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2006年06月10日

第21節・札幌4-2徳島

 2006J2第21節・"西谷ビールサンクスマッチ"、チームはようやくの勝利を収めました。以下、雑感。

【やっと来た運】
 イヤイヤ、ラッキーでした。前半のO・G、後半にはFKの壁のハンド、PK失敗をやり直しさせてくれたうえにウチの微妙なプレーは流してくれるという審判のナイスアシストで勝つことが出来ました。今まで全くもってツキがありませんでしたが、これでイーブンなんじゃないですか?ただこんなこといつまでも続くわけはないので、次は一層気を引き締めてもらいたいものです。

 ただ、間違いなく言えることはこの運は自分たちで引き寄せたということ。O・Gだって立ち上がりから押していたから、フッキが思い切りの良い突破を見せたから生まれたもの。FKとった時間帯もかなりボールを支配しており、あのまま続けていれば早晩同点ゴールは生まれていたように思います。やるべきことをしっかりやっていたからこそ、のラッキーですね。
 やるべきことと言えば、今日は特に守備面でアグレッシブさが目立ちました。石井があんだけスライディングするのを今まで見たことがあっただろうかイヤない。前半からイーブンのボールに激しく競っていって足を痛める選手が続出するチームを今年は見たことがあっただろうかイヤない。ボールを奪わずして支配率を高めることが出来るだろうかイヤ出来ない。ここのところの大切さがよく分かりました。そしてそれが出来たことは選手に良いイメージを与えるでしょう。

【「せっかく勝ったんだから言うのはよせばいいのに」な課題】
 前半、追いつかれてから逆転されるまでは、ここのところいわれ続けている「DFラインが下がる→ボランチも一緒に下がりラインに近づきすぎる→プレッシャーが掛からなくなる」パターンに陥り、結局前半終了まで改善されず。ただ、ここで良かったのは選手がコミュニケーションを図って修正を試みていたこと。曽田・大塚・金子・西谷らが身振りを交えて、バランスを取り戻そうと必死になって話し合っていました。
 もう一つ問題なのは押し込まれている時の前線ですね。特にフッキ。歩いていないで前から追って、動いてボールを引き出し、キープしてやれ。苦しい時こそ。何度も決定機を外したのもいただけない。リラ~ックス。

【個人の評価】

  • 金子。良く走っていました。苦しい前半こそ良い守備をしていたように私には見えました。
  • 千葉。別人かと思う程の球際の強さ。これが本来の姿だよな?ただフィード、もう少し正確にな。
  • 砂川。良い働きしてるわ。今のところチーム状態のバロメーターにさせてもらっています。この人が何度もフッキを追い越して出て行けている時は良い、ボランチのラインに下がってくる時は悪い。
  • 西谷。何という美しいゴール!ごちそうさまでした。球離れの早さ、出すタイミング。今日は王様でした。


 ようやくスタートラインに立った感じです。ボールに厳しく行く、労を惜しまず走るってのは必要条件であって、十分条件ではない。試合終了後に喜びをあらわにすることのなかった彼らは分かっているはず。「たかが一勝」。やっとベースが出来ただけ。もう崩すなよ。


【今節の結果】[ ]は出場記録・()内は通算得点
  • 注目ジョカトーレ・#4曽田:バツカトーレ[◯]
  • 今節のマルカトーレ:#10フッキ(6)・#29西谷ビール(5)・#9石井(3)

posted by tottomi |19:27 | コンサドーレ | コメント(3) | トラックバック(0)