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2007年10月08日

希望もまた潰えた

以前にも申し上げたとおり、オイラの理解としては

「すでに札幌の戦術は丸裸、なのにチームは何らの改善策も
うたず、このまま最後まで突っ走る選択をした。
しかし、だとしたら今の札幌に負けるチームは一つとして無く、
今の札幌が勝てる相手は一つとして無い。
正解が出ているパズルを間違えるほどに相手がミスをする以外は」

である。

唯一の希望は、そういう硬直した戦術に風穴を明ける、
バランスを崩す選手がアクションを見せるか、全員で
「応用問題」つまり、ばれた解答を目くらませするほどの
奮闘を見せるかしかない、と思う。

天皇杯の結果は、その可能性の一つ目が完全に失われたことの
証左となった。トップを安閑としていられなくするほどの
活躍を見せれば、風穴を開けられる可能性はあった。

だが、(いかに元Jリーガーの補強があるとは言え、日々の
全てをサッカーに費やしてはいられない立場であろう選手達に
よって構成された)アマチュアのチームにさえ、個々のプレイで
遅れをとる醜態を見せた控え組に、そんなポテンシャルは全く
感じられなかった。残念である。

しかも、インタビューでTDKの松田は
「札幌はメンバーが変わっても基本的な戦い方は変わらないだ
ろうと考えていた」と応えている。すなわち、今年の札幌の
戦い方は、アマチュアチームによってすら分析し尽くされ、
こうして粉砕されたということだ。
ならば、それ以上にすでに3回の対戦をしている残りJ2
チームがそれ以下の対策しかできないなどというはずはない。

札幌対策をしてきたTDKに敗北した以上、
これ以降のリーグ戦で勝てる可能性は極限まで無くなった。

「切り替えて」の言葉が、報道を通じた選手達からも、他の
ブログでも多くみられた。

だがオイラは思うのだ。

「何を、切り替えうるのだ?」

posted by FT |21:13 | 071007vsTDK SCin厚別 | コメント(7) | トラックバック(0)