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2006年05月27日

第18節・柏2-1札幌

 少々厳しい言い方をすれば課題は何も克服できていません。以下、雑感。

【失点パターン】
 同じパターンの繰り返しです。1点目、中盤で相手ボールになった後サイドに追い込んで奪うなりタッチに逃れるなりできれば失点はなかった。確かに柏の速攻は見事でしたが、最初のディフェンスでもっと激しくいけていれば、と思います。失点場面に限らず、サイド(特に札幌の右)に追い込んでおきながら中にパスを通されるというパターンが多く、危なっかしくて見ていられません。
 2点目、セットプレー(怒)。この試合初めてのコーナーキックをあの苦しい時間帯に迎えたわけですから、集中力が切れがちになるのは仕方ない。でもやはり切ってはいけない。
 どちらの失点においても、そして試合を通じても浮き彫りになった課題はオン・ザ・ボールの厳しさです。柳下は「一人一人はファイトしていた」と言っていますが、ことボール奪取に関しては私にはそうは見えませんでした。人数をかけて囲んだら奪うか最悪でもタッチに出す、ファウルで止めるなどして切ってしまわなければなりません。それができていなかった。ウチの同点ゴールだって大塚が二人のディフェンスを突破したから生まれたんでしょーが。柏の中でDFを背負ってキープできる選手なんてディエゴとフランサしかいないんですから、これほど狙いやすいことはないと思うんですがね。
 相手はフランサの1トップ気味にしてきたので中央の曽田がフランサに行く形になりましたが、これが全くもって中途半端な守備しかできておらず、クルクル振り向かれてました。自分は中央に残らなければという意識が働いていたんだと思いますが、その時は周りもカバーを担ってやれよ。声を掛けてやって思い切って行かせろよ。
 最終ラインは後半立て続けにつなぎをミスする場面があり、いつもの悪癖が抜けず。自分はミスしても素知らぬ顔で声を出し続けられるぐらいの図太さが欲しい。

【攻撃】
 やはりまず中山に、という闘い方になったものの思ったほど放り込みには行かなかったですね。それよりも両サイドが上手く使えていないことの方が気掛かりです。前半、柏が左サイド(札幌の右サイド)から攻めていたため、札幌も同サイドからの攻撃が多かった。これが調子のいい頃だと、右でボールを奪うと2、3本のパスで左サイドに展開、開いて待っていた関からチャンス、というパターンがあったのですが今日はほとんどありませんでした。西谷、キックオフから何分ボールに触んなかっただろう?彼のスルーパスも、今日は距離がありすぎて可能性は低かった。トップ下然とプレーする時とウイングとしての役割を果たす時と、状況を見て選択して欲しい。今日の西谷はダメ、曽田の次に。

 逆に言えばこれだけ課題がハッキリしているのですから、やることも明白でしょう。中盤からしっかりディフェンスすること。ハーフウェーあたりでの攻防を制するために、強い意志を持って、なおかつグループで(今日は連動してのプレッシャーが上手く掛かっていなかった)ボールをとりに行く、ボランチはもう少しプレーエリアを前へ、そのサポートのために最終ラインは頑張って押し上げてやる、みんなが声を出して周りを動かしてやる。さしあたって明日のフットサルではその辺を課題にやってみます、ボクがやっても何の役にも立たないけれど。それにフットサルにボランチもラインもヘチマもないけど。


 しばらくこの状態は続きそうです。引きこもってカウンターでもすればすぐ白星はついてくるんでしょうが、そんなことするはずもないので、まずは守備。流れの中から得点できていないわけではないので焦らず確率の高いプレーを選択して攻撃を。この練習みたいな試合が続くと思うので、それが見たくない人は来ない方がイイです。ココ見ている人にそんな人いないと思いますけどね。

posted by tottomi |18:56 | コンサドーレ | コメント(3) | トラックバック(0)