2015年07月27日
阪神ファンのファン
私はその昔、阪神ファンのファンでした。 理由はとても魅力的な人たちがたくさん居たからです。 なんと言っても、思い出すのは作家の藤本義一さん。 彼に影響されたと言っても過言じゃありません。 彼の阪神への愛情がハンパじゃなかった。 よく言われますが、負けても負けてもの時代が長かった阪神ですから、普通のファン感覚じゃやっていけません。私の好きな阪神ファンは、阪神を我が子のように思い接していたのです。 負けようが連敗しようが、しゃーない明日明日って。 プロスポーツは勝ってナンボの世界と普通に考えていた私にはその接し方は衝撃でした。ああ、そんな接し方もアリなんだ、と。 そして、藤本義一始め、生粋の阪神ファンの方々の懐の深さに感銘を受けていました。 それに比べ、讀賣軍のはしたないほどの勝利への執着心を嫌いました。 野球が大好きだったころにはそう思っていましたねえ。 ただ、阪神ファンがそう出来るのは、半永久的に今の地位が保たれるからなんですねえ。 最下位はセリーグから下に落ちます、となったらそうはいかなかったでしょう。 話を戻しますが、私の理想はかつての阪神ファンのように、何があっても温かく包み込むようなチームへの接し方でした。 本当ならコンサへも、そうやって「いいよ、いいよ、明日があるさ」みたいにドンマイを言うだけにしたかった。 でも、それではたぶんJ3ですね。それでもJ3という場がずっと保証され、札幌の街にコンサドーレというチームがずっとあることが大丈夫であるなら、それでもいいんですけどねえ。 ただ、サッカー界Jリーグは野球界ほど熟成され落ち着いてはいませんからねえ。 J3だって、いつまでも大丈夫な訳もなく、いずれJ4みたいなものもJFLと絡め出来てしまうでしょうね。 そして、下に行けば行くほど良い選手は取れなくなり、ますます弱くなる悪循環が待っています。終いにはチーム解散や消滅があるだけです。 つまり、自分たちの街のプロサッカーチームがずっとそこにあることを保証されない現実がつきまとうサッカー界のJリーグでは、チームは強くないと保証されなくなる確率が高まるのです。これは堪りません。 だから、強くあれと応援するのです。 札幌にずーっとプロサッカーチームがあって欲しいですから。 強くなる過程には批判も大いに必要なのです。 馴れ合いから強さは絶対生まれませんから。 そうだからこそ、私はしつこいくらい選手たちの基本中の基本の走力・体力がいつまで経っても直らないのに、後半だけは良かったとか前半の調子がずっと続けば良かったのにとかで締めくくる論調がなんとも甘過ぎて危機感しか感じません。 例えばセルジオ越後さんにコンサの批評を毎試合して欲しいくらいです。 きっと相当な辛口コメントのオンパレードでしょうね。 でも、それを糧にしてもらいたいし、なにクソと選手には思って欲しい。 選手・チームには成長してもらいたいのです。今のコンサには寄り添うイエスマンより叱咤激励してくれる鬼軍曹みたいな方がグンと伸びる気がします。 以上、私見でした。
posted by sapporo789 |20:20 | コメント(0) | トラックバック(0)