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2007年04月04日

平日の夜の試合

今日はナビスコ杯があって、J1チームが参加していたわけで
うちらJ2は没関係なわけですが、さすがに平日のためか
どの試合も1万を越えず。一番多かった大分でも9500弱。
最少の広島は2800弱と、トップカテゴリーのリーグチーム
とは思えない観客数。
リーグ戦ならまた違うような気もするが、やはり一抹の寂しさは
禁じ得ない。

さて、ふつうならこういう話題から、Jリーグもしくはサッカー
人気の凋落をアレコレする方向に行きそうだが、今回は逆。

サマータイムの導入うんぬんなどという話題も札幌では
ここ数年あるが、オイラは全くの反対で、サマータイムなんて
今の日本で導入したら、給料そのままで労働者を1時間余計に
合法的に働かせる口実を経営側に与えるだけになるのが関の山
なのだから、みんなだまされるなよ、というわけ。

で、よしんばサマータイムが導入され、しかもほぼ全員が
きちんと残業無く退勤できるようになる、と仮定したとしても
おそらくは導入推進派が言うような「退勤後の時間を娯楽に使って
経済効果を上げられる」などという寝言はまず絶対に実現しない。

そもそも先立つモノがない(実際、給料は上がるどころか下がっている
わけだから)というのも要因だが、何よりも、平日の夜に早く
退勤できても遊べるような環境にないわけだな(泣)
実際、以前テレビで、サマータイムを実験的に導入したところ
の社員にインタビューしたら「早く帰って寝た」という答えが
頻出した。
若くて体力のある学生さんにはピンと来ないだろうが、この
気持ちは全く同感だ。ハッキリ言って、もしも4時に退勤できても
早起きして7時8時に出勤して働きづめの勤め人は、もうクタクタ
なのだ。出かけて散財し、おまけに疲れて帰宅して、睡眠時間が
減って翌日に差し障るようなら、とっとと帰って寝た方がいいし、
貯金も減らない。

サマータイム云々はともかく、平日夜を楽しむ、という習慣も
感覚も存在しない日本人には、サッカーの応援すらする余裕はない、
というのが如実にナビスコ杯の観客数にも現れているわけだ。

逆に言えば、もしこの観客動員を増やしたいなら、
「疲れて翌日がつらい上に、フトコロも寒くなる」というマイナス
を吹っ飛ばせる環境が、大げさに言えば「社会」に必要なわけだ。

で、この話題を「TOTOがサッパリ売れない」という話に
繋げたい、と思ったのだが、今夜は時間切れ。
でもホント、どうしたらいいのか考えたい。

posted by FT |23:44 | サッカーから見えること | コメント(2) | トラックバック(0)