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2020年03月22日

バカの壁

昔、養老孟司が「バカの壁」という本を出して大ヒットした。
内容はすっかり忘れてしまったが、まさに現状を表すにふさわしい言葉だと思う。

我々はウイルスと戦っているのではない。
バカみたいな政治的判断が累々と積み重なり、目の前に壁のように立ちはだかって我々の生活を圧迫する。その壁と戦っているのだ。

おそらく新学期は予定通り始まるのだろう。
休校前よりも状況は明らかに悪くなっているにもかかわらず。
一斉休校は、ウイルス対策としては何の効果もなく、それを最も必要としている子どもから公教育を奪っただけだった。

posted by mou3 |21:59 | 雑感 | コメント(0) |

2020年03月17日

「包摂」の意味

「包摂 Inclusion」の意味についてよく考える。
イギリスの生活が心地良かったのは、我々が、地域に、学校に包摂されていたからだ。
異物を受け入れ、同化させるだけの豊かな文化的土壌がイギリスにはあった。

日本では、個人あるいは個々の家庭は、丸裸で社会の中に放り出されている。
世界の、国の状況が直接、個々人に影響を与える。
その間を遮るもの、影響を小さくするものは何もない。

はっきり言って、今、学校が無くなっても我が家は困らない。
子どもにとって何が必要か判断して、自前で学習・社会環境を用意することができる。

でも、そうはできない家庭があるのだ。

力ある個体は生き残り、弱い個体は死ぬ。
既に社会的動物の定義から外れつつある日本。

posted by mou3 |22:03 | 研究 | コメント(0) |

2020年03月11日

キレ期再来

街の状況や人々の行動、学校側の対応、何もかもに腹が立つ。
「各ご家庭にご負担をおかけしておりますこと、申し訳なく存じます。」って何だ⁈
きっと定型文があるのだろう。
最近、学校から来る文書全てに書かれている。

家庭はせいぜい、子どもがずっと家にいたらうるさくてしょうがないとか、昼ごはんを作るのが大変とか、共働きで子どもを家に一人で留守番させなくちゃならないから困る」ぐらいだ、と思っているのだろうか?

問題はそんなことではない。
子どもが「公教育の場」から放り出されたことが問題なのだ。
学習を「後付け可能なスペックの注入」ぐらいに考えているのだとしたら、別に春休みがちょっと長くなろうが、大したことではない。
それこそ、家にずっといるからうるさい、昼ごはんを作るのが面倒というくらいのものだ。
学習は塾ででも、どこでてもできる。
わざわざ学校で勉強する必要なんてない。

学校は「公教育」の意味を理解しているのだろうか?
たぶん理解していないから、「ご負担をおかけして申し訳ない」なんて言葉が出てくるのだろう。
そういう文言を何も考えず使い回す一つひとつの学校、一人ひとりの教師に対しても腹が立つ。

posted by mou3 |22:04 | 雑感 | コメント(0) |

2020年03月08日

がっかりすることばかり

新型ウィルス感染拡大防止のために学校は休み。
デマのせいでトイレットペーパーは売り切れ。
けれど、ちくせいには行列ができている。
ゆめタウンはいつも以上に混んでいて、フードコートでみんな普通に食事をしていて、なのにゲームセンターは15日まで営業休止。

何なんだ、これは。
あまりのちぐはぐさにだんだん腹が立ってきた。

posted by mou3 |22:36 | 雑感 | コメント(0) |

2020年03月07日

戦争前夜

前回の投稿から事態が一変している。
新型ウィルスによる小中学校の緊急休校から一週間。我が家は何とかやっている。
早寝早起き、午前は家の仕事と学習、午後は自由時間、夕方running club 。
お菓子作りと工作、読書をして、YouTube は無し。時々友だちと遊ぶ。

正直言って疲れてはいる。
でも、今は全く結果も効果も出ないけど、1ヶ月後、1年後に大きな変化が現れる。
目に見えるところ、見えないところで。

子どもの発達保障が家庭に丸投げされたら、家庭の力がそのまま出てしまうのは当然のことだ。
そのことに誰も気づいていない。
善意で、弱い者から順番に首を切る、この国の仕組み。

posted by mou3 |23:20 | 雑感 | コメント(0) |