしても、「宣伝になるから、タダ同然でもやらせてもらおうか…」と弱腰になるのではなくて、「これだけ社会に貢献しているんだから!」と少し強気の姿勢で北海道や地方自治体と交渉してもいいと思います。
もちろん相手も懐事情は厳しいですから攻めるのは難しいでしょうけれど、懐事情が厳しいのはこちらも同じです。相手だって取れるところからは取る!という姿勢で税金取って、補助金も打ち切ろうというわけですから、こちらも、補助金と同程度を取り返すのは少々無理にしても、取れるところからは取るぞ!という姿勢を打ち出してもいいんじゃないかな、と思いました。

まあ、まだ先の話です。補助金が打ち切られるまではタダ同然でやって、恩を売っておくというのも一手ですよね。のちの交渉が有利になりますから。
赤黒いチームだけに、腹黒く行きましょう。
……失礼しました。

posted by 元多摩 |19:26 | 経営 |