コンサ時々日常

「世紀の奇跡」とまで言われるようになったレスターの大躍進。
133年越しの初優勝ももう間近。

まあ、本当にスゴいことなのだけれど、Ｊリーグの規模と比べる
と、レスターでさえ超ビッグクラブだったのにはなんだか拍子抜け。

例えば総年俸で比べるなら、チェルシーやマンチェスターユナイテ
ッドが370億円以上だそうでトップを形成し、レスターは20チーム 
中17位でトップチームの約4分の1くらいらしい。つまり約90億円
くらいか。

Ｊリーグではトップ2のガンバや浦和が11億円弱だから、レスター
の巨大さが分かるだろう。

まあ、金額の大小は致し方ないとして、今回プレミアリーグが熱狂
しているのは、プレミアリーグのビッグ4(チェルシー、アーセナル、
マンU、マンC)を中心とした年俸の高騰、それによるチケットの値
上げなどに対する象徴として見られているからである。

年俸の低いクラブでも優勝出来る、というほとんどのサポーターに
夢を与える結果になっている。

これはＪリーグでも、何らかの形でこれから出てくるのかもしれな
い。このように自分たちの状況に各自置き換えられるから、世界中
が熱狂してるのかもしれない。

あくまでも今の時点での話だが、Ｊ3からの昇格組は1位と5位に鎮座している。
それも別に一瞬の位置じゃなく、守ったり上がったりしている。 
印象はそれぞれに強いなという感じ。

そして、Ｊ3。降格していったクラブの今はどうかというと、もちろん暫定順位
だが、富山が4位・大分が7位・栃木が10位・鳥取が15位(16チーム中)である。
1年で戻ると皆んな言いながら数年いたり、大分も無双して上がるようなことを
一部サポーターの間では言われていたが、現実はそうはなっていない。

少し言えるのはＪ2の下位はやはりそのレベルが近年落ちていたこと。だから、
Ｊ3との入れ替えで新たな新鮮な力が入ってきたことは良かったと思う。
Ｊ2が年々レベルの底上げが為されているのが分かるから。

そして、Ｊ3だが上がってきたクラブがある程度の成績を残していることで分か
るように、Ｊ3の上位のレベルは高い。
Ｊ2昇格組が1年で叩き落とされるような落ち方が今のところないのも、その証
だ。

よって、今の状況のようなことが起きている。
つまり、Ｊ3上位はＪ2に充分戦え、Ｊ2下位はＪ3上位の力は無くなっているか
もしれないということ。
これはリーグ活性化には非常に良い傾向と思う。

このことから、いわゆるＪ4なるものも早々にリーグ化をすることは更なる上位
リーグの活性化を促すことになると想像される。