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2006年09月28日

愛について

愛に理由があるだろうか?
何か理由があってコンサドーレを愛しているのだろうか?
時折,人から「なんで弱いのに,負けちゃうのに,そんなに一生懸命なの?」と聞かれることがあるが,なんと答えればいいのか判らない.好きなチームのことを挙げて,強いチームが好きだとか,誰それがいるから好きなんだと言う人もいる.その人達はその“愛するチーム”が弱くなったら,好きな選手がいなくなったら,そのチームを応援しないんだろうか? 僕にはコンサドーレを愛する“理由”がない.
愛している女性のことを「なんであんなヤツ好きなの?」って聞くのと同じじゃないか?あいつの顔が好き,スタイルがいいから,お金持ってるし.愛の理由になるのだろうか?優しくしてくれるから.もっともらしい気もするが,じゃあ,優しくしてくれなかったら好きじゃないんだ.条件が付くならば,それは“愛”なんだろうか?

厚別での徳島戦.時折,大粒の雨が落ちる中ゴール裏の気持ちは折れない.
前半戦の出来は決して良くはなかった.徳島も中盤での寄せが早く,落ち着きのない展開を強いられる.徳島が深く攻め込むシーンもあったし,信じられないようなミスもしでかした.それでも失点には結びつかなかったのは一重に徳島が下手だったからだ.下手な相手を下手なままひれ伏させる事が出来るようになったんだと思えば感慨深い.
ハーフタイム.レプリカ1枚で歌っていたので,全身びしょぬれ.体温は下がり体が震える.手はかじかみ,指先の感覚はない.
後半,開始早々にフッキボレーシュートが炸裂.雨に濡れたゴールネットが揺れ,飛沫が飛ぶ.久々に美しいゴールを観た.ゴール裏もはじける.その後は集中力の切れた徳島を思う存分蹂躙した.
確かに強くなっていると思う.ミスもあるし,特にDFなぞはヒヤヒヤすることも多い.でもそれは伸びしろ.しっかり勝てるチームになれたことを今は喜びたい.

コンサドーレ札幌,10周年にして最少入場者数を記録した.だが悲観はしていない.昨夜,ゴール裏で凍えた人々の“熱さ”は屋根の付いたスタジアムでは味わえない.4万人集まろうが,セレモニーがあろうが,関係ない.選手とサポーターの一体感という意味で,昨夜ほど心から自分がチームの一員であると感じた事はない.

僕は札幌を愛している.コンサドーレを愛している.愛は考えるものじゃない.感じるものなのだ.だから,僕は信じ続ける.
4千人弱の人々は今シーズンの残り試合,諦めたりするようなヤワな人はいないと思う.それでいい.きっと起こるよ.きっとやるよ.
僕の目標はJ1昇格ではない.今シーズンのJ2優勝を狙っている.最後の最後まで優勝を目指して戦い続ける.
きっと,やれる.この思い.この熱を胸に戦えば,ボクらに敵う相手なんかいないんだ.

posted by 番台番 |22:31 | uncategolized | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年09月19日

蛾背音太

マドリード市当局は少女達に誤ったボディーイメージを与える危険性があると言う視点から市内で開催されたファッションショー主催者側に指導を行った.主催者は“やせすぎ”と見なされたモデルの参加を見送った.
これを受けてかねてよりアパレル業界への進出をもくろんでいたあの有名サッカープレーヤーがモデルとしてのデビューを目指している.そうロナウド.かれはあの白いユニフォームに隠されたゴージャスな下っ腹をステージ上でお披露目するつもりだ. (from 間取り井戸)

posted by 番台番 |23:12 | uncategolized | コメント(3) | トラックバック(0)

2006年09月17日

サッカー漬けの一日

今朝から草サッカーに汗を流し,午後からサテライトで観戦してきました.
レッズは20歳前後の若造ばかり,とは言え足元の技術はあり,スペースの潰しも早い.大したもんだと思う.ウチなんて前日仙台でプレーしてた上里まで出ているし,本来なら圧倒しなくてはならん試合かも知れない.リーグ戦としてお金をかけて企画しているわけだから価値に拘るべきだけど,その一方で育成も考えなくてはならないゲームのはず.と思うのだが,上里がいなくなると急にサッカーのレベルが低くなってしまう.溜息がこぼれるよ.数名の選手はこれが見納めかなと思ってしまいました.
夕方家に帰り,夕飯を食べながらJ1 川崎 vs. 磐田戦をみる.雨の中壮絶な点の取り合い.ゴール前でのがむしゃらな闘志.あれくらいでないと点って取れないのね.スピード,間合いの駆け引き.見慣れたJ2のサッカーとのレベルの違いを感じてしまいます.
そして,今.プレミアリーグ チェルシー vs. マンチェスターU リバプールをスカパー!観戦中.いやいや,こんな試合を日本で観られるようになるのは何年後なんだろう?選手のプレーだけじゃなく,審判もそうだし,サポーターもそうだし.あの空気の濃さをスタジアムに再現できれば.そう夢見ています.
尻上がりにサッカー密度が濃くなる1日.明日もボール蹴りたくなってきました.

posted by 番台番 |22:12 | uncategolized | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年09月14日

水戸戦

昨夜の水戸戦.CVSでした.
バックスタンドで担務していましたら手稲山(?)に沈む夕日に秋の高い雲が染まっていました.
17:00 お客様の入場が始まります.一番勢いがあるのが当然ゴール裏.後は段幕張りのサポーターが手すり沿いに疾走します.ゴール裏にいつも掲げられるUSの段幕にメッセージが上張りされていました.「攻めろ攻めろ攻めろ」と.ゴール裏から明確なメッセージが示されました.「がんばれ」とか「戦え」ではなくて,「点を取られてもいいから攻めろ」と.
昨夜のゴール裏を観ていて一番感じたのは実はゴール裏です.一皮むけたというか.みんなが必死で一生懸命だからこそなのだろうけど,大きな一歩を進んだように思います.
とは言え,バックスタンド側の雰囲気はかなり温く,中にはラジオで野球中継を聞きながら観戦しているお客様も多かったです.日が暮れて冷え込んで来る中,寒々しいものがありました.それでも先制し,パスが繋がり,決定的なシーンが繰り返される度に皆の気持ちがピッチに縛られていくのが分かります.後半,まったりした時間帯も,「攻めろ!攻めろ!」というゴール裏からのコールに,普段は殆どコールが起こらないバックスタンドも乗ってきていました.惜しむらくはコールが短く,十分なグルーブが出来る前に歌へと繋がっていたのでスタジアムを覆う波にはなり得ませんでした.
試合終了後,ゴミは殆どありませんでした.勝ち試合は誰にとっても嬉しいものなのです.

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posted by 番台番 |08:38 | リーグ戦 | コメント(2) | トラックバック(0)

2006年09月12日

確率を論じる権利

遠出してきた写真をアップしようと四苦八苦していたがどうしてもブラウザーが落ちてしまい断念した.

仕方がないので思うところを書いてみたい.新聞紙上をみても,周りにいる一般ピープルにしても「昇格は遠ざかった」「今年は厳しい」とウルサイ.だからどうした?としか返事のしようがないのに.ホイッスルが鳴るまで選手は走り続けるべきだし,ボクらはシーズンが終わるその最後のホイッスルまでともに戦うべきなのだ.試合中に戦うことを諦めた選手達に怒りを感じるように,シーズン中に“確率”を論ずる仲間を残念に思う.
そもそも確率と言う道具はリスクを評価するために存在する.古くはギャンブルから始まり農作物の出来,ヘッジファンドの構成など,損失を犯すリスクに付随して存在する.ならば,サポーターが保持するリスクとはなんぞや?自ら問うてみる.どうしても見つからないのだ.強いて言えば負け続けるとチームは縮小せざるを得なくなり,いずれはチームを失うことになるのではないか.と言うリスクになろうか.これは是非とも避けねばならぬ事であるが,現在論じられている確率論がこのようなリスクを前提にしているとは思いがたい.サポーターを自称する諸兄に問いたい.皆さんのリスクや如何?
万が一,「ゆめを託しているのに」とか「期待していたのに」などと言われる方がいらっしゃるようでしたら要注意.「あんなに愛していたのに」「信じていたのに」と言ってふられてしまった未練たらしい姿とダブって見える.
愛や信用は対価を求めない所に真価がある.夢は人に託すものではない.

さて,もう一度走ろうよ.夢を諦めるには早すぎる.

posted by 番台番 |20:51 | uncategolized | コメント(2) | トラックバック(0)