スポンサーリンク

2005年11月27日

来季ははたして?

本音で毒を吐く、というカテゴリーが散見されたが、
例の横断幕事件についてはみんな「毒吐き」どころか
「正論」がほぼ全てを占めているようでしたな。
横断幕擁護・クレームしてきた鳥栖サポ罵倒みたいな
投稿が出てくるんじゃないかと心配だったが杞憂か。
でも判で押したような「いけないと思います」意見ばかり
だったことにもちょいと違和感も感じたオイラは、
やはりムダに事を好む心理があるのかもしれん。
すんません。
 
さて、神戸と東京Vの降格が決定したわけで、
しかも後者は骨の髄までJ1しか知らないチーム。
正直来季のJ2のレベルがどうなるのか、不安ではある。
腐っても鯛、という言い方は失礼だが、やはり老舗は
倉が深いもので、追い込まれてもとんでもない蓄積が
あるもので、そこは新興の成金なんか足元にも及ばない
面があろうというものだ。
  
だが、不安の一方であまり「恐ろしさ」は感じていない
自分もいる。なぜなら、この2チームは自らのチーム作り
を自らの手でぶっ壊してしまったクラブだからだ。
 
今年の楽天イーグルスの顛末を見て、この楽天という
企業(=つまり三木谷オーナー)の求めるものが、単に
広告塔として役に立つかどうかでしかないことが、存分に
わかった。そしてヴィッセル神戸はイーグルス以下の
存在価値しかないと判断されて「放置」された、としか
外部からは見えない。
悪いが、そんなチームがJ2に来ても(たといアツや播ちゃんが
残ったとしても)さっぱり恐くはない。選手個人の能力は
高く、また補強も札幌より潤沢かもしれないが、チームの
進む道を見失った現場と、金儲けしか考えていない親企業で
過酷なJ2を生き抜けるとは思えないのだ。
 
同じ事は東京Vも同じだが、ここはさらに地の利も人の輪も
失った、というかわざわざ自滅の道をたどったクラブだ。
「東京」ブランドを得ることに惑わされ、川崎という「地元」
の支えを自ら捨てた時から、あのクラブは根無し草になった
としか思えなかった。
悪いがラモスではあのチームはJ2では勝てない。
 
今の東京Vに必要なのは(神戸もそうだが)
「天の理」:企業としての適切なチーム運営
「地の利」:チームの方向性を見定めた監督やスタッフの緻密な育成とゲームプラン
「人の輪」:選手、サポを含めた結束
という、ごくまっとうなクラブ作りからやり直す必要があると
しか思えないのだ。(一昨年のうちらと同じようにね)
 
しかし、ワンマンなオーナーの気分に支配されている神戸、
そしておそらく「気合い・精神力」で頑張ることしか考えない
監督で昇格しか頭にない東京Vに、そんなことが可能とは思えない。
 
この2チームが昇格するとしたら、それはとてつもない補強費を
投じて強力なタレントの選手をこれでもかとばかりつぎこんで
くること、ぐらいだろうか。
もしそうせずに「J2なんか軽い、さっさとおさらば」くらいに
考えているならば…。
 
札幌の選手たち、思いっきりカモにしてやってくれ(笑)


posted by FT |16:05 | コンサドーレ札幌 | コメント(0) | トラックバック(0)