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2008年01月07日

Nothing, but EVERYTHING

年が明けて、去年に続いて七草を食い損ねてちょっとがっかりして
いるオイラですが、みなさんいかがお過ごし?

一介のサポにとっては開幕までまだ時間は長く、あれこれ
不安や期待を垂れ流してもしかたないので、前にも言いましたが
あまり口を挟まないようにしてました。
資金難の件を何度か道新でつつかれる記事がありましたが、
そんなことはとうの昔からサポも含め誰もが痛感している
ことだから、いまさら何を言わずもがなの小言をぬかしているのか
と腹立たしくはあっても、それはこれからを見てくれよ、と
言うしかないか。
(そもそも、将来の見通しに根拠がないって批判されたって、そんなもん
今のご時世に何の根拠があるものやら、そんな根拠があれば誰も苦労
せんわ、とは思うが)

まあ、我が地元のチームをどんなことがあってもサポートする、という
愛情を札幌市民や北海道民がもてるかどうか、に最後はかかってくる
のだろうけどね。流行にさとく、コロコロ目移りし、見限るのも早い
としばしば言われる札幌人気質は、とにかく難物だと思う。

さて、思わず前置きが長くなったが、ふと思ったのが来季の
チームスローガンはどうなるのかなあ、ということ。
もちろんこれも正式な発表を待つしかない(お披露目の時だよね)
のだが。

スローガンは当然、1年間のチームの主張だ。となれば、
3回目の昇格において残留することはもとより、1年2年で出戻らない
定着の素地を作ることを念頭におくべきなのだろう。

J1勢に引けはとらないぞ、という威勢の良さを押し出しても
いいのかなあとも思うが、大言壮語、という気もする。
実は、来季のシーチケのデザインモチーフが「十字軍」である
ことを聞き、「聖戦」だ、「レコンキスタ」だ、「獅子心」だ、
と関連ワードがいろいろ頭にひらめいたが、どれも今ひとつしっくり
しない。そもそも「十字軍」が結局、盲信からくる殺戮と、
欲望にまみれた侵略に堕したあげくに失敗した、歴史上の汚点で
あるのだから、どうにも意気が上がらない。
(バカバカしい仮定だが、よしんばうちのチームにムスリムがいたら
シャレにならんぞあのデザイン)

というわけで、オイラ的妄想でスローガン候補にしたのが表題。

映画「キングダム・オブ・ヘブン」だったか(うろおぼえ陳謝)
十字軍では敵の立場である英雄サラディンが、エルサレムは
お前にとってどんな価値があるのか、と問われて答えたセリフ。

「何もない。だが、全てだ」

J1に残留すること自体は、プロとしての闘う場を確保する
ということにすぎない。降格ルールがある以上は過酷な条件
だが、しかしあくまで「条件」にすぎない。
国内リーグのトップで闘うための。
価値があるとすれば、それはもちろん優勝しかないのだ。
それを逃すことは2位から15位まで何ら変わることもなく
無価値。

だが、その15位以上を得ることこそが、来季の札幌の全て
である厳然たる使命、それをこれから決まる本物のスローガンに
込めてほしいものだ、と思っている。

posted by FT |20:03 | コンサドーレ札幌 | コメント(0) | トラックバック(0)