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2009年08月19日

遅ればせながら三浦監督の現場復帰を歓迎する

遅ればせながら三浦監督の現場復帰を歓迎したい。

コンサドーレの残留に失敗し、浪人になった三浦さんが、このまま監督業から遠ざかるのは、日本サッカーの損失だと思っていた。一方、三浦さんの特徴的な守備戦術が嫌われ、このままどこからも呼び声がかからないことも懸念された。事実、一時代前に脚光を浴びたJの監督でも、現在まったく指導の第一線から姿を消して、久しい人は何人もいる。

三浦さんは、代表経験、プロ経験はおろか、高校時代まで遡っても選手としての実績がない。選手の実績としてはほとんどアマチュアレベルだった。たしか、意を決してドイツ留学をするまで養護学校の先生だったはず。

そうした身でありながら、プロの監督業の第一線で活躍するのは並大抵のことではない。それだけに結果を残さなければならないという意識は強く、徹底的に確率論に立脚したあの独自の戦術になったのだろう。

そしてこの戦術が一昨年のコンサドーレに見事にはまり、前年に6位だったチームを就任一年で見事優勝・昇格に導いた。きらびやかなサッカーエリートが支配するプロサッカーの中で、ほとんどアマ同然のところがからのし上がり、これだけの実績を示した能力・手腕はやはりたいしたものだ。

これだけの才能を、たった一回の失敗(去年のうちだけど)で葬り去るのはあまりにも惜しい。貪欲な三浦監督のことだから、2007年までの自身の戦術、サッカー観を冷徹に分析し、次のステップを見出しているはず。指導者としての成長の加速度が、引き続き伸びていけば、いずれは代表だって任せられてのではと思う。

そうした意味で、神戸のフロントが三浦監督を指名したことを歓迎したいし、無条件で監督を応援したい。もし来年戦うことになったら別ですが・・・

トハイエ イマダカライウケレド、アノサッカースキデアリマセンデシタ ヤンツーサッカーガスキデシタ 

posted by hibari |22:54 | コンサドーレあれこれ | コメント(4) | トラックバック(1)