2006年05月15日

コンサドーレという共通言語

最近,湯の温度が熱めですが,やけどをなさった方がいたらご免なさい.当湯は“ボイラー”故障中にて温度管理不能となっております.(修理する気もないが)最早,看板に偽りありですな.

さて人と会話をするときに大事なのは「言葉」.しかしその「言葉」が難しい.言った人が使った意味と聞いた人が受け取る意味が違うことがよくあるからだ.感性が近い人と一緒にいると安らげるのはこういった緊張感から解放されるからでもある.
サポーターはコンサドーレ札幌という共通言語で繋がっている.分かり合えるキーワードを持っている.楽しみ方やサポートの仕方に違いがあってもチームに対する愛情は共有している.だからきっと分かり合える.大事なのは分かり合おうとすること.誰が偉いわけでもない,誰が駄目なわけでもない.ただ,お互いを理解し合う事を忘れてはならない.
気持ちに余裕がないときこそ,人を思うことを止めてはならない.特に大事な隣人を忘れてはならない.その上でお互いの目指すべき方向性を見つけるべきだ.

コンサドーレ札幌.このチーム,この名前,赤黒のユニフォーム,それに愛情を感じている人がスタジアムの一角を染めればいい.試合をゆっくり見たい人,誰にも邪魔されず野次りたい人はSA, SBの方がその目的に適っている.更にSSに座ってもらえればチームとしても収入につながるし,大きな声では言えないが選手や審判に唾を吐くことだって出来る.(二度と入場できないと思うけど)静かに試合を観たいと言うセレブな人はちょっとお金を出した方がいい.言いたいことが言いたいんだって我が儘な人もそのぶんお金を出そう.せめて頼むから一生懸命応援しているサポーターをバカにするような真似はして欲しくない.誰よりも負けたくない気持ちを持ちながら,それでも歌い続けるサポーターの気持ちを少しでいいから想像して欲しい.
熱烈サポーターとしてチームをひっぱてやると思っている人たち.残念ながらゴール裏B自由を占領するほどボクらには力がない.だからせめてコアに密集した方がいい.サイドや上下にずれると寂しいほどにコールが薄くなる.そこでどんなに頑張ろうとしても不愉快な思いをするだけだ.知り合いがいなくても大丈夫.ゲーフラ掲げている人たちに声をかけてごらん.すっと入れてくれるから.サポーター仲間も増えるしきっともっと熱くなれる.

惨敗を喫した神戸戦.試合後半に目を真っ赤にして悔しがるHFCスタッフを見かけた.共通言語をそこに発見し,救われた気持ちになった.

posted by 番台番 |21:18 | コンサドーレ札幌 | コメント(2) | トラックバック(1)

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We have lots to work. 【名もなきサポーターの戦いの詩】

 どうということはない。 まだまだ、我々がやらなければならないことはたくさんあるんだなあと再確認しただけ。 歩みを止める必要なんかない。 我々が歩んできた長く苦しい道のりは、降りようと思えばいつでも...

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Re:コンサドーレという共通言語

本当に悔しい。
私も厚別で声出して最後まで応援したかったですよ・・・
でも実際あの場に私がいたら声は出すけど、娘の世話に追われて声出し続けることできなかったかもしれません。
うちは旦那も私も熱サポ席行きたくてもいけないんです。

だから熱サポにいるただ野次繰り返す人やただ立っているだけの人を見ると違う席に行ってもいいんじゃない?なんて思ってしまいます。
皆で応援できれば最高なんですけどね。難しい!

posted by ミルクチョコ| 2006-05-15 22:00

Re:コンサドーレという共通言語

> ミルクチョコさん
コンサドーレのゴール裏は年配の方も小さい子供も居場所があるからすばらしいと思っています.それを失いたくないから「ぬるいお湯」を看板にしてブログを立ち上げました.自分が熱くなっても他の人を排除するようにはなりたくないし,そうしてしまうと新しいサポーターが育ちにくくなります.矛盾しているように聞こえるかも知れませんが,お互いの立場を理解し合う事が一番大切なはずです.だからこそセンスのない野次や一生懸命やっているサポーターをバカにする行為は許せません.コンサドーレサポーターはいくら熱くなっても,お年寄りや小さい子供を受け入れる事が出来るはずだと信じています.次回来札の折りには是非ゴール裏にいらっしゃって下さい.ちょろちょろしてもいいじゃないですか.あ,でも踏みつぶされないように気をつけて下さいね.

posted by 番台番| 2006-05-15 23:00

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