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2009年06月05日

中級ということの意味

昨日、人生初の英語での口頭プレゼンテーションを経験した。
20分くらい報告して、その後質疑応答を30分くらい。

‥‥疲れた!

そして自分の英語力が「中級」ということの意味がよくわかった。
ボストンでの学会に向けて先月の半ばくらいからsmart.fmで英語の勉強を始めたのだが、学習結果はいつも中級。それを見て、ふーん、自分は中級なんだ、と何となく思っていたのだけれど、それを実践に移してみると‥‥

・自分に向けてゆっくり話されている内容はだいたい、わかる
・全体に向けて話されていることも、ゆっくりめのペース+資料があるとほぼわかる
・が、発話のスピードが上がると途端にわからなくなる
・専門的な細かい話は(自分の領域ですら!)できない→相手の言っていることの意味もわからないし、自分の言いたいことも言えない
・日常会話はだいたい通じる

今回の研究会は英語で行われたのだけれど、ゲストのM.D.さん(イギリス出身、スコットランド在住、日本大好き、日本語も結構話せる!)以外全員日本人(しかも自分の研究をよく理解してくれている)で、困ったらすぐに助けてもらえるという、練習台としては最適な場だった。


本番に入る前に思っていたのは、
・もともと英語ができないのだから、わからなくても通じなくても落ち込まないこと。
・遠慮しないで思ったことはどんどん口を開いてしゃべること。

結果として、いろいろ得るものがあった。
話してみたら結構わかってもらえた、という経験は今後への自信になった。それから口頭発表は「原稿を読む」のでは全然だめだ、ということもわかった。そして最も大事なのは、自分の主張(先行研究との相違点)をはっきりさせておくこと、そしてそれをきちんと「データ」で示すこと。今回の私の発表はデータの部分がしょぼかったので、「骨はあるけど肉がない感じ」とKさんに言われて、その通りだと思った。例え英語が話せたとしても、中身がなければ、結局は相手に通じないのだ。


英語に関していつも私を勇気づけてくれるのは、「彼も最初は全然できなかったんだよ」というマツザワ大将の言葉だ。今は世界をまたに活躍するR研のTさん。若いのに留学経験もないのにすごいなーと、私のあこがれの人なのだが、そんな彼も最初は全然英語が話せなかったのだそうだ。でもR研に来て欧米の人と一緒に仕事をするなかで「いつの間にかできるようになった」のだと大将は言っていた。立場が人をつくるのだな。



がんばろう。英語も研究も。
(それにしても大仕事を終えたあとのビールはおいしかった!!)
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posted by mou3 |13:48 | 研究 | コメント(0) |

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