2007年10月01日
地獄門
ネガティブと言われようが確信した。 札幌の戦術は、すでに解き方のわかったパズルに過ぎない。 そしてどうやら、そのネタバレ状態のまま強引に最後まで 行くしかないようだ。 連敗していた時は、そのネタバレ=弱点を徹底的に攻略された。 山形は解き方がわかっていながら、運悪く失敗し、だから札幌が勝てた。 だが、状況が一切変わっていないのは先日の結果で明らかだ。 次節以降、全てのチームは模範解答通りに札幌を攻略してくる。 もはや、札幌の勝ち目は限りなく幸運に頼るのみになっている。 戦術をステップアップさせるときがいつか来るものとオイラは 期待していた。勝てなくなった第3クール終わりがその契機になる と思っていた。だがその期待は虚しく、札幌の、三浦監督の選択は 「同じ事をする」だった。鄭容臺を加入させたのは、その同じ事を 強化するため。そして相川の放出は新しいことをしないという宣言。 それならいい、愚直に方向性を墨守するのは好みだ。 やればいい。 だが、オイラは覚悟した。 札幌が「解かれたパズル」である以上、どのチームにも敗北する可能性 は限りなく大きくなった。 今や勝つ方が奇跡的な状況。 勝てる可能性は、わずかな幸運。 もしくは、チーム全員が相手の解法を上回る「応用問題」と化して はね返すか。 または、誰かが不確定要素を秘めた「反逆児」になって、 バランスを取ることに必死の戦術に風穴を開け、試合のヤジロベエを 自分たちにムリヤリ傾ける選手が出現すること。 この門をくぐる者、全ての希望を捨てよ。
posted by FT |22:42 | コンサドーレ札幌 | コメント(6) | トラックバック(0)