2007年02月09日
恐るべき暗黒の2歳児
遂に最後の砦が崩れ、落城した。 どうやらわたしも風邪をひいてしまったらしい。 せっかく研究の時間がとれるときなのに、なんともタイミングが悪い。 ちなみに風邪をひいてしまうのは 気持ちがゆるんでいるからでも精神がたるんでいるからでもなく 体内にウィルスが入ったからである。 ところで最近2歳児に興味をもっている。 きっかけは保育士との合同学習会で2歳児の話題が立て続けに出されたこと。 それと最近の乳児研究をレビューしていて2歳児の研究が非常に少ないと思ったことである。 2歳児は研究ベースにのりにくいのだ。 言語的教示が通じないし(3歳児はかろうじて可能だ) かといって「ことば」はあるから観察だけでは捉えきれない。 今のところの問題意識としては 表象発生の後(1歳半の節目を越えた後) ことばで内面を語ることができるようになる3歳までの間 いかに「ことば」が彼らの世界を作りかえていくのか、ということ。 「言語発生による認識世界の再構築」がテーマ。 ちょっと大きいけれど、これから絞り込んでいくつもり。 まずは2歳児を対象とした研究をレビューしつつ これからこの時期を通過しようとしてるtomoの観察を通じてヒントを得よう。