コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2011年11月01日

今頃ドラフト会議を振り返る。

さてコンサは2日間OFF、ライオンズも試合がないので、
先週行われたドラフト会議でも振り返ります。

今年のライオンズは一昨年の菊池雄星、昨年の大石達也という
ドラフトの超目玉を"渡辺マジック"で引き当てインパクトが強かった分
今年は地味なドラフトの印象がありますが、いい感じでしたね。
1位の十亀、2位の小石。左右の社会人投手を上位で指名しました。
この2人は今日行われた都市対抗野球の決勝戦で先発した2人。
詳しい内容は見てないですけど、社会人では前評判は高かった2人。
2人とも取れたのは大きいですし、牧田みたいな活躍を期待したいです。
残りの4人は詳細な情報はわかりませんが、いつか戦力になって欲しいです。


さて今年のドラフトは東海大・菅野投手でもちきりでしたね。
巨人ファンでも日本ハムファンでもない僕が
中立の立場でこの件について意見したいと思います。
まず「強奪」や「日本ハムは空気が読めない」や
「挨拶しないとダメなのか!?」や「菅野投手の父や祖父は日本ハムに失礼」
など双方に対する批判意見はあるが、この件で"悪者"は誰もいません。
これを前提に一個人として意見します。

まず僕は菅野投手に対しては同情しています。
菅野投手と巨人・原監督は"相思相愛の血縁関係"であり、
親族の立場になるとこういう結末は酷な印象があります。
菅野投手はドラフト後の会見で、
「小さい頃は(原監督と一緒に)プレーできればいいなと思っていたが、
 大学で実績を残すことによってその夢が現実になると思い描いていた。」
と言っており、それが来年実現できないのは少し同情します。

ただ日本ハムの指名はルールに則った真っ当なもの。
おそらく事前に挨拶しなかったのは、作戦でしょう。
もし事前に挨拶していたら情報化社会の昨今これが他球団に察知され
「ウチも指名したら入団してくれるのは?」と他球団に思われると
巨人とのマッチレースに他球団が参入し、抽選の確率が悪くなる。
だから最初から"巨人との1/2の確率の抽選に持ち込む"ために
事前の挨拶はせず結果的にこの作戦がハマッた、ということでしょう。

ただし今回は相手が悪すぎたと思います。
原監督の甥というだけでなく、アマ球界で長く指導者をされていた
原貢氏を祖父に持つ菅野投手にこの手法はまずかったかもしれません。
原貢氏の教え子の中にはプロへ進んだ者もいます。
プロと学生が接触する事を禁じている球界で、その接点になるのは指導者。
指導者としてドラフトを経てプロへ進む教え子を見た過程で
プロ側が事前に挨拶する習慣を見ていたはず。
球界は"旧態依然"ですからそれは今も変わっていないでしょうし、
東海大の現監督・横井氏も原貢氏の教え子で菅野投手に関する情報は
原氏に逐一伝わるはずなので、手法としてはまずいかもしれません。

輪をかけて日本ハムに分が悪い話として、
「祖父ほど孫を可愛がる人はいない」と言うこと。
僕は独身だけど、甥と姪が4人います。
僕の父は甥と姪に対しては非常に甘い。
息子の僕が小さい時には見せたことがない"残念な姿"です。。。
実家に帰る度に母が父に対して怒ってる姿を必ず見るわけで、
原因は「孫(僕の甥と姪)に対して甘すぎる」こと。
これはウチだけかと思ったら、他でもそうみたいなんですね。
恐らく原貢氏も孫の菅野投手に対してそうなんだと思います。
昨今の記事では落ち着いた様子のようですが、
「孫の希望を叶えてやりたい。」ってのはお爺ちゃんなら
父や母よりも強く思うのかもしれません。

いずれにせよ「来年巨人で原監督の下でプレーする」という夢は叶いません。
「FA取ってから巨人に行けばいい。」と言う意見がありますが、
上記に記したように彼は原監督の下でプレーしたいわけで、
FA取得時に原さんが巨人にいる保証はない。だからこれは的外れ。
かと言って浪人して1年待って巨人に指名されたとしても、
来年のオフに原さんが巨人の監督を辞任する可能性もあります。
3年連続優勝できなければ、さすがに原さんの監督の座も厳しいでしょう。
非常に特殊な環境にいる菅野投手はどんな結論を出すのでしょう?
僕は"いい投手はプロで見たい"と思っているので、
日本ハムはライオンズの対戦相手だけと見てみたいです。
決定権は菅野投手のみにあるので、じっくり考えて決めて欲しいですね。

posted by 剛蔵 |22:44 | コメント(0) |

スポンサーリンク

スポンサーリンク

コメントする