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2006年01月21日

米国産牛肉問題

米国産牛肉から、危険部位が除去されていないものが出てきた、っていうニュースが昨日からにぎやかしく流れていますね。そもそも全頭検査をやらない時点で安全性に相当疑問がある上に、全頭検査をやらないための前提であったはずの危険部位の除去もおざなりじゃ、やっぱり米国産牛肉はおっかなくて手に出来ませんよ。

でも、こちらのニュースを見てもっとびっくり。

【asahi.comより引用】
米産牛肉の検疫、原則一部だけ 「全箱検査を」の声も
昨年12月の輸入再開にあたり、政府は抽出検査を決めた。農水省は原則として積み荷の0.5%を無作為に抽出している。
(中略)
 これに対し、牛海綿状脳症(BSE)の問題に詳しい福岡伸一・青山学院大教授(分子生物学)は「米国の危険部位の除去基準が国内向けと日本向けに分かれている以上、今後も混入が再発し、見逃される可能性は十分ある。検査強化のため、すべての箱を開封して調べる方針に改めるべきだ」と指摘した。
【引用ここまで】

をいをい、国内では全頭検査をさせているくせに、もっとあぶない米国産を輸入する時は「抽出検査」ですか、そうですか。
すでに輸入再開をうけて米国産牛肉を食っちゃった人にとってはシャレになってないですね。生きた心地がしないでしょうね。

・・・とか言っていたらこんな記事が。
【同じくasahi.comより引用】
吉野家ディー・アンド・シーは2年ぶりの牛丼「復活」を2月中旬ごろに予定していたが、販売再開を延期する検討に入った。同社は「計画が大幅に狂う」ととまどいを隠さない。
 食品スーパーを展開するカウボーイ(本社・札幌市)は昨年暮れに3日間限定で米国産牛肉313キロを完売した。2月以降も仕入れがあれば売る予定だったといい、「消費者はまた離れるだろう」と懸念している。
【引用ここまで】

吉野家さん、もういい加減米国産牛肉に固執するのやめませんか?

カウボーイさん、そんなに売り切ったの?っつーか、そんなに買った人居たんだ…。

買って食べて、当たっちゃうことがあっても自己責任なんでしょうけど、充分なリスク回避策と情報公開が無い限り、輸入を再開したって誰も買いませんよ、農水省さん。


posted by なおし |23:47 | ニュース・時事ネタ | コメント(2) | トラックバック(0)